💼 仕事内容を知る
BtoB素材メーカーの仕事——技術営業・研究・生産技術・グローバル、どの職種も「世界トップシェアの素材を届ける」仕事に関わる。
プロジェクト事例
エバールの新規採用獲得——食品メーカーへの技術提案
大手食品・飲料メーカーのパッケージ担当部門に対して、エバールの採用を提案。競合フィルムとのガスバリア性能・コスト・環境負荷の比較データを作成し、食品の鮮度延長・廃棄ロス削減という価値を数字で説明。パッケージ設計・加工会社との三者連携でサンプル試作〜量産移行を支援。
フレキシブルディスプレイ向けPVAフィルムの改良研究
スマートフォンの折り畳みディスプレイ(フレキシブルOLED)に対応できるPVAフィルムの開発研究。従来の液晶向けとは異なり、折り曲げに耐える柔軟性と優れた光学特性の両立が課題。高分子物理・光学設計・製膜プロセスの複合アプローチで取り組む。
エバール生産ラインの収率改善プロジェクト
エバール生産ラインでの歩留まり(製品取れ高)改善プロジェクト。ロスを生む工程をデータ解析で特定し、製造条件(温度・圧力・時間)の最適化を実施。改善率1%が億円単位のコスト削減につながる大きなインパクトを持つ。工場の現場スタッフと協力した実地での試行錯誤が核心。
欧州でのエバール環境規制対応サポート
EU域内の食品包装規制(持続可能なプラスチック規制)に対応したエバール新グレードの欧州顧客への展開。現地法人スタッフと連携して規制解釈・顧客の既存ラインへの適合性確認・新グレードの採用促進を担当。英語での技術交渉が日常業務。
事業領域・職種
研究・開発部門
社内プロジェクト(将来の製品・用途開発のために)- 新素材研究: 新しい高分子材料の合成・評価(EVOH・PVA・イソプレン系等の新グレード開発)
- 応用研究: 既存素材の新用途開拓(フレキシブルディスプレイ・医療用途への展開)
- プロセス研究: 製造効率・品質向上のための生産プロセス改善研究
- 採用: 化学・高分子・材料系の修士以上が主体。倉敷・東京の研究所に配属
営業・マーケティング
食品メーカー・自動車メーカー・ディスプレイメーカー・加工業者- 技術営業: 製品スペックを顧客の課題と照らし合わせた「技術的な売り込み」。カタログ営業ではなく提案型
- 新規用途開拓: 既存顧客での新製品採用・新規顧客の開拓
- 価格・納期交渉: 長期供給契約の条件交渉
- 採用: 文理不問。入社後に担当製品の技術知識を習得する研修あり
生産技術・製造
社内(製造現場の品質・安全・効率化)- 生産技術: 製造ラインの収率改善・自動化・安全管理
- 品質管理: 製品スペックの確認・顧客品質クレーム対応
- 設備管理: 製造設備のメンテナンス・更新計画
- 主な配属先: 岡山(倉敷)・姫路・東京・千葉等の製造拠点。工場配属を避けたい人には注意が必要
グローバル事業・コーポレート
海外現地法人・投資家・グループ企業- 海外事業部: 米国・欧州・アジアの現地法人管理・海外顧客への技術・価格交渉
- 経営企画: 中期経営計画の策定・M&A検討
- 財務・IR: 投資家向け説明・資金調達
- 人事・法務: グループ全体の人事制度・コンプライアンス
- 海外拠点: 米国(テキサス)・ベルギー・シンガポール等に現地法人あり
ひよぺん対話
化学メーカーの営業って何をするの?普通の営業と違う?
クラレのような素材メーカーの営業は「技術営業」と呼ばれる、普通の営業とは少し違う仕事——
普通の消費財営業: 「この商品を買ってください」と訪問・交渉
技術営業: 「あなたの製品の課題に、この素材で解決できますよ」と技術的な提案
具体的には——
・食品メーカーの包材担当者に「エバールを使えば食品の賞味期限が2倍に伸びる」という数値データで提案
・自動車メーカーの設計部門に「燃料タンクのバリア層にエバールを使えば揮発ガスの規制をクリアできる」
・提案→サンプル提供→試作→評価→採用→量産という長いサイクルで仕事をする
1商談が完結するまで1〜3年かかることも珍しくない。「長期的な視点で顧客の設計段階から関わる仕事」が好きな人に向いている。
やっぱり工場配属になる可能性ある?
正直に言うと——生産技術・製造職は工場配属が原則。営業・研究職も最初の数年は工場研修や工場配属になるケースがある。
クラレの主な工場所在地:
・岡山県倉敷市(本社・最大拠点)
・兵庫県姫路市
・千葉・神奈川・東京
研究職希望の場合も「倉敷・岡山の研究所に配属」になる可能性が高い。「絶対に都市部しか嫌」という人には合わない可能性がある。
ただし倉敷は岡山市近郊で、新幹線で東京2時間・大阪40分というアクセスで、意外と住みやすいという声も多い。「工場・研究所メイン」であることを前提に就職先を選ぶべき。