3分でわかる資生堂
1872年・銀座で創業した日本最大の化粧品メーカー。
SHISEIDO・クレ・ド・ポー ボーテ・NARSなど世界的ブランドを展開し、
世界約120カ国で「美」を届けている。
グローバル化粧品企業ランキングで日本企業唯一のトップ10入り
コア3 + ネクスト5 — 8つの注力ブランド
資生堂は2021年にマス向け事業を売却し、高価格帯の「プレステージブランド」に集中。この8ブランドが売上の7割超を稼ぐ。
コア3(SHISEIDO・クレ・ド・ポー ボーテ・NARS)はそれぞれ売上1,000億円超。ネクスト5は1,000億円を目指して育成中。2021年にTSUBAKI・uno等を売却し、プレステージ専業に転換した。
3つのキーワードで理解する
日本発、世界5位の「美」の専業メーカー
1872年(明治5年)に銀座で創業した日本最古の化粧品メーカー。売上高約1兆円、世界約120カ国で展開し、グローバル化粧品企業ランキング5位。ロレアル(仏)に次ぐアジア最大の化粧品会社で、「美」一筋152年の歴史を持つ。
プレステージ集中戦略 — 選択と集中の真っ最中
2021年にTSUBAKI・unoなどのマス向け事業を1,600億円で売却し、高価格帯の「プレステージブランド」に経営資源を集中。コア3+ネクスト5の8ブランドで売上の7割超を占める構造に転換中。「安い商品を大量に」から「高い商品を世界の富裕層に」へのシフトが進行中。
構造改革の渦中 — 変革期だからこそのチャンス
FY2024は最終赤字108億円。中国市場の減速、Drunk Elephant不振、構造改革費用が重なった。2025年1月に新CEO就任、650億円超のコスト削減を進行中。痛みを伴う改革期だが、改革後の成長フェーズに新卒として参加できるタイミングでもある。
身近な資生堂
ドラッグストアで見かけるエイジングケア化粧水。18年連続国内No.1
夏の定番日焼け止め。日本のサンケア市場でシェアNo.1
ドラッグストアのメイクアップブランド。ファンデーション・口紅が人気
百貨店のカウンターで見かける赤いロゴ。海外の空港免税店でも定番
ひよぺん対話
資生堂ってシャンプーとか洗剤も作ってるんだっけ?花王やP&Gと同じ感じ?
実は2021年にTSUBAKI・uno・SENKAなどのマス向け商品を1,600億円で売却して、完全にプレステージ(高価格帯)化粧品に集中する会社になったんだよ。だから花王やP&Gとはビジネスモデルが全然違う。資生堂は「美」の専業メーカーで、百貨店やデパコスのカウンターが主戦場だね。
へぇ、じゃあ入社したらどんな仕事するの?化粧品の販売?
総合職はマーケティング・営業・研究開発・DX・ファイナンスなど7コースに分かれてるよ。たとえばブランドマーケティングなら「クレ・ド・ポー ボーテの次のキャンペーンをどう打つか」を企画する仕事。営業なら百貨店やドラッグストアへの提案。R&Dなら横浜みなとみらいの研究所で新しい美容成分を開発する。美容職(ビューティーコンサルタント)は百貨店カウンターでお客様に直接提案する仕事で、これは別枠の採用だよ。
採用倍率めちゃくちゃ高いって聞いたんだけど...
ぶっちゃけ、日本で最も入社が難しい企業の一つ。総合職の新卒採用は年60〜70名程度で、プレエントリーは4〜5万人。実質的な倍率は数百倍とも言われてる。特にマーケティング職はインターン経由がほぼ必須で、インターンに参加できないと本選考のルートに乗れないケースもある。でも、R&D(理系)は比較的門戸が広いよ。
最近赤字ってニュースを見たけど、大丈夫なの...?
正直に言うと、FY2024は108億円の最終赤字。でもこれは構造改革費用や一時的な引当金が原因で、本業(Core営業利益)は364億円の黒字を維持してる。問題は中国市場の減速。中国・トラベルリテールが売上の35%を占めてたんだけど、中国経済の不況とC-Beauty(中国国産ブランド)の台頭で成長が止まった。だからこそ日本事業の立て直しとコスト削減を急いでるところ。「改革期に入る」ということは、若手でも重要な仕事を任される可能性が高いということでもあるよ。
文系で化粧品に詳しくなくても受けていいの?
もちろん。総合職の営業・マーケティング・ファイナンスは文系が多いし、男性社員も4割いるから「化粧品=女性の会社」ではないよ。ただし面接では「なぜ化粧品業界?」が100%聞かれる。「化粧品が好き」だけじゃ全員と同じになるから、「美が人の自信や行動に与える影響」を自分の体験と結びつけて語れるかがカギ。海外売上70%超のグローバル企業だから、「日本発のブランドを世界に広げたい」という切り口も刺さりやすいよ。