Rapidusの仕事内容
現在はプロセス開発・工場立ち上げが中心。技術職はIBM連携で世界最先端の2nm技術を習得する。ビジネス職は会社の基盤作りに関わる。
具体的なプロジェクト事例
IBM Albany連携による2nmプロセス技術の習得・内製化
ニューヨーク州アルバニーのIBM研究施設に派遣されたエンジニアチームが、2nmプロセス技術を習得し、日本(千歳)の工場に移転するための作業。2025年にプロトタイプウェーハ発表に成功した。
千歳IIM(Innovative Integration for Manufacturing)の建設・立ち上げ
北海道千歳市に世界最先端の半導体工場を建設するプロジェクト。クリーンルームの設計・設備選定・インフラ整備・試験稼働まで多岐にわたる。日本の半導体産業復活のための重要インフラ。
国内外の潜在顧客へのRapidusファウンドリサービス提案
AI企業・スタートアップ・大手企業の半導体設計チームに向けて、Rapidusの受託製造サービス(ファウンドリ)を使ってもらうための営業・提案活動。2nm世代のチップ製造を日本でできることの価値を訴求する。
事業領域別の仕事
プロセス・デバイス・パッケージ開発
社内(製造基盤の確立)- 2nmロジックプロセスの開発・最適化
- 新材料・新デバイス構造の探索
- 先端パッケージング技術の開発
- IBM・ASMLなどグローバルパートナーとの共同研究
製造・生産技術・設備
社内(量産工場の立ち上げ)- 千歳工場の設備導入・試験稼働
- クリーンルーム管理・環境維持
- 製造工程の歩留まり改善
- 品質保証体制の構築(量産に向けた準備)
ビジネス・管理・コーポレート
社内外(会社運営全般)- 経営企画・事業計画(投資家・政府向け報告)
- 人事・採用・組織設計(急速に拡大中)
- 法務・知財(特許戦略)
- 広報・IR(国民・投資家への発信)
ひよぺん対話
入社後に量産できなかったら、仕事がなくなっちゃうの?
正直なリスクとして存在するよ。もし2027年の量産計画が大幅遅延・頓挫した場合、会社の存続自体が問われる可能性はある。ただ今のところ、政府が数兆円規模の補助金を出すことをコミットしており、主要株主も日本を代表する大企業。「政府が絶対に失敗させない」プロジェクトとしての側面が強い。リスクはあるけど、半導体エンジニアとしての市場価値は入社後に急速に上がるので、万が一の場合でも転職市場での価値は高いよ。
北海道・千歳に住むのは覚悟が必要?
工場(IIM)は北海道千歳市にある。東京から離れることへの覚悟は必要だけど、千歳市は新千歳空港があってアクセスが良く、住環境・自然・生活コストのバランスが良い街。SUMCOや他の半導体関連企業も集積しつつあるので、「半導体の街」として発展中。東京本社のビジネス職は首都圏勤務だけど、技術職は千歳ベースが多くなる。「地方で世界最先端の仕事をする」という独自のライフスタイルとして考えるといいかも。