3分でわかるパナソニック

「松下電器」から「事業会社の集合体」へ——家電・車載電池・SaaS・電子部品。
9つの事業会社が自律経営する日本最大級の総合電機グループ。

約8.5兆円 売上高(FY2025)
��23万人 グループ従業員数
9事業会社 グループ構成

創業1918年・100年以上の歴史 / 2022年に持株会社制へ移行

グループ事業会社

最大セグメント
🏠
パナソニック(くらし事業)
家電・空調・照明・電設資材・住宅設備
売上約3.4兆
🔋
パナソニック エナジー
車載電池(テスラ向け)・乾電池・蓄電
売上約1.1兆
💻
パナソニック コネクト
Blue Yonder・TOUGHBOOK・アビオニクス
売上約1.2兆
パナソ���ック インダストリー
電子部品・制御機器・電子材料
売上約1.1兆
🌡️
パナソニック HVAC & CC
業務用空調・コールドチェーン(冷凍冷蔵)
🏗️
パナソニック ハウジングソリューションズ
キッチン・バス・内装建材

2022年に持株会社制へ移行。9つの事業会社がそれぞれP&L責任を持ち、自律経営する体制。新卒はエントリー時に入社先の事業会社���選ぶ。家電の「パナソニック株式会社」が最大だが、エナジー・コネクト・インダストリーの成長が今後の鍵。

3つのキーワードで理解する

1

「家電メーカー」から「事業会社の集合体」へ

2022年に持株会社制に移行し、9つの事業会社が自律経営する体制に。かつての「松下電器=家電」のイメージとは全く違う。車載電池、サプライチェーンSaaS、電子部品、業務用空調——家電以外の事業が売上の半分以上を占める。就活では「パナソニック=家電」で止まると面接で差がつく���

2

EV電池で世界と戦う——テスラの「心臓」を作る会社

パナソニック エナジーはテスラ向け車載電池の最大サプライヤー。カンザス州に約40億ドル(5,900億円)を投じた新工場を建設中。ただしEV市場の減速とテスラ依存リスクが課題で、テスラ以外への供給先拡大全固体電池の開発(2027年サンプル出荷予定)が急務。パナソニックの将来性はエナジー事業の成否にかかっている。

3

Blue Yonder——8,500億円で買ったソフトウェアの切り札

パナソニック コネクトが約8,500億円で買収したサプライチェーンSaaS「Blue Yonder」は、世界の小売・製造業の需要予測・在庫最適化を支えるプラットフォーム。ハードウェア企業からソフトウェア・サービス企業への転換を象徴する買収。「パナソニック=モノ作り」から「パナソニック=ソリューション」への進化の鍵。

身近なパナソニック

パナソニックの製品は家の中から街の中まで、あらゆる場所にある

ひよぺん対話

ひよこ

パナソニックって「冷蔵庫と洗濯機の会社」ってイメージなんだけど、今もそう?

ペンギン

半分合ってて半分違う。確かに家電は国内シェアトップクラスで看板事業だけど、売上の半分以上は家電以外。テスラに電池を供給するエナジー事業世界のサプライチェーンを最適化するBlue Yonderスマホや車の中に入ってる電子部品を作るインダストリー事業——見えないところでパナソニックは活躍してるんだ。2022年に持株会社制に変わって、9つの事業会社がそれぞれ独立して経営してる。就活では「どの事業会社に入りたいか」を考えないといけないよ。

ひよこ

入社するのは「パナソニック ホールディングス」じゃないんだ?

ペンギン

そう。ソニーと同じで持株会社には直接入社しない。エントリー時点で「パナソニック株式会社」「パナソニック コネクト」「パナソニック エナジー」など入社したい事業会社を選ぶんだ。だから「パナソニックに入りたい」ではなく「パナソニックの○○事業で○○がしたい」まで落とし込んでおく必要がある。ちなみに有報の平均年収956万円は持株会社の数字(少数精鋭の経営企画等)。事業会社のパナソニック株式会社は平均733万円で、こちらが新卒が入る会社の実態に近いよ。

ひよこ

文系でもパナソニックに入れるの?

ペンギン

技術系(開発・設計・生産技術)は理系がメインだけど、事務系(営業・マーケティング・経理・人事・調達)は文系が多いよ。パナソニックの採用は「技術系」「事務系」「クリエイティブ系」の3つに分かれていて、事務系は文系が中心。コネクトのBlue Yonder関連やマーケティングは文理問わず歓迎。新卒採用は年間約1,300〜1,500人と大企業ならではの規模だから、枠は広い。ただし倍率は50〜60倍程度あるから油断は禁物だね。

ひよこ

ソニーや日立と比べるとパナソニックってぶっちゃけどうなの���

ペンギン

正直に言うと、株式市場の評価では差がついている。ソニーは時価総額約16兆円、日立は約15兆円に対し、パナソニックは約5〜6兆円。理由は「コングロマリット・ディスカウント」——事業が多角化しすぎて「何で勝つ会社なのか」が見えにくいということ。

でも逆に言えば、伸びしろは大きい。エナジー事業のEV電池が軌道に乗れば、Blue Yonderが成長すれば——「化ける可能性がある企業」を選びたい人にはむしろ面白い。日立は「選択と集中」で成功した先例だし、パナソニックも同じ道を歩もうとしている最中だよ。

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