森永製菓の仕事内容を知る
チョコボールを守り、INゼリーで健康市場に攻め、ハイチュウで世界を狙う。少数精鋭1,472人の菓子メーカーで、入社したら実際にどんな仕事をするかを解説。
プロジェクト事例で見る仕事
「inバープロテイン」スポーツ栄養市場の拡大
スポーツ・フィットネスブームを追い風に、inバープロテインの新フレーバー開発とプロモーションを推進。SNSでの「筋トレ民に刺さる訴求」「栄養士・トレーナーとのタイアップ」「スポーツチームへの提供」を組み合わせたマーケティングで、コンビニ棚での「スポーツ栄養の定番」地位を確立するプロジェクト。
チョコボールの「限定フレーバー」戦略とSNS連動
定番商品のチョコボールに季節限定・コラボ限定フレーバーを継続的に投入し、話題性を維持。「○○とコラボ」「このフレーバーがスーパーに並んだ」というSNSでの拡散を狙った商品企画。懐かしさを維持しながら新しさを加えるという難しいバランスのブランド運営。
北米での「Hi-Chew(ハイチュウ)」ブランド拡大
MLB・NBAファンの間で広まった「Hi-Chew」の認知を活かし、米国スーパー・コンビニへの棚拡大と新フレーバー展開を推進。「日本生まれのもっちりキャンディ」というポジショニングで差別化し、現地の競合(スキットルズ等)との棲み分けを確立する海外マーケティングプロジェクト。
コンビニの「健康・スポーツ食品棚」へのin拡大提案
コンビニのバイヤーにINゼリー・inバープロテインを「スポーツ栄養の定番棚」に配置する提案。競合(大塚製薬・グリコ等)との差別化ポイントを数字で示し、棚割り変更を実現するメーカー営業の典型的プロジェクト。消費者調査データとPOS分析を組み合わせた説得力のある提案が求められる。
事業領域
菓子事業
スーパー・コンビニ・量販店・消費者森永製菓の基幹事業。チョコボール・ダース・チョコフレーク・ハイチュウ・ミルクキャラメル・森永ビスケット・小枝など、長年愛されるブランドを多数保有。
近年は価格改定による収益性改善を進めており、原材料高騰を吸収しながら利益率を維持・改善している。海外ではハイチュウが北米・アジアで独自の存在感を確立中。若手の営業・マーケティングはこの事業に配属されることが多い。
健康栄養食品事業(inシリーズ)
スポーツ・フィットネス層・健康意識層・受験生・ビジネスパーソン森永製菓の成長ドライバー。INゼリー・inバープロテイン・inバーウエファーなど「in」ブランドを中核に、健康栄養食品市場を攻める。
コロナ禍以降の健康意識向上で需要が急拡大し、売上・利益とも過去最高更新を牽引した事業。スポーツ栄養食品市場は成長余地が大きく、今後も主力の成長エンジン。単価が菓子より高く、利益率も良い。若手R&Dは新フォーミュラの開発・栄養機能の研究に携わる。
冷菓事業
スーパー・コンビニ・量販店・家庭消費者チョコモナカジャンボ・ホームランバー・ラムネキャンディアイス・BOXシリーズなど夏の定番アイスを展開。冷菓市場は夏の天候に影響されやすい季節性の高い事業。
競合(明治・ロッテ・グリコ)も強く、価格競争が激しい領域。チョコモナカジャンボのような強力なブランドは安定収益源だが、事業全体としては菓子・健康食品ほど成長期待が高くない。
ひよぺん対話
入社したら最初はどんな仕事するの?チョコボールのCMを作るとか?
CMは広告代理店が主導するから直接作るわけじゃないけど、マーケティング部門ならCMの意思決定には関われる。ただ文系の多くは営業スタート。コンビニ・スーパーのバイヤーにチョコボールやINゼリーの棚割りを提案する仕事。
森永製菓は従業員数が単体1,472人と少人数だから、一人あたりの裁量が大きめ。営業でも早い段階から担当エリアを持ち、責任ある仕事ができる環境。理系はR&D(新商品・inシリーズの栄養設計)か生産技術(工場の生産効率改善)が多い。
inシリーズとかスポーツ栄養に関わりたいんだけど、文系でも可能?
inシリーズのマーケティング・営業なら文系でも関われる。具体的には:
・スポーツジム・フィットネスチェーンへの営業・導入提案
・コンビニのバイヤーへの「inバープロテイン棚拡大」提案
・SNSでのinシリーズのブランディング施策
・スポーツチーム・アスリートとのタイアップ企画
文系は営業スタートが基本だけど、「inシリーズのある健康食品部門に関わりたい」という志望を面接で明確に伝えることで、配属でも考慮してもらえる可能性はある。「健康食品×マーケティング」という志望動機は刺さりやすいよ。
海外で働くチャンスはある?ハイチュウが海外で人気って言ってたけど...
森永製菓はアメリカにMorinaga Americaという法人を持っていて、ハイチュウ(Hi-Chew)の販売・マーケティングを担っている。入社5〜10年目で海外駐在するルートはある。
ただし現時点では海外比率がまだ10%台で、海外拠点の規模はキッコーマンや味の素には及ばない。「2030年に海外売上比率25%以上」という目標を掲げているので、これから海外展開を作っていく段階。「海外の仕事を自分で作りたい」という人には面白いし、「完成した海外組織の中で働きたい」には物足りないかも。