数字で見る日清製粉グループ
ESや面接で使える数字と、給与・採用データ。「地味な会社」のイメージとは裏腹に、収益力と年収は高水準。
知っておきたい数字
セグメント別売上構成(FY2025・3月期)
国内製粉No.1。業務用・家庭用小麦粉。海外(豪州・米国・タイ)も拡大中
マ・マーパスタ・天ぷら粉・プレミックス。家庭用ブランドが中心
酵母素材・機能性食品素材。育成段階だが高利益率の成長領域
※ 製粉事業(約4,436億円)が柱。食品事業には日清フーズ(マ・マー・天ぷら粉・プレミックス)等を含む。日本基準。
給与・待遇
| 平均年収 | 893万円(単体・平均年齢約43歳) |
| 初任給(大卒) | 月給240,300円 |
| 初任給(修士了) | 月給254,900円 |
| 賞与 | 年2回(業績連動) |
| 採用コース | 事務系7コース・食品化学系4コース・工学系3コース(全14コース) |
| 勤務地 | 全国の製粉工場・食品工場・支社(転勤あり) |
採用データ
| 新卒採用人数(2024年度) | 116名(男性61名・女性55名) |
| 男女比 | 男性53%・女性47%(ほぼ半々) |
| 採用コース | 事務系・食品化学系・工学系の14コース別採用 |
| 連結従業員数 | 約9,700名(2025年3月末) |
| 平均勤続年数 | 約15年 |
業績推移(直近3期・3月期)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 約8,086億円 | 約8,584億円 | 8,515億円 |
| 営業利益 | 約381億円 | 約478億円 | 464億円 |
| 営業利益率 | 約4.7% | 約5.6% | 5.4% |
※ 日本基準(3月期)。FY2025は前年比微減だが5%超の利益率は維持。小麦相場・為替の影響を受けやすい構造。
製粉業界4社比較
| 日清製粉G | ニップン | 昭和産業 | 日清食品HD(参考) | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,515億円 | 約2,200億円 | 約2,200億円 | 7,766億円 |
| 国内製粉シェア | 約44% | 約25% | 約10〜15% | 非製粉 |
| 平均年収 | 893万円 | 約650万円 | 約620万円 | 881万円 |
| 海外展開 | 豪州・米国・タイ | 限定的 | 限定的 | 即席麺でグローバル |
| 主力ブランド | マ・マー・コロモ | オーマイ | — | カップヌードル |
※ 日清食品HDは業種が異なる(即席麺)が知名度比較のため参考掲載。数字は直近公開データの概算。
ひよぺん対話
年収893万円って実際どういう層の平均なの?
有価証券報告書の「平均年間給与」は単体(日清製粉グループ本社)の従業員の数字。平均年齢は約43歳・勤続15年超のデータ。
入社時の目安は大卒初任給月24万300円、修士了月25万4,900円。入社3〜5年目で450〜550万円、30代中盤で700〜800万円、課長クラスで900万円〜というイメージ。ボーナスは年2回で業績連動。
B2B製粉という「地味な業種」にしては年収が高い。これは「シェアを独占する安定事業」が高い利益率を生み、それが給与に反映されているから。
売上8,515億円って食品メーカーの中でどのくらい?
食品メーカーの規模感で言うと、味の素(1.5兆円)・明治HD(1.1兆円)よりは小さく、日清食品(7,766億円)・キッコーマン(7,090億円)とほぼ同水準。国内食品メーカーとしては中〜大手の範囲。
ただし「食品メーカーのカテゴリーで比較するのは難しい」という側面がある。日清製粉の売上の半分以上は「製粉(B2B)」なので、消費者ブランドが主体の食品メーカーとは事業モデルが異なる。「B2Bで安定的に稼ぐ企業」として評価する方が実態に近い。
採用116名って多い?少ない?
食品メーカーとしては標準的な規模。味の素(150名)より少なく、山崎製パン(371名)よりはるかに少ない。日清製粉グループは連結で約9,700名だから、採用人数÷従業員数では約1.2%で一般的な水準。
倍率は開示されていないが、食品メーカーの中では知名度が高くないため、消費者向けブランド食品メーカー(カルビー・グリコ等)ほどの過熱はない。「食品メーカーとして受けやすい穴場」という側面もある。ただしコース別採用で職種への適性を見るため、なぜそのコースを選んだかの説明は必須。