3分でわかるPPIH

深夜のドンキ、ハワイのマルカイ、シンガポールのDON DON DONKI——
驚安」で世界を席巻する環太平洋ディスカウント小売グループ

2兆2,468億円 売上高(2025年6月期)
約6万人 連結従業員数
124店舗 海外店舗数(2025年6月末)

国内小売業トップクラス × 海外124店舗のグローバル小売

3つのキーワードで理解する

1

「驚安」ドンキを軸に、ユニーや海外まで飲み込んだ環太平洋小売グループ

PPIHの正式名称はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス。「環太平洋」という名の通り、日本国内のドン・キホーテ・ユニー・長崎屋だけでなく、ハワイ・シンガポール・タイ・香港・台湾・マレーシアにも展開するグローバル小売グループ。売上2.2兆円は国内小売業でもトップクラスで、セブン&アイ・イオン・ユニクロと並ぶ大手の一角だよ。

2

「圧縮陳列×深夜営業×個店主義」——ドンキの独自モデル

ドンキの最大の特徴は圧縮陳列(密度が高くワクワクする売り場)深夜まで営業(24時間・深夜1〜2時まで)、そして各店長に大きな裁量(個店主義)の3つ。マニュアルを最小限にして「その地域・客層に合った売り場」を店長が作る。だから店ごとに雰囲気が全然違う。これは競合の量販店にはまねできない文化だよ。

3

インバウンド消費の最大受益者——訪日外国人がドンキに殺到

2024年以降の訪日外国人増加で、ドンキの免税売上が急拡大。化粧品・日本食品・家電などを爆買いする外国人客でドンキの都市型店舗はにぎわっている。海外版「DON DON DONKI」は東南アジアで日本食品・コスメを売る店として人気で、日本文化の輸出役でもある。

グループブランドの全体像

ここ!
🐧
ドン・キホーテ / MEGAドンキ
国内ディスカウントストア主力業態。深夜営業・圧縮陳列・個店主義
国内売上の大半
🏪
ユニー(アピタ・ピアゴ)
中部圏中心のGMS。ドンキとの複合業態「MEGAドンキUNY」に転換中
国内売上の一部
🏬
長崎屋
関東・信越・北海道のGMS。ドンキとの複合化を推進
小規模
🌏
DON DON DONKI(海外)
シンガポール・タイ・香港・台湾・マレーシア・マカオ。日本食品・コスメが人気
海外売上の中核
🌺
MARUKAI(ハワイ)
ハワイ・カリフォルニアの日系スーパー。日本食品・日用品を現地コミュニティに提供
安定収益

PPIHはドン・キホーテを核に、ユニー(GMS転換)・長崎屋・海外DON DON DONKI・ハワイMARUKAIまで展開する。「驚安」フォーマットをアジア・太平洋に広げる戦略が基軸。

身近な接点 — 実はこれもPPIH

🛒 ドン・キホーテ

「ドンキ行こ」は生活の一部。食品・コスメ・家電・お菓子・輸入雑貨を深夜まで安く買える

💄 化粧品・コスメ

外国人観光客の爆買い定番スポット。日本ブランドのコスメを大量に取り揃え

🍜 DON DON DONKI(海外)

シンガポール・タイなどで「日本食品の聖地」として現地民にも人気

🏝️ ハワイのMARUKAI

ハワイ旅行中にMARUKAIで日本の食品・日用品を買うのは定番コース

ひよぺん対話

ひよこ

PPIHってドンキの会社でしょ?就職先としてどう?

ペンギン

「ドンキの親会社」という理解は正しい。ただPPIHはユニー・長崎屋・海外店舗まで持つ売上2.2兆円のグローバル小売グループだよ。就職先としては小売業の中では給与水準がそこそこ良く(平均年収694万円)、海外で働ける可能性もある珍しい小売企業。

ただし正直に言うと店舗スタートが前提で、深夜・早朝シフト・土日勤務は避けられない。「ドンキのカルチャーが好き・ワクワクする売り場を作りたい」という気持ちがないとしんどい会社だよ。

ひよこ

「個店主義」って何?面接でどうアピールに使う?

ペンギン

個店主義は「各店舗の店長がその店の仕入れ・陳列・イベントを自分で決められる」という権限委譲の文化。マニュアルで全店統一する大手チェーンとは真逆。

これが面白いのは、若手でも「自分の店」を作る裁量が早い段階でもらえること。入社数年でバイヤー権限を持つ社員もいる。面接では「画一的な業務より、自分の判断で売り場を作りたい」「0→1で新しいことに挑戦したい」という軸と組み合わせて使うと刺さるよ。

ひよこ

ユニーを買収したって聞いたけど、何のため?

ペンギン

2019年にユニー・ファミリーマートHDからユニーを完全子会社化した。理由は「郊外の大型GMSをドンキに転換する」ため。アピタ・ピアゴの広い売り場にドンキの商品・売り方を組み合わせた「MEGAドン・キホーテUNY」を展開中。

GMSは長期低迷しているが、ドンキの「驚安・ワクワク」フォーマットを注入することで再活性化を狙う戦略。成功しているところもあれば、転換がうまくいっていない店もある——まだ進行中の取り組みだよ。

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