3分でわかるサッポロHD

ビール4社で最小、でもヱビス×黒ラベルのブランドと恵比寿ガーデンプレイスの不動産——
「量より質」で生き残る個性派ビール会社

5,307億円 売上収益(FY2024・12月期)
約4,500人 連結従業員数
恵比寿GP 都心不動産が高収益を生む

都心一等地の不動産資産が安定収益の柱

グループ構成 — 4つの事業で稼ぐ

主力
🍺
国内酒類(サッポロビール)
ヱビス・黒ラベル・サッポロラガー<br/>ビール市場シェアNo.4(約10%)
売上の約45%
🥤
食品飲料(ポッカサッポロ)
キレートレモン・ポッカレモン100<br/>じっくりコトコト・スープ等
売上の約20%
🌎
国際(サッポロUSA等)
ポーゲンポール・ヱビス北米展開<br/>カナダ・米国でのビール販売
売上の約20%
高収益
🏙️
不動産(恵比寿GP等)
恵比寿ガーデンプレイス<br/>札幌都市開発・賃貸ビル
小さいが高収益

ビール4社でシェア最小だが、プレミアムブランド(ヱビス・黒ラベル)×恵比寿ガーデンプレイス(不動産)×キレートレモン(機能性飲料)という独自の収益構造を持つ。

3つのキーワードで理解する

1

ビール4社最小だが「ヱビス・黒ラベル」のブランド力は本物

ビール類市場シェアはキリン33%・アサヒ37%・サントリー15%に対し、サッポロは約10%でNo.4。数の論理では劣るが、「ヱビスビール」と「サッポロ生ビール黒ラベル」は強いプレミアムブランドとして根強いファンを持つ。居酒屋でもコンビニでも「ヱビスがあれば頼む」という指名客がいる。量より質のブランド戦略で生き残っている。

2

恵比寿ガーデンプレイスが「隠れた高収益事業」

恵比寿ガーデンプレイスは1994年に旧ビール工場跡地に作られた複合施設(オフィス・商業・ホテル等)。東京・恵比寿という都心一等地の不動産を保有しており、安定した賃料収入が高収益を生む。ビール市場が縮小しても不動産は稼ぎ続ける。「ビール会社なのに不動産で稼いでいる」という独自の収益構造が面接での差別化ポイント。

3

ポッカサッポロの「キレートレモン」が成長エンジン

「キレートレモン」は機能性表示食品として承認され、前年比114%の高成長を記録。「ポッカレモン100」もリニューアルで好調。「健康訴求の機能性飲料」というカテゴリでサントリーやキリンとの差別化を図っており、少子高齢化・健康意識の高まりを追い風にしている。「ビールが苦手でもポッカサッポロに就職できる」という選択肢もある。

実はこんなところにサッポロ

🍺 ヱビスビール

百貨店・高級居酒屋で見かける「ちょっと上等なビール」。1890年創業の老舗ブランド

🌙 サッポロ黒ラベル

「大人のビール」として支持されるブランド。居酒屋チェーンでも定番の一本

🍋 キレートレモン

コンビニで手に取るレモン飲料。機能性表示食品として健康志向層に人気

🏙️ 恵比寿ガーデンプレイス

恵比寿の複合施設。アトレ恵比寿やサッポロバレーのガーデンプレイスタワーは実はサッポロの不動産

ひよぺん対話

ひよこ

サッポロってビール4社で最小だよね?大丈夫なの?

ペンギン

規模はNo.4だけど、潰れる心配はまずない。理由が3つある。①ヱビスと黒ラベルというプレミアムブランドに根強いファンがいる ②恵比寿ガーデンプレイスという都心不動産が安定収益を生む ③ポッカサッポロのキレートレモンが急成長中。売上では負けてるけど、「なくなったら困る」という独自ポジションを持ってる。「ビール4社で比べる」という見方をやめると、面白い会社だよ。

ひよこ

サッポロとサッポロビールは別なの?

ペンギン

サッポロホールディングス(HD)が持株会社で、その傘下にサッポロビール(酒類事業)・ポッカサッポロ(飲料・食品)・サッポロ不動産開発(恵比寿GP等)がある。就活でよく混乱するのが「HDに就職するか、サッポロビール(事業会社)に就職するか」という点。多くの場合、新卒は事業会社(サッポロビール等)に採用される。HDは持株会社なので少数精鋭の経営企画系の人材が中心。

ひよこ

ビール会社に入ったらビール飲めないといけない?

ペンギン

飲める方が向いているのは正直な話だけど、飲めなくても採用される。最近はノンアルコールビールも力を入れてるし、サッポロビールの社員が「全員酒豪」というわけじゃない。ただ居酒屋営業は夜の仕事も多いし、社内でのビールイベントは頻繁にある。「酒の場が苦手」よりも「酒のある場の雰囲気が嫌い」という人は向かないかも。

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