数字で見る日本通運
ESや面接で使える数字と、給与・採用データ。物流大手との比較で、日通の立ち位置を数字で理解してください。
知っておきたい数字
事業別売上構成
世界48カ国以上の航空・海上フォワーディング。売上の過半数を占める最大事業
国内の物流センター運営・在庫管理・配送受託(3PL)
引越サービス、美術品・医薬品の特殊輸送、その他
給与・待遇
| 項目 | データ |
|---|---|
| 平均年収(単体) | 約892万円(平均年齢約44歳) |
| 初任給(大卒) | 月243,300円 |
| 初任給(大学院卒) | 月246,100円 |
| 賞与 | 年2回(業績連動) |
| 海外赴任手当 | 赴任先・家族帯同により変動(大幅加算あり) |
| 住宅補助 | 社員寮・独身寮(月2〜3万円)、住宅手当 |
| その他手当 | 通勤手当、単身赴任手当、資格取得支援 |
採用データ
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 新卒採用人数 | 約300〜400名(総合職・エリア総合職合計) |
| 採用コース | 総合職(全国転勤・海外赴任あり)、エリア総合職(転居なし) |
| 文理比 | 文系・理系ともに採用(フォワーダー・3PL営業は文系多い) |
| 採用大学 | MARCH〜早慶・地方国立まで幅広い |
| 離職率 | 物流業界水準(詳細は非公開) |
業績推移(直近3期)
| 項目 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 2兆7,042億円 | 2兆5,404億円 | 2兆5,748億円 |
| 営業利益 | 1,122億円 | 約130億円 | 約26億円(減損処理影響) |
| 営業利益率 | 約4.1% | 約0.5% | 約0.1% |
| 純利益 | 604億円 | 約338億円 | 約26億円 |
※IFRS基準(連結)。2024〜2025年期は海外事業の減損処理と構造改革コストが影響。2026年12月期は売上5%増・営業利益1,000億円回復を見込む。
物流大手3社 業界内比較
| 企業 | 売上収益 | 特徴 | 平均年収 |
|---|---|---|---|
| 日本通運(NXHD) | 2兆5,748億円 | 国際物流・3PL・特殊輸送 | 約892万円 |
| SGホールディングス(佐川) | 約1兆4,792億円 | BtoB宅配・EC物流・高収益 | 約660〜700万円 |
| ヤマトHD(ヤマト運輸) | 約1兆7,627億円 | BtoC宅急便・ブランド力 | 460〜510万円(運輸実態) |
※売上は直近本決算ベース。年収は各社の有価証券報告書・公開データに基づく推計。持株会社と事業会社で数字が異なる場合は事業実態に近い値を記載。
ひよぺん対話
平均年収892万円ってほんとに?
日本通運単体の有価証券報告書ベースの数字としては約892万円(平均44歳)というデータがある。ただし「平均44歳で892万円」というのは、ベテランが引き上げている面があり、新卒で入社した直後は初任給243,300円(大卒)から始まる。25歳で400〜450万円、30歳で550〜600万円という実態に近い推移。「892万円」の数字はESに書いてOKだが、面接では「どの年齢・役職でその水準か」まで理解した上で話せると評価が上がる。
2025年12月期の利益が大幅減って大丈夫なの?
2025年12月期の営業利益は大幅減(一時的な海外減損処理が影響)で厳しい数字だった。ただし2026年12月期は売上5%増・営業利益1,000億円回復を見込んでいる。カーゴパートナー統合が完了すれば欧州収益が本格寄与するし、国際物流市場は長期では成長トレンド。「一時的なコスト増・減損から回復する過程」という見方が妥当。面接でこの経緯を語れると、企業研究の深さを示せる。
物流業界の年収って商社やコンサルに比べると低くない?
正直に言うと商社(平均年収1,200〜1,500万円)やコンサル(上位は2,000万円超)には及ばない。ただし日通の約892万円は物流業界では突出して高い。ヤマト・佐川(400〜550万円)と比べれば格段に高水準。海外赴任手当・単身赴任手当・住居支援が加算されると、実質的な生活水準はかなり高い。「年収の絶対額」よりも「安定性×専門性×グローバルなキャリア」のパッケージで判断するのが物流業界のセオリー。