数字で見るマネックスグループ

証券口座250万×暗号資産220万——マネックス証券単体とグループHD全体で年収は異なる。赤字50億円の正体と、実力ベース136億円黒字の意味を数字で読み解く。

知っておきたい数字

738億円
営業収益(FY2024・3月期)
証券+暗号資産+米国のグループ合計。暗号資産相場の活況・低迷で大きく変動する
▲50億円
当期純損益(FY2024)
一過性の減損・SPAC費用による赤字。実力ベース(一過性除く)は約136億円の黒字
648万円
平均年収(マネックス証券単体)
グループHD全体では約875万円。どの法人で採用されるかによって異なる
250万口座
マネックス証券の口座数
NISAの恒久化(2024年〜)とドコモ提携で口座数が拡大基調。暗号資産を合わせると470万超

セグメント別収益構成

マネックス証券(国内) 約45%

国内オンライン証券事業。株式・投資信託・NISAの売買手数料・管理手数料が中心

コインチェック(暗号資産) 約30%

暗号資産取引所。相場活況時に収益が急拡大する変動型収益。スプレッド(売買差益)が主要収入

TradeStation(米国) 約20%

米国のオンライン証券・FX。プロトレーダー向け高機能ツールで差別化

その他(アジア・資産運用) 約5%

香港・シンガポール事業、資産運用会社

給与・待遇

項目データ補足
平均年収(グループHD)約875万円持株会社スタッフ(事業戦略・M&A等)が平均を押し上げる
平均年収(マネックス証券)約648万円証券会社としての一般的な職種の平均
初任給(学部卒)約22〜24万円法人・配属部署によって若干差あり
残業時間月20〜35時間程度市場部門・システム部門は繁忙期に増加
リモートワーク週2〜3日(部署による)フィンテック系らしい柔軟な働き方
ボーナス年収の20〜30%程度コインチェック関連部署は暗号資産相場次第でアップサイドあり

採用データ

項目データ補足
新卒採用数(年間)約30〜50名グループ全体。少数精鋭採用
文理比率理系・文系ほぼ半々エンジニア採用が増加傾向(フィンテック強化)
採用のポイント金融×テック両面への興味・主体性「なぜマネックスか」で証券+暗号資産の両輪を語れるか
中途採用新卒と同水準程度フィンテック・ブロックチェーン経験者は積極採用

業績推移(直近3期)

年度営業収益当期純損益トピック
FY2022(2022年3月期)約866億円約199億円(黒字)暗号資産相場の高騰期。コインチェック収益が急拡大
FY2023(2023年3月期)約660億円約-8億円(微損)暗号資産相場の調整。FTX破綻の影響も
FY2024(2024年3月期)738億円約-50億円(一過性赤字)SPAC費用・TradeStation減損。実力値は+136億円

※暗号資産相場に連動して収益が大きく変動する。FY2022は相場好況、FY2023は低迷、FY2024はコインチェックのナスダック上場コスト計上。

オンライン証券4社比較

企業口座数平均年収特徴
SBI証券約1,300万口座約700〜750万円最大手。手数料無料化で最多口座
楽天証券約1,100万口座約700〜720万円楽天経済圏との連携が強み
松井証券約160万口座約700〜730万円老舗ネット証券。高齢層・長期投資家に強み
マネックス証券約250万口座約648万円米国株・暗号資産×ドコモ提携

ひよぺん対話

ひよこ

マネックス証券の平均年収648万円ってSBIや楽天証券より低いの?

ペンギン

「オンライン証券同士の年収比較」は就活で使える情報なので整理しておこう:

📊 オンライン証券各社の平均年収(概算)
・SBI証券:約700〜750万円
・楽天証券:約700〜720万円
マネックス証券:約648万円
・松井証券:約700〜730万円

マネックス証券単体は4社の中でやや低い水準。ただし:

💡 グループHD全体の年収は875万円
マネックスグループ(持株会社)の平均年収は約875万円で、これはSBI・楽天証券より高い場合もある。HDに所属する高給職(事業戦略・M&A・投資部門)が平均を押し上げている。

🪙 コインチェック部門は相場次第で変動が大きい
暗号資産市場が活況な年はコインチェックの収益が急拡大し、グループ全体の賞与も上がる可能性がある。「相場に連動したアップサイド」があるのはコインチェック関連部署だけ。

面接では「マネックス証券単体:648万円、グループHD:875万円」の両方を把握していることを示すと、しっかり調べてきた印象が出るよ。

ひよこ

FY2024が当期純損失50億円って赤字じゃん。これって大丈夫なの?

ペンギン

「赤字50億円=経営危機」ではない。内容を分解すると安心できる:

📋 赤字の内訳
FY2024(2024年3月期)の当期純損失約50億円は、主に以下の一過性要因:
・コインチェックのSPAC上場関連費用(会計処理上の費用計上)
・TradeStation(米国)の業績悪化に伴う減損処理

📈 実力ベースでは黒字
一過性項目を除いた「実力ベース当期利益」は約136億円の黒字。通常の事業活動では安定的に利益を出せている。

🔄 「一過性赤字」は投資と再編のコスト
コインチェックのナスダック上場は長期的な価値向上への投資。今期の費用が将来の収益につながる可能性がある。

面接でこの話が出た場合、「一過性要因と経常的な実力値を区別して理解しています」と答えると、財務リテラシーの高さを示せる。「赤字だから心配」という表面的な反応とは差がつくよ。

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