日清製粉グループの仕事内容を知る

国内製粉No.1から海外製粉メジャーへ。小麦粉という「食のインフラ」を作る仕事の全貌。

プロジェクト事例で見る仕事

製粉営業 大手製パンメーカー向け

大手コンビニチェーン向け専用粉の開発・提案

コンビニ向けパンを製造する製パン会社に、専用小麦粉(テーラーメイド品)を開発して提案するプロジェクト。コンビニパンは「ふわふわ・もちもち・翌日でもやわらかい」という品質要求が非常に高い。日清製粉のR&Dと営業が連携し、先方の製造設備・配合・品質基準に合わせた専用粉を設計する。採用されれば安定した長期契約に繋がる。

👤 若手の関わり方 若手営業は先方の工場や研究所に足を運び、品質要件のヒアリングと試作品の評価をサポート。食品工学の基礎知識が求められる
海外製粉 豪州・アライド・ピナクル

豪州子会社の生産効率化と新規顧客開拓

2018年に買収した豪州最大の製粉会社「アライド・ピナクル」の経営統合プロジェクト。国内の製粉技術・品質管理ノウハウを豪州に移転しつつ、豪州・ニュージーランドの食品メーカーへの新規営業を加速。英語でのビジネスが日常の海外事業推進ポジション。

👤 若手の関わり方 海外事業部の若手は豪州との定例会議(リモート)への参加、市場データの分析、報告資料の作成からスタート
食品開発 マ・マーブランド

「マ・マー」新フレーバーパスタソースの開発

家庭用パスタブランド「マ・マー」のパスタソースに新フレーバーを追加するプロジェクト。消費者調査・競合分析→コンセプト策定→試作→官能評価→パッケージデザイン→販売計画という食品開発の全工程を経験できる。スーパーの棚に自分が開発した商品が並ぶ達成感がある。

👤 若手の関わり方 若手R&Dは試作・官能評価(試食)・栄養成分分析を担当。営業は流通との交渉・棚割り提案も担う
ヘルスケア 酵母素材事業

飲料メーカー向け機能性酵母素材の提案営業

「免疫ケア」「腸活」需要の高まりを背景に、飲料・食品メーカーへの酵母素材の提案営業。先方のR&Dと連携して配合量・用途を検討し、先方製品の開発を支援するソリューション型営業。製粉・食品とは異なる高付加価値B to B事業で、利益率も高い成長領域。

👤 若手の関わり方 若手は先方のR&Dへの素材サンプル提供、試作支援、効果の文献調査などを担当

事業領域

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製粉事業

製パン会社・製麺会社・菓子メーカー・食品メーカー(B2B中心)

日清製粉グループの売上の約52%を占める主力事業。国内製粉シェア約44%のNo.1。業務用小麦粉を全国の食品メーカーに供給する純B2B事業。

海外では豪州アライド・ピナクル・米国・タイに製粉拠点を持ち、生産能力は海外が国内の1.5倍超。小麦の産地(豪州・北米)に工場を置くことで原材料調達コストを最適化する戦略。

若手は製粉営業(食品メーカーへの提案)か生産技術(工場での品質管理・プロセス改善)に配属されることが多い。

売上構成
約52%(4,436億円)
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食品事業

スーパー・コンビニ・業務用(飲食店・食品加工)

マ・マー(パスタ・パスタソース)日清コロモ(天ぷら粉)日清フラワー(プレミックス)などの家庭用ブランドを展開する事業。売上の約41%。

消費者に直接届くB2C事業のため、マーケティング・ブランド管理・スーパーへの営業が主要業務。新商品開発では消費者調査→コンセプト策定→試作→量産という食品開発サイクルを回す。

若手はマーケティング部門(新商品企画・ブランド管理)か営業(量販店・コンビニ・業務用)に配属。文系が活躍しやすい事業領域。

売上構成
約41%(3,500億円超)
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ヘルスケア・バイオ事業

飲料メーカー・食品メーカー・製薬会社

酵母素材・機能性食品素材を食品・飲料メーカーに供給するB2B事業。「健康・腸活・免疫」という市場トレンドを背景に育成中の成長領域。製粉・食品に比べて小規模だが利益率が高い

「RISE2030」計画では製粉・食品に次ぐ第3の柱として強化する方針。特定保健用食品・機能性表示食品向け素材の開発も行う。

理系(食品科学・バイオ系)が活躍する領域。素材開発のR&Dと、食品メーカーへの提案営業の両方でポジションがある。

売上構成
育成段階 高利益率

ひよぺん対話

ひよこ

入社したら最初はどんな仕事するの?

ペンギン

文系は製粉営業か食品営業のどちらかからスタートが多い。製粉営業は製パン会社・製麺会社などの食品メーカーへのB2B営業。食品営業はスーパー・コンビニへの「マ・マー」「天ぷら粉」などの棚交渉。

理系は食品化学系なら研究開発(新素材・新商品開発)か品質管理、工学系なら生産技術(工場プロセス改善)が多い。全14採用コース(事務系7・食品化学系4・工学系3)から職種を選ぶスタイルで、希望コースで入社する設計になっている。

ひよこ

B2Bの営業って地味じゃない?スーパーで消費者と接する仕事の方が面白そう...

ペンギン

正直、B2Bと食品営業どちらが「面白いか」は人による。製粉営業の魅力は「大きな商流を動かす達成感」。「このコンビニのパンは全部うちの粉」という影響力は消費者営業では体験できない規模感。一方でスーパーへの食品営業は「自分の提案で棚が変わる」という即効性がある。

ぶっちゃけB2B製粉営業の方が精神的に安定しやすい。スーパーへのB2C営業は店頭陳列・試食イベント・値引き交渉など細かい作業が多い。製粉営業は先方の調達担当や研究所との長期的な信頼関係が仕事の核心。どちらが好みかは就活中に整理するといいよ。

ひよこ

海外で働けるチャンスはある?

ペンギン

入社数年後から可能性がある。豪州・米国・タイが主要海外拠点で、製粉事業の比重が大きいため技術系の海外駐在機会が多い。事務系でも海外事業部への異動があり得るし、グループ会社(日清フーズ等)で海外製品の輸出営業というキャリアもある。

ただし、味の素やキッコーマンほど「海外主体の会社」ではない。「国内製粉をメインにしながら、海外でも活躍したい人」向けで、「最初から海外でバリバリ」は少数派。海外志向が強いなら選考中に確認しておくこと。

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