📊 数字で見る五洋建設
売上7,275億円——その中身は国内土木(海洋含む)・国内建築・海外建設の3本柱。「マリコンの年収は高い」の実態と、入社後の待遇データを確認しよう。
知っておきたい数字
セグメント別売上構成
海洋・港湾工事を含む。業界2位の土木力
物流倉庫・病院・マンション等。急拡大中
東南アジア中心。直近は損失計上が課題
※ FY2025(2025年3月期)連結実績。日本基準。国内土木には海洋工事・港湾工事・基礎工事・各種土木が含まれる。
給与・待遇
| 平均年収 | 889万円(有価証券報告書ベース。平均年齢約42歳) |
| 初任給(大卒) | 月給約28万円(各種手当含む。現場配属後は現場手当が加算) |
| 年収例(入社3年目) | 約500〜580万円(残業手当・現場手当含む) |
| 年収例(施工管理1級取得後) | 600〜750万円(資格手当が加算) |
| 年収例(現場所長クラス) | 800〜1,000万円以上 |
| 賞与 | 年2回(業績連動) |
| 現場手当 | 遠隔現場赴任時に支給。単身赴任手当・住宅補助もあり |
| 住宅 | 社宅・独身寮あり(全国主要拠点) |
※ 初任給・年収は公開情報・口コミベースの推定値。確定値は採用情報・内定後に確認すること。
採用データ
| 新卒採用人数 | 100〜150名(年度により変動) |
| 文理比率 | 理系(土木・建築・機械)中心。理系約8割 |
| 主な採用職種 | 施工管理技術職(土木・建築・設備)、事務・営業 |
| 平均勤続年数 | 約16年(建設業は長期雇用が多い) |
| 離職率 | 建設業平均並み(約8〜10%) |
業績推移(直近3期)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,614億円 | 6,175億円 | 7,275億円 |
| 営業利益 | 166億円 | 291億円 | 217億円 |
| 営業利益率 | 3.0% | 4.7% | 3.0% |
※ 日本基準。FY2025の利益率低下は海外建設セグメントの追加損失計上(約156億円)による。国内事業単体では利益改善。
業界内比較テーブル
| 五洋建設 | 鹿島建設 | 東洋建設 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,275億円 | 2兆4,000億円 | 約2,500億円 |
| 平均年収 | 889万円 | 1,108万円 | 約700万円台 |
| 海洋工事 | 国内No.1 | 国内有力 | 国内2位クラス |
| 洋上風力 | 実績・体制先行 | 参入中 | 参入中 |
| 上場市場 | 東証プライム | 東証プライム | 東証プライム |
※ 「専門性では鹿島にも負けない」というのが五洋の海洋工事への自信。規模の差は専門領域での優位性で補う戦略。
ひよぺん対話
年収889万円って本当に高い?ゼネコン内での位置付けは?
ゼネコン全体の中では「中の上」レベル。スーパーゼネコン(鹿島1,108万円・大成1,080万円・清水985万円)より低いけど、建設業全体の平均約500〜600万円と比べれば圧倒的に高い。しかも889万円は全社員の平均なので30〜50代の管理職が含まれる。新卒1〜3年目は450〜550万円が目安。施工管理技士1級を取ると手当がつき、現場所長(700〜1,000万円)で一気に上がる仕組みだよ。
残業はどのくらい?建設業は「2024年問題」があるって聞いた
2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制(月45時間・年360時間)が適用されて、業界全体で改善が進んでいる。五洋建設の具体的な残業時間は非公表だが、業界平均は改善傾向で月30〜40時間台に落ちてきている。とはいえ工期末は繁忙になる構造は変わらない。現場によってムラがあるのが実態。
海外工事で156億円の損失ってヤバくない?
インパクトはあるけど、致命的ではない。五洋建設全体の売上は7,275億円で、156億円の損失は全体の2%程度。国内土木・建築が好調で売上は過去最高を更新しているから、海外損失で会社が傾くわけじゃない。ただし「海外事業のリスク管理が課題」というのは面接で突っ込まれるポイント。「採算管理の強化と受注選別で改善中」と答えられると良い。
株主還元や福利厚生はどんな感じ?
東証プライム上場企業として安定した配当実績がある。従業員向けには社宅・独身寮の完備(全国の現場近くに社宅)、退職金制度(確定拠出年金等)が整っている。現場手当・単身赴任手当も手厚く、転勤が多い分、手当で補填される仕組みになっている。建設業の中では福利厚生は標準〜やや充実の水準だよ。