数字で見るNRI
ESや面接で使える数字、給与・待遇の実態、採用データをまとめた。「平均年収1,322万円って本当?」「営業利益率16%ってどのくらいすごい?」が分かるように、身近なものとの比較も入れている。
知っておきたい10の数字
給与・待遇(公開情報ベース)
有価証券報告書や採用ページ等の公開情報に基づく目安。職種・等級・残業時間によって個人差が大きいので参考程度に。
| 平均年収 | 1,322万円(平均年齢39.9歳、有価証券報告書ベース) |
| 初任給(大卒) | 月額 約33万円(2026年度想定) |
| 初任給(修士了) | 月額 約36万5千円 |
| 賞与 | 年2回(6月・12月)+業績連動賞与 |
| 年収イメージ | 25歳: 約600〜650万 / 30歳: 約900〜1,100万 / 35歳: 約1,100〜1,400万 |
| 福利厚生 | 住宅補助、カフェテリアプラン、財形貯蓄、持株会、育休・産休、フレックスタイム、MBA留学支援 |
※ 平均年収1,322万円は全社員(管理職含む)の平均。若手時点での年収は上記のモデルケースを参照。
採用データ(公開情報ベース)
| 2025年新卒採用人数 | 503名(男性332名 / 女性171名) |
| 職種別採用 | コンサルタント、アプリケーションエンジニア、テクニカルエンジニア(コース別選考) |
| 文理比率 | AEコースは文系4〜5割、コンサルは文系が多め、TEは理系中心 |
| 男女比 | 全体でおおよそ 男性 66% : 女性 34% |
| 採用大学 | 早慶・旧帝大を中心に、上位国立・MARCHクラスまで。学歴フィルターは比較的厳しめと言われる |
| 選考フロー | ES → Webテスト(SPI等) → グループディスカッション → 面接複数回(職種により筆記論文あり) → 内定 |
| 就職難易度 | SIer業界では最難関クラス。特にコンサルタント職は戦略ファームレベルの競争率 |
※ 採用データは年度によって変動する。最新情報は公式採用サイト(career.nri.co.jp)を確認。
配属先の規模感(セグメント別売上)
NRIの売上をセグメント別に見ると、配属先のイメージが掴める。
証券会社15社以上、保険、銀行向け。NRI最大セグメントで業界デファクトの地位。
セブン&アイを中核に、流通・製造・サービス業向けのDX・業務システム構築。
データセンター、クラウド、セキュリティ、運用監視。テクニカルエンジニアの主戦場。
経営コンサル、DXコンサル、社会システムコンサル、ITコンサルの4部門。
ひよぺん対話
平均年収1,322万円って本当?若手も貰えるの?
有価証券報告書に書かれている公式な数字だから本当だよ。ただし重要な前提があって、これは平均年齢39.9歳での全社員平均(管理職含む)。若手がいきなりこの金額を貰えるわけじゃない。新卒1年目は大卒月額33万円+賞与2回で初年度年収450〜500万円くらい。25歳で600〜650万円、30歳で900〜1,100万円、管理職になる35歳前後で1,300〜1,500万円——というのが実態。それでも同年代のNTTデータ(約870万円)より200〜400万円高いのは事実で、日本の新卒採用企業の中でトップクラスの給与水準。ただし高年収の裏には「期待値の高さ」と「WLBのトレードオフ」があるから、お金だけで選ぶのではなく、自分に向いているかも考えたいね。
残業はぶっちゃけどのくらい?NRIは激務って聞くけど...
OpenWorkなどの社員口コミによると、平均残業時間は月40〜50時間前後、有休取得率は40〜50%台と言われている。NTTデータ(月25〜30時間、有休取得75%)やアクセンチュア(月40時間、有休67%)と比べるとNRIの方が厳しい傾向。理由は「少数精鋭モデル」の副作用で、人数を絞っている分、一人あたりの負荷が高くなる構造。ただし、これは平均の話で、部署・プロジェクト・時期によって大きく差がある。基幹システムのリリース前は忙しく、平常時は落ち着く。コンサル部門は波が激しい、産業IT系は比較的穏やか——という傾向がある。最近は働き方改革で改善しつつあって、リモートワークも浸透しているから、10年前よりはかなり良くなっているよ。ただ「SIer業界内で特にWLBが良い会社」ではないので、年収と引き換えのトレードオフは覚悟しておいた方がいいね。
就職難易度ってどのくらい?早慶とかじゃないと無理?
NRIはSIer業界では最難関クラスで、早慶・旧帝大が多い印象。特にコンサルタント職は採用人数が20〜50名と少なく、戦略ファーム(マッキンゼー・BCG)と同じくらいの倍率になる。ただし、AE(アプリケーションエンジニア)は採用人数が300〜350名と比較的多く、上位国立大学やMARCHクラスからも採用実績がある。学歴フィルターは「緩くはない」けど、絶対的な壁ではないよ。重要なのはES・Webテスト・GDでしっかり評価されること。特にNRIは論理的思考を重視するので、ケース面接対策や、なぜNRIかを論理的に説明できる準備が必須。大学レベルだけじゃなく、「どれだけ考え抜いているか」が見られる会社なので、準備次第で結果は変わるよ。
「配属ガチャ」が怖い... 希望のセグメントに行けるの?
NRIは職種別採用だから、職種レベルでの配属ガチャは起きにくい。コンサルで入ればコンサル部門、AEで入ればAE部門、TEで入ればTE部門。ただし同じ職種の中での「事業セグメント」(金融/産業/基盤)は会社が決める部分がある。売上の45%が金融だから、AEで入った場合は金融配属の確率が比較的高い。希望を出せば考慮はされるけど、100%通るとは限らない。対策としては、面接・面談で希望する領域を明確に伝え、なぜそこが良いかを論理的に説明すること。「なんとなく金融以外」は弱いけど、「セブン&アイのような小売DX案件に興味があって、学生時代に〇〇な経験があるから」みたいに具体的に言えると、希望が通りやすくなる。入社後3〜5年で社内公募で異動もできるから、最初の配属が一生を決めるわけではないよ。
営業利益率16%って他社と比べてどのくらいすごいの?
めちゃくちゃすごい数字だよ。比較すると——NTTデータ約7%、富士通約7%、日立製作所(全社)約9%、アクセンチュア(グローバル)約15%、アビーム約15%。NRIの16%超は日本のIT企業でダントツトップで、グローバルのアクセンチュアと並ぶ水準。これが意味するのは、①価格交渉力の強さ(証券業界のデファクトだから値下げされにくい)、②ストック型ビジネスの比率が高い(安定収益)、③少数精鋭で一人あたりの生産性が高い——という3点。この高利益率が「平均年収1,322万円」と「研修・留学制度」を支えている源泉。ESや面接で「NRIの強みは?」と聞かれたら、この営業利益率の高さを具体的に挙げると、「ちゃんと調べてきた」と評価されるよ。ただし、この高利益率を維持するために「人を絞って一人ひとりに高い成果を求める」カルチャーになっているという理解も忘れずに——それが激務の原因でもあるからね。