3分でわかるメディパルホールディングス
あなたが薬局で受け取った薬。病院で投与された注射剤。それをメーカーから病院・薬局へ届けたのがメディパル。
売上3.7兆円・日本最大の医薬品卸グループ。
医薬品卸(メディセオ)×日用品卸(PALTAC)の複合モデル | 業界No.1
メディパルHDのグループ構成
医薬品卸と日用品卸を両方持つ唯一の大手——なぜこの組み合わせが強みなのか。
医療用医薬品卸(メディセオ)と化粧品・日用品卸(PALTAC)を両方持つことで、病院・薬局からドラッグストア・コンビニまで幅広い取引先に総合提案できる唯一の大手卸グループ。
3つのキーワードで理解する
医薬品卸とは何か
製薬メーカーが作った薬を、病院・薬局まで届ける「物流+情報提供+与信管理」の専門企業。スーパーの卸売業に近い概念だが、薬は温度管理・期限管理が極めて厳しく、専門知識が必要なインフラ企業。
売上3.7兆円でも利益率0.4%の理由
薬価(薬の公定価格)は国が決め、しかも毎年引き下げられる。仕入れ価格と販売価格の差(マージン)が薄く、規模を大きくして薄利でも稼ぐのが業界の宿命。だからこそメディパルは日用品卸(PALTAC)も組み合わせた複合モデルを採用している。
「医薬品卸」と「日用品卸」の両方を持つ唯一の大手
メディパルHDは医療用医薬品卸(メディセオ)と日用品・化粧品卸(PALTAC)の両方を保有する唯一の大手卸売グループ。これにより「医療機関にも、コンビニにも」幅広く提案できる総合卸売企業として差別化している。
日常の接点——メディパルはここにある
医院で処方された薬が薬局に届くまでの流通の多くにメディパルが関わっている。
ウエルシア・マツキヨなどの棚に並ぶ日用品・OTC医薬品はPALTACが卸しているケースが多い。
入院時に使われる注射剤や抗がん剤も、医薬品卸を経由して病院に届く。
ワクチン・バイオ医薬品は厳密な温度管理が必要。その物流網を支えているのがメディパル。
ひよぺん対話
メディパルって名前を聞いたことがないんだけど、どんな会社なの?
知名度は低いけど、実は医薬品卸で日本最大の会社なんだ。売上高は3.7兆円——これはトヨタの半分、MUFGを超えるレベルの巨大企業。でも医薬品の「卸売」だから名前がエンドユーザーに見えない。あなたが薬局で薬をもらう時、その薬はほぼ確実にメディパルか競合の医薬品卸が配送している。「縁の下の力持ち」の最典型例の企業。
「医薬品卸」と「製薬メーカー」と「MR」って全部違う?
それは大事な違いだね。製薬メーカー(ファイザー・武田薬品等)=薬を研究・製造する会社。MR(Medical Representative)=製薬メーカーの営業担当者で、医師に薬の情報提供をする人。医薬品卸(MS)=作られた薬をメーカーから仕入れて病院・薬局に届ける物流+営業の仕事。メディパルはこの「医薬品卸」の会社。MRとMSは全く別の仕事なのに混同されやすいので、就活では要注意。
利益率0.4%って低すぎない?なんでそんなに薄いの?
医薬品卸の利益率が薄い理由は3つ。①薬価は国が決める——自由に価格設定できない。②毎年薬価が引き下げられる——利益の源泉がどんどん縮む。③仕入れ先(製薬メーカー)も顧客(病院・薬局)も大企業——両側から価格交渉でプレッシャーをかけられる。だから規模を大きくして経費率を下げるしかない。3.7兆円の売上でようやく150億円程度の営業利益——これが医薬品卸の現実。