📊 数字で見る王子ホールディングス

製紙業界No.1の年収845万円の中身と、「今期減益」の背景を正確に理解する。

知っておきたい数字

約1.69兆円
売上高(FY2025・3月期)
製紙業界断トツの1位。前期からほぼ横ばい
685億円
連結経常利益(FY2025)
前期比20.3%減。コスト上昇が影響
845万円
平均年収(王子HD単体)
製紙業界断トツ1位。平均年齢42.5歳
約4万人
連結従業員数
国内外グループ合計。海外比率が増加中

※ 日本基準。王子ホールディングス有価証券報告書(2025年3月期)。平均年収は王子ホールディングス単体の数値で、グループ子会社・工場採用とは異なる場合あり。

セグメント別売上構成(FY2025・3月期)

パッケージング 約30%

段ボール・紙袋・液体容器。EC拡大で最も成長している事業

印刷情報メディア用紙 約28%

新聞・上質紙・コート紙。縮小傾向だが効率化で収益確保

機能材 約15%

感熱紙・バリアフィルム。高利益率の成長領域

資源環境 約12%

バイオマス発電・木材チップ・林業。カーボンニュートラル軸

生活用品・その他 約15%

ティッシュ・トイレ用紙・おむつ等

※ 王子HDのセグメント区分に基づく概算値。各セグメントの詳細は有価証券報告書を参照。

給与・待遇

平均年収845万円(日経電子版・有報ベース、平均年齢42.5歳)
初任給(大卒)詳細は採用サイトで確認(食品・化学系メーカーの相場22〜24万円前後)
初任給(修士卒)詳細は採用サイトで確認
賞与年2回(業績連動型)
住宅補助独身寮・社宅あり(工場配属者は特に整備)
退職金確定給付・確定拠出の組み合わせ

※ 845万円は王子ホールディングス持株会社の社員平均で、製造系・工場採用の給与は別体系の可能性あり。

採用データ

採用スキーム王子マネジメントオフィス一括採用→グループ各社配属(総合職)/ 各事業会社・工場採用(別枠)
総合職採用数(推定)年間50〜100名前後(グループ全体では数百名規模)
採用倍率(推定)数十〜100倍前後(食品・IT系より低め)
採用大学傾向旧帝大・早慶・MARCH等の理系・化学・農学・工学系が多い。文系も総合職で採用
文理比率技術系(理系)6割・事務系(文理不問)4割程度

業績推移(直近3期・3月期・日本基準)

FY2023FY2024FY2025
売上高約1.62兆円約1.65兆円約1.69兆円
連結経常利益約859億円約859億円685億円
経常利益率約5.3%約5.2%約4.1%
特記コスト上昇影響横ばい前期比20.3%減

※ 日本基準・連結。FY2023〜FY2024は推定値を含む。FY2025の経常利益はプレスリリース発表値。

製紙業界比較

王子HD日本製紙大王製紙北越コーポ
売上高約1.69兆円約1兆円約5,500億円約2,700億円
業界順位1位2位3位4〜5位
平均年収845万円約710万円前後約700万円前後約680万円前後
財務状況黒字(利益率低下中)赤字・構造改革中黒字転換黒字・堅実
強み総合力・海外・機能材規模・北米エリエール(家庭紙)特殊紙・ニッチ

※ 各社最新決算(2024〜2025年)ベース。平均年収は有価証券報告書・各種情報より。

ひよぺん対話

ひよこ

年収845万円って製紙業界では高いの?なんでこんなに高い?

ペンギン

製紙業界で断トツの1位。業界2位の日本製紙(約710万円前後)と比べても130万円以上高い。理由は——

売上1.69兆円の業界最大規模で収益基盤が厚い
・機能材・パッケージの利益率の高い事業比率が増えてきている
王子マネジメントオフィス採用の総合職(持株会社の中枢人材)は特に水準が高い

ただし注意点として——
・845万円は管理職も含む全体平均(平均年齢42.5歳)なので、若手は当然この水準より低い
・工場採用(製造系・エリア限定職)は別の給与体系で、総合職より低い
・「製紙業界なのに意外と高い」という口コミが多いよ。

ひよこ

「今期経常12%減益」って業績悪化してない?

ペンギン

2026年3月期の経常利益が前期比12.5%減の600億円見通しというデータは正確。でも理由と文脈が重要——

2025年3月期は685億円で前期比20.3%減益だった(パルプ・エネルギーコスト上昇の影響)
・ただし売上高は1.69兆円と高水準を維持している
・製紙業界全体がコスト上昇に苦しんでいる局面で、王子HDは業界他社より相対的に安定
・印刷情報用紙の設備削減が一段落し、2026年度以降は利益回復局面に入る見通し

「今が底」という見方が多く、就活では「一時的な利益減の背景と回復シナリオを語れること」が評価されるよ。

ひよこ

採用倍率は?製紙業界って就活生に人気ないよね...

ペンギン

正直に言うと食品・自動車・IT系と比べると人気は高くない。だからこそ——

採用倍率は相対的に低め(数十〜100倍程度と推定。食品メーカーの数百倍と比較して)
・「業界研究が浅い就活生が多い中で、CNFやバイオマスを知っているだけで差がつく」という採用担当者のコメントがある
・採用人数は王子マネジメントオフィス採用で年間50〜100名程度(工場採用・グループ別採用を含めると数百名規模)

「人気がない=ライバルが少ない」を逆に活かす戦略が有効。製紙・素材業界をしっかり研究した学生は、採用担当者の印象に強く残るよ。

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