数字で見るピジョン
1,097億円の収益構造と、給与・採用データ。ニッチトップ企業の財務を理解しよう。
知っておきたい数字
1,097億円
売上高(FY2024)
2024年12月期。中国・アジア市場が約40%を占める
約820万円
平均年収
中型メーカーとしては高い水準(複数調査値)
70か国以上
製品展開国数
中国・アジアから欧米まで。真のグローバルブランド
1957年
創業・プラスチック哺乳瓶の先駆者
日本初の商業用プラスチック哺乳瓶を開発した老舗
地域別売上構成
日本(国内ベビー用品) 52
国内の哺乳瓶・スキンケア・マタニティ用品(約570億円)。国内シェア90%超
中国・アジア 40
中国哺乳瓶シェア43%。成長を牽引してきたが出生率低下リスクあり(約440億円)
その他海外 8
ASEAN・欧米・その他(約90億円)。今後の成長領域
給与・待遇データ
| 項目 | データ | 備考 |
|---|---|---|
| 平均年収 | 約820万円 | 複数調査値。中型メーカーとして高い水準 |
| 初任給 | 要確認(公式採用サイト参照) | 大卒総合職水準 |
| 賞与 | 年2回 | 業績連動あり |
| 週休 | 週休2日制(土日) | 海外業務では時差対応あり |
| 海外赴任 | あり(中国・タイ・シンガポール等) | 入社5〜10年目から可能性あり |
業績推移(直近3期)
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2022(2022年12月期) | 約950億円 | 約90億円 | 約9% |
| FY2023(2023年12月期) | 約1,020億円 | 約100億円 | 約10% |
| FY2024(2024年12月期) | 1,097億円 | 約110億円 | 約10% |
※卸売業と異なり、メーカーとして利益率は10%前後で安定。中国市場の動向で変動あり。
ベビー用品主要企業 比較
| 会社 | 売上規模 | 主力製品 | グローバル展開 |
|---|---|---|---|
| ピジョン | 1,097億円 | 哺乳瓶・授乳用品 | 70か国以上(中国43%) |
| コンビ | 約400億円(非上場) | ベビーカー・チャイルドシート | 国内中心 |
| アップリカ | 非開示(コンビHD傘下) | 抱っこひも・ベビーカー | 国内中心 |
| ユニ・チャーム(ベビー) | グループ9,000億円超 | おむつ(マミーポコ) | アジア全体に強み |
ひよぺん対話
1,097億円ってメーカーとしては小さくない?大企業って言える?
トヨタ(45兆円)・ソニー(13兆円)と比べると確かに小さい。ただし「ニッチトップ企業」として評価すると話が変わる。哺乳瓶という特定カテゴリで世界No.1というのは、ファナック(ロボット)・島津製作所(分析機器)などのグローバルニッチトップ企業と同じ価値観。「規模が大きければ良い就職先」という軸で選ぶと見えにくいが、「専門性の高い分野で世界最高を目指す仕事をしたいか」という軸で評価すると、1,097億円でも十分な意義がある。東証プライム上場の中型優良企業という位置づけ。
平均年収820万円って、就活先として魅力的?残業は多い?
820万円は東証プライム上場の中型メーカーとしては高い水準。同規模の日用品メーカー(コーセー・ユニ・チャーム等)と比べても上位に位置する。残業については、メーカーの仕事は職種によって異なる——営業職は担当顧客との打ち合わせが多く多忙な時期があるが、研究開発・マーケは比較的整った労働環境の傾向。海外展開が多い会社なので時差を意識したオンライン会議は発生するが、「終電帰り が当たり前」という文化ではない。全体的にワークライフバランスは良好な部類。