近鉄グループの仕事内容を知る
鉄道・国際物流・不動産・ホテル・百貨店の5領域。グループ会社によって仕事内容が全く異なる近鉄グループの全体像を解説します。
具体的なプロジェクト事例
特急「ひのとり」の運行管理・サービス改善
大阪難波〜名古屋間の特急ひのとりは、プレミアム車両・個室型シートで差別化した近鉄の顔。運行管理・ダイヤ改正・サービス品質管理・乗客調査などを担う。インバウンド増加で乗客の多様化が進み、多言語対応・バリアフリー強化のプロジェクトも進行中。
東南アジア向け精密機器の航空貨物輸送スキーム構築
近鉄エクスプレスが手がける国際物流の典型例。日本の製造業が東南アジアの工場に部品を送る供給チェーン全体を管理。航空会社との交渉、通関書類の管理、現地デリバリーの手配まで一括でコーディネートする。サプライチェーン全体を把握できる、グローバルな仕事。
あべのハルカス周辺エリアの商業活性化計画
あべのハルカスを核にした阿倍野・天王寺エリアの商業施設群のテナント誘致・管理・イベント企画。日本一高いビルを管理する仕事はスケールが大きく、年間数百万人が来訪する施設のリテール戦略を立案・実行する。沿線の不動産開発(マンション分譲・賃貸)も担当。
都ホテルズのインバウンド向けサービス開発
近鉄グループが展開する都ホテルズ&リゾーツでの仕事。訪日外国人の急増に対応した多言語サービス・客室リニューアル・OTA連携を推進。万博需要を取り込むための特別プラン開発やプロモーション企画も担当。大阪・奈良・京都という観光地の近くにホテルを持つ強みを活かす。
事業領域
鉄道・交通
通勤・観光客・インバウンド- 鉄道運行管理・ダイヤ作成・安全管理
- 駅業務(窓口・改札・ホーム監視)
- 特急ひのとり・しまかぜのサービス企画
- バス・タクシーなどグループ交通事業
- インバウンド向け観光路線の強化
国際物流(近鉄エクスプレス)
製造業・小売業・輸出入企業- 国際航空貨物・海上貨物の輸送手配(フォワーダー)
- 通関・輸出入書類管理
- サプライチェーンマネジメント(SCM)
- 倉庫・流通加工サービス
- 東南アジア・欧米・中国向けの現地法人展開
不動産
入居者・テナント・商業事業者- 沿線マンション分譲・賃貸管理
- あべのハルカスなどの商業施設管理・テナントリーシング
- オフィスビル・駅ビルの開発・運営
- 宅地・住宅開発
ホテル・流通
旅行者・インバウンド・消費者- 都ホテルズ&リゾーツの運営(大阪・奈良・東京等)
- 近鉄百貨店の商品仕入れ・売場企画・催事運営
- 近鉄旅行の旅行商品企画・販売
- 志摩スペイン村等のレジャー施設運営
ひよぺん対話
近鉄グループHDに入社したら、どんな仕事を担当するの?
近鉄GHD本体の採用は少数精鋭で、グループ全体の経営戦略・財務・IR・ESG等を担う。入社後はグループ各社(近畿日本鉄道・近鉄エクスプレス・近鉄百貨店等)への出向もある。「近鉄の鉄道に乗りたい」なら近畿日本鉄道本体への応募が正しい。GHDへの応募は「グループ全体の経営に関わりたい」という動機が前提。採用数が少ない分、倍率は高く、他のグループ会社より事務系総合職の割合が高い。
近鉄エクスプレスって別会社なの?一緒に受けられる?
近鉄エクスプレスは東証プライム上場の独立した会社で、採用も別。近鉄GHDの子会社だが、経営は独立している。売上規模は近鉄エクスプレス単体で約8,000億円——これは近鉄GHD連結売上の45%に相当する。「物流の仕事をしたい」なら近鉄エクスプレスを直接受けるのが正攻法。国際物流フォワーダーとして、日本通運・近鉄エクスプレス・郵船ロジスティクスは同じくくりで比較される。近鉄グループという「傘」はあるが、鉄道とは全く異なる仕事。