日産自動車の仕事内容
EVのパイオニアが再起を賭ける——リーフ・アリア・e-POWER・ProPILOTの最前線で、何をするのか。
プロジェクト事例で見る仕事のリアル
次世代リーフ(第3世代)開発プロジェクト
世界初の量産EV「リーフ」の第3世代を開発。航続距離の大幅延長、充電速度の高速化、コスト低減を同時に実現する。新プラットフォーム(CMF-EV)採用で、アリアとの部品共通化によるコストダウンも狙う。Re:Nissan再建計画の目玉商品。
ProPILOT次世代システム開発
高速道路のハンズオフ運転を実現するProPILOT 2.0の次世代版を開発。LiDAR、カメラ、ミリ波レーダーの統合による360度環境認識と、AIによるリアルタイム判断で自動運転Level 3以上を目指す。
e-POWER搭載新型SUV開発
日産独自のシリーズハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載した新型SUVの開発。エンジンで発電しモーターで走る仕組みで、EVの走行フィーリングとガソリン車の航続距離を両立。北米市場への初導入モデル。
北米市場のマーケティング戦略
日産の最大市場である北米でのブランド再構築プロジェクト。値引き販売(インセンティブ)に頼らない「ブランド価値での販売」への転換を図る。EV・e-POWERのラインナップ拡充と、デジタルマーケティングの強化。
事業領域マップ
EV・電動化事業
バッテリーEV・e-POWER・充電インフラバッテリーEV: リーフ(累計65万台超)、アリア。次世代リーフを開発中
e-POWER: エンジン発電+モーター駆動の独自ハイブリッド。ノート、セレナ、キックスに搭載
バッテリー技術: 全固体電池の開発を推進。航続距離2倍・充電時間1/3を目指す
充電インフラ: 急速充電ネットワークの整備、V2H(Vehicle to Home)技術
自動運転・コネクテッド
ADAS・ProPILOT・NissanConnectProPILOT 2.0: 高速道路でのハンズオフ運転。ナビ連動で分岐・車線変更も自動
ProPILOT Park: 自動駐車システム。スマホから遠隔操作も可能
NissanConnect: コネクテッドサービス。リモートエアコン、充電管理、緊急通報
自動運転タクシー: 横浜みなとみらいで自動運転モビリティサービスの実証実験
車両開発・デザイン
企画・設計・生産技術車両企画: 市場調査から商品コンセプトを策定。「誰に、何を、いくらで」を決める
設計: ボディ、シャシー、パワートレイン、電装の各専門チームが詳細設計
生産技術: 「インテリジェントファクトリー」構想で工場のロボット化・AI化を推進
デザイン: 日産グローバルデザインセンター(厚木)で内外装デザインを創出
グローバル営業・マーケティング
北米・欧州・日本・アジア北米: 日産最大の市場。ローグ、パスファインダー、アルティマが主力
日本: ノート、セレナ、エクストレイルが人気。e-POWERの強み
欧州: キャシュカイ、ジューク、アリアで電動化を推進
新興国: ダットサンブランドから撤退、日産ブランドに集中
ひよぺん対話
日産に入ったら何の仕事をするの?車を作るだけ?
「車を作る」のはごく一部。日産の仕事は大きく分けて——
技術系:
・EV/e-POWERの開発(バッテリー、モーター、制御ソフト)
・自動運転(センサー、AI、ProPILOTの進化)
・車両設計(ボディ、シャシー、NVH)
・生産技術(工場のロボット化、品質管理)
事業系(ビジネス職):
・マーケティング(「誰に、どう売るか」の戦略)
・商品企画(「次にどんな車を作るか」を決める)
・調達(世界中のサプライヤーとの交渉)
・渉外(政府・業界団体との関係構築)
しかも社内公用語が英語に近いのが日産の特徴。ルノーとのアライアンスで海外とのやり取りが日常だよ。
e-POWERって何?普通のハイブリッドとの違いは?
トヨタのハイブリッド(THS)はエンジンとモーターが両方タイヤを回す。日産のe-POWERは「エンジンは発電専用、走るのはモーターだけ」。
つまり——
・走行感覚は完全にEV。モーター100%駆動だからスムーズで静か
・でも充電は不要。ガソリンでエンジンが発電するから航続距離の心配なし
・ワンペダル走行: アクセルを離すだけで減速。ブレーキをほぼ踏まない
「EVに乗りたいけど充電インフラが心配」という人への最高の解答がe-POWER。ノートe-POWERの大ヒットで、この技術は日産の屋台骨になったよ。