3分でわかるSBIホールディングス

「証券も銀行も保険もアプリで完結」——手数料ゼロ化で1,500万口座を獲得した
日本最大のネット金融グループ。北尾吉孝の「第4のメガバンク」構想とは。

1.4兆円 収益(FY2025・過去最高)
1,500万 SBI証券口座数(国内初)
10行超 地銀連携(第4のメガバンク)

国内最大ネット証券 | 手数料完全無料化(2023年)| 地銀10行超と連携

ネット金融が変えた「証券会社の形」

かつて株を買うには証券会社の窓口に行き、営業担当者に相談する必要があった。SBIはそれをすべてオンラインに変え、「誰でも低コストで投資できる」世界を日本に持ち込んだ先駆者。証券・銀行・保険・FX・暗号資産まで、ネットで完結する「個人の資産形成基盤」を構築している。

SBIホールディングス(持株会社) 収益1.4兆円(FY2025・過去最高) | 北尾吉孝CEO SBI証券 口座数1,500万超(国内初) 株式手数料ゼロ(2023年〜) 業界No.1シェア 住信SBIネット銀行 預金残高8兆円超 2023年東証上場 ネット銀行大手 SBI損保・SBI生命 ネット専業保険 自動車保険・医療保険 低コスト×デジタル SBI地銀HD (地銀連携) 島根・福島・清水銀行など 10行超と資本提携 第4のメガバンク構想 共通プラットフォーム戦略:1,500万口座を入口にグループ全体でクロスセル 📲 スマートプログラム 証券+銀行連携で手数料無料枠が増える 📈 新NISA・iDeCo 個人資産形成の入口をSBIで囲い込む 💰 FX・暗号資産 SBI FXトレード・SBI VCトレード

3つのキーワードで理解する

1

「ネット金融のフルラインナップ」——証券・銀行・保険・FXを1グループで

SBIホールディングスは「ネット×金融」で日本最大規模のグループ。中核のSBI証券は口座数1,500万超(2025年)で業界No.1。住信SBIネット銀行、SBI損害保険、SBI生命保険、FX(SBI FXトレード)まで、個人が必要とする金融サービスをすべてオンラインで提供する「金融のワンストップ生態系」を構築している。野村・大和が対面営業に強みを持つのに対し、SBIは「圧倒的な低コスト×デジタル」で市場を切り開いてきた。

2

北尾吉孝と「第4のメガバンク」構想——地銀を救済しながら成長する

創業者・北尾吉孝は日本金融界の異端児。元ソフトバンクで孫正義の右腕だった人物が2000年に創業したSBIは、インターネット×金融という先進モデルで急成長した。2019年から始まった「地銀連携」構想では、経営難の地方銀行(島根銀行・福島銀行・清水銀行など10行超)にSBIが資本参加し、フィンテックのノウハウ・システム・運用力を提供して再建を支援。この「連合体=第4のメガバンク」は地方金融の救済であると同時に、SBIの法人・地方展開を加速するB2B戦略でもある。

3

手数料ゼロ化とNISA拡大——「個人の資産形成」を総取りしに行く

2023年、SBI証券は国内株式の取引手数料を完全無料化(ゼロコミッション)。これにより口座開設が急増し、国内初の1,500万口座を達成した。同時期に拡大した新NISA(2024年〜)の波も追い風となり、個人投資家の「入口」としてのSBIの地位は盤石になりつつある。手数料を無料にする代わりに、銀行・保険・ローンなどのグループサービスへのクロスセルで収益を上げる「囲い込みエコシステム」が長期的な競争優位。

SBIグループの事業構成

SBIは証券を入口に、銀行・保険・資産運用・地銀連携まで広がる「ネット金融のエコシステム」を展開している。

ここ!
📊
SBI証券
国内最大ネット証券・口座数1,500万超
手数料無料化でNo.1シェア
🏦
住信SBIネット銀行
2023年上場・スマートプログラム手数料優遇
預金残高8兆円超
🛡️
SBI損保・SBI生命
ネット専業保険・低コスト自動車保険
グループ保険事業
🌐
SBIグローバルAM
ETF・低コストインデックスファンド運用
運用残高拡大中
🏛️
SBI地銀HD(地銀連携)
島根・福島・清水銀行など10行超と提携
第4のメガバンク構想

