3分でわかる日産自動車
世界初の量産EV「リーフ」を生んだパイオニア——経営再建「Re:Nissan」で復活を賭ける、日本の自動車メーカー。
EVの先駆者 × ルノー・三菱アライアンス × Re:Nissan再建中
ルノー・日産・三菱アライアンス
ルノー・日産・三菱の3社アライアンスは世界最大級の自動車連合。プラットフォーム共有・共同調達・技術交流で効率化を推進。2024年にルノーとの資本関係を見直し、より対等なパートナーシップに移行した。
3つのキーワードで理解する
EVのパイオニア——世界初の量産EV「リーフ」を生んだ
2010年、世界に先駆けて量産型EV「リーフ」を発売。累計販売台数は65万台を超え、EVの歴史を切り拓いた。SUV型EV「アリア」、独自ハイブリッド「e-POWER」など電動化技術は日産のDNA。テスラが注目される今も、EVの量産ノウハウでは世界トップクラス。
復活途上——ゴーンショック後の「Re:Nissan」
2018年のカルロス・ゴーン逮捕以降、ブランド力低下と商品力不足に苦しみ、2024年度は純損失6,709億円の大赤字。2025年5月に経営再建計画「Re:Nissan」を発表し、コスト5,000億円削減・人員2万人削減で2026年度の黒字化を目指す。今まさに「谷底から這い上がる途中」の企業。
ルノー・三菱とのアライアンス——3社で世界をカバー
ルノー(フランス)・三菱自動車とのアライアンスは世界最大級の自動車連合。プラットフォーム共有、共同調達、技術交流で効率化を推進。2024年にはルノーとの資本関係を見直し、より対等なパートナーシップに移行。ホンダとの戦略的協業も模索中。
身近な接点 — 日産の車に出会う瞬間
コンパクトカー販売台数トップクラス。エンジンで発電しモーターで走る独自技術
世界初の量産EVリーフ、SUV型EVアリア。街中で見かける日本製EVの多くが日産
高速道路でハンズオフ運転を実現。あなたの前を走る車がProPILOTで走っているかも
ファミリーカーの定番。ミニバン市場でトップを争い続ける日産の人気車種
ひよぺん対話
日産って今やばいんじゃないの?赤字って聞いたけど...
正直に言うと今は厳しい。2024年度は純損失6,709億円で、ゴーン逮捕後で最も悪い決算だった。原因は——
・商品力の低下: 北米で新型車の投入が遅れ、値引き販売に頼った
・中国市場の苦戦: BYDなど中国EVメーカーに押されてシェア急落
・円安なのに赤字: 他社は円安で利益を伸ばしたのに、日産はコスト体質の問題で赤字
でも「やばい=入るべきでない」ではない。再建計画「Re:Nissan」は5,000億円のコスト削減と商品力強化を掲げていて、谷底から復活する過程に参加するキャリアは実は貴重な経験になる。トヨタやホンダでは味わえない「0から立て直す経験」ができるのは今の日産だけ。
トヨタやホンダと比べてどうなの?
規模では大きな差があるのが現実。
・トヨタ: 売上48兆円、世界販売1,100万台
・ホンダ: 売上20兆円、世界販売400万台
・日産: 売上12.6兆円、世界販売334万台
ただし日産にしかない強みもある——
・EV量産の先駆者: リーフで培ったEV量産ノウハウはトヨタにはない
・e-POWERの独自性: トヨタのTHS(ストロングハイブリッド)とは違うアプローチで差別化
・横浜本社: トヨタ(豊田市)やホンダ(和光市)と違い、横浜のみなとみらいに本社。東京近辺で働きたい人には魅力
「最大手の安定」を求めるならトヨタ一択。「逆境を乗り越えるチャレンジ」を求めるなら日産は面白い選択肢だよ。
文系でも日産に入れる?
入れるよ。日産は事業職(ビジネス職)として文系を採用してる。マーケティング、営業企画、調達、人事、財務、渉外——
特に日産の面白いところは「英語を使う仕事が日常的」なこと。ルノーとのアライアンス、海外拠点とのやり取りで、トヨタ・ホンダより社内英語比率が高い。グローバル志向の文系学生には向いてる。
ただし、経営再建中なので新卒採用数は絞られている可能性が高い。ES・面接では「なぜ今の日産に入りたいのか」を明確に語れないと厳しいよ。