📊 数字で見る厚労省

ESや面接で使える数字と、予算・採用・給与データの実態。「予算35兆円」の意味と、残業の正直な数字。

知っておきたい数字

約35兆円
所管予算(FY2025)
全省庁中ダントツ1位(一般会計の約30%)
約3.3万人
職員数(定員ベース)
本省+労働局+ハローワーク+監督署
月70〜90時間
平均残業時間
霞が関ワースト級。繁忙期は100時間超
約200名
年間採用数
総合職約60名+一般職約140名

政策分野別 人員配置(概算)

医療政策 30%

医政局・保険局・医薬局

雇用・労働 30%

職業安定局・労働基準局・雇用環境均等局

年金・社会保険 20%

年金局

福祉・公衆衛生 20%

社会・援護局・老健局・健康局

※ 配属割合は概算。都道府県労働局・ハローワーク・労働基準監督署の人員を含む。

予算規模 — 社会保障費の内訳

一般会計予算(FY2025)約35兆433億円
うち社会保障関係費約34兆7,088億円
年金給付費約13兆円(国庫負担分)
医療費(国庫負担分)約12兆円
介護・福祉費約4兆円
雇用対策費約3,000億円

※ 社会保障費は保険料収入を加えると約130兆円超。厚労省が制度設計する社会保障の総額は GDP の約25%に相当。

給与・待遇

初任給(総合職・大卒・東京)月約301,200円(地域手当20%込み)
初任給(総合職・院卒・東京)月約293,760円(俸給ベース。手当加算で30万円超)
30歳年収目安600〜700万円(係長級)
35歳年収目安800〜900万円(課長補佐級)
40代年収目安1,200〜1,400万円(課長級)
賞与年2回(6月・12月)計4.65ヶ月分(2025年人事院勧告)
官舎都心でも月2〜3万円。家族向けあり
退職金平均約2,000万円以上(勤続35年)

※ 初任給は2025年4月改定後(人事院勧告に基づく)。超過勤務手当は予算上限があり、全額支給されない場合がある。

採用データ

総合職 事務系 採用数約50名(法律・経済・政治等)
総合職 技術系・医系技官等約10名
一般職 採用数約140名
官庁訪問 実質倍率5〜8倍
女性比率(総合職)約40%
採用大学傾向東大・京大・一橋・早慶・中央(法)が中心

働き方データ

平均残業時間月70〜90時間(霞が関ワースト級)
国会対応時期月100時間超の場合も
コロナ禍ピーク時一部部署で月300時間超
テレワーク制度あり(コロナ以降に定着。ただし国会対応時は出勤)
有給取得取得推進中(平均13〜15日)
若手離職コンサル・医療系企業・シンクタンクへの転職が増加

主要省庁との比較

厚労省財務省経産省総務省
所管予算約35兆円予算を査定する側約1.4兆円約17兆円
職員数約3.3万人約7万人(国税庁含む)約7,800人約4,800人
総合職 採用数約60名約20名約50名約40名
残業時間月70〜90h月72h月60〜70h月40〜50h
国会対応負荷ダントツ1位予算期に集中多い普通
国民への直接影響最大間接的企業経由自治体経由
転職先医療・福祉系金融・国際機関コンサル・商社自治体・民間

ひよぺん対話

ひよこ

35兆円の予算ってピンとこない。どのくらい大きいの?

ペンギン

日本の一般会計予算が約114兆円だから、その約3分の1が厚労省の予算。国防費(約8兆円)の4倍以上、文教費(約5.4兆円)の6倍以上。さらに分かりやすく言うと、日本人1人あたり年間約28万円が厚労省の政策に使われている計算。病院の3割負担、年金の支給、ハローワークの運営——全部この予算から出てる。民間企業で言えばトヨタの売上(約45兆円)に匹敵する規模の「事業」を運営してるんだよ。

ひよこ

厚労省の年収って低い?残業代でカバーできる?

ペンギン

基本の俸給は他の省庁と同じ。30歳で600〜700万円。ただし厚労省は残業が多い分、超過勤務手当は付く——はずなんだけど、ぶっちゃけ「予算の上限」があるから全額は出ないのが実態。いわゆる「サービス残業」。これは霞が関全体の問題だけど、残業時間が最も多い厚労省では特に深刻。最近は改善されつつあるけど、「残業代で稼ぐ」は期待しないほうがいい。

ひよこ

採用人数200名って多い?少ない?

ペンギン

職員3.3万人の組織として約200名の新規採用。内訳は総合職が約60名(事務系約50名+技術系・医系技官等約10名)、一般職が約140名。経産省(総合職50名)より多く、国交省(総合職120名)よりは少ない。ポイントは事務系の総合職が約50名と、事務系だけで見れば霞が関でも多い方。法律・経済の文系学生には比較的門戸が広い省庁だよ。

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