SBIグループは「デジタル×低コスト×規模」の三位一体が競争優位の源泉。1,500万口座という顧客基盤を武器に、証券→銀行→保険→地銀と横展開する戦略。野村・大和が「対面の質」で勝負するのに対し、SBIは「デジタルの量と安さ」で市場シェアを奪う。

ひよぺん対話

ひよこ

SBIって「証券会社」なの? それとも銀行? 名前が複雑で正直よくわからない...

ペンギン

SBIホールディングスは「金融グループの持株会社」だよ。証券も銀行も保険も傘下にある「金融のデパート」みたいなイメージが一番近い。

構造をシンプルに説明すると:

🏢SBIホールディングス(持株会社)
↓ 子会社として
📊SBI証券——株・投信・FXをオンラインで売買できる「証券口座」
🏦住信SBIネット銀行——普通口座・住宅ローン・外貨預金
🛡️SBI損害保険——自動車保険をネットで安く加入
🌐その他——暗号資産(SBI VCトレード)、不動産、海外事業...

就活生が覚えておくべきポイントは「SBI=日本最大のネット証券グループ」。野村證券が「対面で富裕層に株を売る」スタイルなら、SBIは「アプリで個人投資家が自分で株を買う」スタイル。対面vs.ネットという根本的な違いがある。

ひよこ

SBI証券って手数料無料にしてるんでしょ? それでどうやって儲けてるの

ペンギン

これは就活でよく聞かれる質問。SBIのビジネスモデルの核心に触れるよ。

手数料無料化(2023年〜)でSBI証券の直接の手数料収入は減った。でも儲けは別のところから来る:

💰① 信用取引の金利・貸株料——信用取引(借金で株を買う)には金利が発生。これは無料化対象外
💰② 投資信託の信託報酬——投信の残高に応じた運用管理費用。残高が増えるほど収入増
💰③ グループサービスへのクロスセル——証券口座を開いた人に「住信SBIネット銀行も使おう」「SBI損保で自動車保険も」とグループ全体で囲い込む
💰④ FX・暗号資産のスプレッド——FX取引では「売値と買値の差」がそのまま収益

つまり「入口は無料で引き込んで、グループ全体で稼ぐ」という戦略。AmazonがPrime会員を集めてECや動画サービスで稼ぐのと構造が似てるよ。

SBIが就活志望動機で使えるポイントは、「フィンテックで金融の民主化を進める」という軸。野村の「富裕層向け高付加価値」とは対極の「大衆向け低コスト金融」という明確なポジショニングがある。

ひよこ

「第4のメガバンク」って本当になれるの? ちょっと大げさじゃない?

ペンギン

「第4のメガバンク」は北尾吉孝が掲げるビジョンで、現実には「地銀連合体のプラットフォーム」という方が正確かな。実態を整理すると:

実現しつつあること
・島根銀行・福島銀行・清水銀行など10行超への資本参加
・SBIのIT・フィンテック・運用ノウハウを地銀に提供して収益改善
・SBIの顧客基盤(1,500万口座)と地銀の地域顧客基盤を連携

⚠️現実のハードル
・メガバンク3行(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の預金残高は各150〜200兆円。SBIグループは遠く及ばない
・参加地銀は経営難が多く、「再建を引き受けている」側面もある
・地銀同士のシステム統合・ブランド統一にはまだ課題

でも「地銀ネットワーク×SBIのデジタル能力」という組み合わせは本物。地方企業の融資・法人金融でメガバンクと差別化できる可能性がある。就活で北尾構想に触れるなら、「夢と現実のギャップも含めて理解している」という姿勢が評価される。

もっと詳しく知る