💼 仕事内容を知る
段ボールからバイオマス発電まで——「製紙No.1」が変革する4つの事業領域で働くイメージを掴もう。
EC物流の急成長を取り込む 印刷情報用紙 新聞・雑誌・コピー用紙
縮小市場での効率経営 機能材 感熱紙・バリアフィルム
電子・医療向け高付加価値 資源環境 森林・バイオマス発電
カーボンニュートラルの柱
プロジェクト事例 — 若手はこう関わる
EC向け段ボール新素材の提案プロジェクト
Amazonや大手通販各社の「過剰包装削減・軽量化」ニーズに対応した新型段ボールの開発提案。従来比20%軽量化しながら強度を維持した段ボールを技術部門と共同開発し、顧客の物流コスト削減と環境負荷低減を数字で提案。1契約で年間数千万〜数億円規模の大型BtoB商談。
セルロースナノファイバー(CNF)の工業化
植物繊維から作られる超軽量・高強度の新素材「CNF」の実用化プロジェクト。自動車部品の軽量化、食品包装の強化、医療材料への応用が期待される。製紙技術の知見を活かして大量生産コストの低減に取り組む次世代素材開発。
製紙工場のDX・省エネ改革プロジェクト
国内最大規模の苫小牧工場で、AIによる操業最適化を推進。製紙ラインは大量の水・エネルギーを使うため、AIで蒸気・電力の使用量を最適制御することでエネルギーコストを年間数億円削減。カーボンニュートラル目標とも連動。
タイ・ベトナムでの段ボール工場立ち上げ
東南アジアの製造業・EC拡大を取り込むため、タイ・ベトナムに現地段ボール工場を設立。現地の製造業(自動車部品・電子機器)向けにサプライチェーンを構築。現地スタッフのマネジメントと、日本の品質基準を海外に移植する仕事。
事業領域マップ
パッケージング事業
食品・飲料・EC事業者・製造業段ボール(EC物流・食品梱包)、液体容器(テトラパック等)、紙袋・軟包装材などを提供。EC市場の拡大と環境規制(脱プラ)の追い風が最大の成長エンジン。段ボールのリサイクル率は90%超で環境優位性も訴求。
印刷情報メディア用紙事業
新聞社・出版社・印刷会社・官公庁新聞用紙・上質紙・コート紙・情報用紙など印刷・出版向けの紙製品。市場縮小に対応し2021年以降に生産能力の大幅削減(設備休廃止)を断行。「縮む市場で高収益を維持する」効率経営に転換中。
機能材事業
電子機器・医療・食品・自動車メーカー感熱紙(コンビニレシート・宅配伝票)、剥離紙(シール・ラベルの台紙)、バリアフィルム(食品・医薬品の包装)など高付加価値素材。セルロースナノファイバー(CNF)等の次世代素材研究も進む。利益率が最も高い成長セグメント。
資源環境ビジネス
電力会社・製紙工場・自治体国内外150万ha超の森林を活用したバイオマス発電(再生可能エネルギー)、木材チップ製造・販売、森林カーボンクレジット。カーボンニュートラルへの社会的要請が高まる中、製紙メーカー最大の差別化資産として位置づけられている。
ひよぺん対話
製紙メーカーの営業って何売るの?紙屋さんに「こんな紙いりませんか」って言うの?
それは「代理店営業(卸)」のイメージ。王子HDの法人営業はもっと大きな取引をしてる——
・EC事業者(Amazon・楽天・D2C各社)への段ボール年間供給契約。1社との契約で年間数十億円規模
・食品・飲料メーカーへの液体容器・包装材の提案。「この商品のパッケージをこう変えると消費者の手に取りやすくなる」という提案営業
・電子機器メーカーへの機能性フィルム提案。スマホの部材に使われる特殊素材の商談
「モノを売る」より「顧客の課題を解決するソリューション」として提案するのが王子HDの営業スタイル。BtoB大型商談なので、数字の規模感が大きく、提案の手応えもダイレクトだよ。
技術系で入ったら一生製紙工場で働くの?
一生工場というわけではないけど、最初の数年は工場配属がメイン。でも「工場」の仕事は多様で——
・製造技術: 製紙・段ボールラインの運転・改善。AIで操業最適化する仕事も増えている
・品質管理: 紙の強度・品質を管理。顧客クレームへの対応も
・設備エンジニア: 巨大な機械(抄紙機は建物1棟分の大きさ)のメンテナンス・更新
・研究開発: CNFなどの新素材研究。特許取得も積極的
5〜10年後は海外工場(タイ・ベトナム・豪州等)への駐在や本社スタッフ部門へのローテーションもある。製紙の技術者として専門性を磨き続けるキャリアも、経営・営業側に転じるキャリアも選べるよ。