💼 リクルートの仕事内容を知る
「マッチングの巨人」リクルートには、Indeed・SUUMO・ホットペッパー・Airレジと全く性格の異なるビジネスが共存している。新卒がどの事業に関わり、どんな仕事をするのかを事業領域別に見ていこう。
プロジェクト事例で見る若手の仕事
ホットペッパービューティーの集客最適化プロジェクト
美容サロン向け予約プラットフォームの検索アルゴリズム改善。ユーザーの予約データ×サロンの空き状況をAIで最適化し、予約率を15%向上。データサイエンティスト・プロダクトマネージャー・営業が三位一体で進める。
Indeed AIマッチングの精度向上プロジェクト
求職者の履歴書×求人情報をAIで自動マッチングするIndeed Career Scoutの開発。自然言語処理(NLP)と機械学習モデルで「この人にはこの仕事が合う」を高精度に予測。グローバルチームで開発。
Airレジの機能拡張プロジェクト
中小飲食店・小売店向けの無料POSレジアプリの新機能開発。売上分析ダッシュボード、在庫管理連携、Airペイとの決済統合など。店舗オーナーが「Airだけで店が回る」状態を目指す。
リクルートエージェントのDX推進プロジェクト
キャリアアドバイザー(CA)の業務をAIで効率化。求職者の志向分析→求人レコメンド→面接日程調整を自動化し、CAが「人にしかできない相談」に集中できる体制を構築。
事業領域の詳細
HRテクノロジー事業
グローバルの求職者・企業Indeed(世界最大の求人検索)とGlassdoor(企業口コミ)が二本柱。2025年4月からはリクナビ・タウンワーク等の日本HR事業もここに統合。AIによる「Simplify Hiring」がグループ全体の最重要戦略。
販促領域(マッチング&ソリューション)
国内の消費者・事業者SUUMO(不動産)、ホットペッパー(飲食・美容)、じゃらん(旅行)、ゼクシィ(結婚)、カーセンサー(中古車)。日本人の「探す」行動のほぼすべてにリクルートがいる。営業職の配属先として最も人数が多い領域。
HR領域(マッチング&ソリューション)
国内の求職者・企業リクナビ(新卒)、リクナビNEXT(転職メディア)、タウンワーク(アルバイト)、リクルートエージェント(人材紹介)。2025年4月にHRテクノロジー事業へ移管され、Indeed PLUSとの統合が進む。
SaaS(Airビジネスツールズ)
中小店舗・事業者Airレジ(POSレジ、64万アカウント)、Airペイ(決済端末、51.5万アカウント)、Airリザーブ(予約管理)等。年間流通額は約1兆円。「店舗のDXインフラ」として成長中。販促領域の一部だが、ビジネスモデルが異なるため別カテゴリで理解すべき。
人材派遣事業
国内外の派遣スタッフ・企業リクルートスタッフィング(登録スタッフ約108万人)とRGF Staffing(豪州・欧州・米国)。売上は最大だが利益率は低い(派遣ビジネスの構造的特性)。新卒配属は少なく、主にリクルートスタッフィングのコーディネーター職。
ひよぺん対話
新卒で入ったら最初はどんな仕事をするの?営業ばっかり?
採用コースによって違うよ。ビジネスグロースコース(最も採用数が多い)だと、最初はほぼ法人営業。ホットペッパーならサロンへの広告提案、SUUMOなら不動産会社への掲載営業が多い。ただしリクルートの営業は「広告を売る」だけじゃなく、クライアントの事業課題を解決するコンサルティング営業。数字を分析して「この施策で集客30%上がります」と提案する仕事だよ。
エンジニアで入りたい場合は?
エンジニアコースかデータスペシャリストコースで応募する。配属先はAirビジネスツールズ、SUUMO、ホットペッパー等のプロダクト開発チーム。技術力は高く求められる——コーディングテストが選考にあるし、入社後もスキルベースで評価される。リクルートのエンジニアは「技術で事業を作る」ことが期待されるから、コードだけ書きたい人よりも「プロダクトを通じてユーザーの課題を解決したい」人向き。
営業からプロダクトマネージャーになれるって本当?
リクルートの大きな特徴だね。営業でクライアントの課題をリアルに理解→そこからプロダクト企画に異動するキャリアは実際に多い。「ホットペッパーの営業をやっていて、予約システムのここが使いにくいと感じた→プロダクト側に異動して改善した」みたいなストーリー。事業とプロダクトの距離が近いのがリクルートの強み。
人材派遣の部門に配属されることもある?
あるけど少数派。人材派遣はリクルートスタッフィング等の別会社が運営していて、新卒は主にコーディネーター職(派遣スタッフと企業のマッチング)に配属される。売上は最大の事業だけど利益率が低い(派遣料のマージンは通常10〜15%)ので、会社としての成長投資はHRテクノロジーとSaaSに集中しているよ。
Indeed PLUS って何?日本のリクナビとIndeedが統合されるってこと?
2024年1月に始まった求人配信プラットフォーム。企業がIndeed PLUSに求人を出すと、リクナビNEXT、タウンワーク、Airワーク等にも自動配信される仕組み。2025年4月からはHR領域全体がIndeed部門に統合されて、この流れが加速する。就活生的には「リクナビとIndeedが裏で繋がって、最適な求人がAIでレコメンドされる世界」に向かっているということ。