3分でわかる花王

アタック・ビオレ・メリーズ——あなたの日常にある「研究開発型」日用品メーカー

1.6兆円 売上高(2024年12月期)
約3.4万人 グループ従業員数
143名 新卒採用数(2024年)

就職人気ランキング常連のトップ10。倍率100倍超の狭き門

花王の事業ポートフォリオ

最大
🧴
ハイジーンリビングケア
アタック・マジックリン・メリーズ・クイックルワイパー。花王の売上の33%を占める最大セグメント
5,443億円
💆
ヘルスビューティケア
ビオレ・キュレル・メリット・ヘルシア。スキンケアからオーラルケアまで
4,240億円
🧪
ケミカル
油脂化学・界面活性剤。BtoB事業で日用品技術を産業に展開
4,059億円
💄
化粧品
KANEBO・KATE・ソフィーナ・est。プレステージからマスまで
2,441億円

消費財3セグメント(日用品+ヘルスビューティ+化粧品)が売上の75%、ケミカル(BtoB)が25%。消費財×ケミカルの二刀流がP&G・ユニリーバにはない花王のユニークさ。

3つのキーワードで理解する

1

「モノづくり」の研究開発力

花王の最大の強みは基礎研究から製品化まで一貫して自社で行う研究開発力。界面活性剤の技術は洗剤・シャンプー・化粧品・ケミカルの全事業に共通の基盤。特許出願数は日用品業界で世界トップクラス。研究開発費は売上の約4%。

2

シャープトップ戦略

全カテゴリで1位を目指すのではなく、特定カテゴリで圧倒的1位(シャープトップ)を取る戦略。アタックZERO(洗剤)、キュレル(敏感肌ケア)、メリーズ(紙おむつ)など、それぞれの分野で「選ばれるブランド」を育てる。

3

消費財×ケミカルの二刀流

P&Gやユニリーバは消費財専業だが、花王は売上の25%がケミカル(BtoB)事業。日用品で培った界面活性剤・油脂化学の技術を自動車・電子部品・農業向けに展開。消費財の景気変動をケミカルが補完する安定構造。

身近な接点

👕

アタック

日本の衣料用洗剤のリーディングブランド。「アタックZERO」は洗浄力と環境負荷低減を両立

🧴

ビオレ

洗顔料・ボディソープ。「ビオレu」は日本の多くの家庭の風呂場にある定番

👶

メリーズ

紙おむつブランド。日本品質で中国・東南アジアでも高い人気

💄

KATE

ドラッグストアで買えるメイクアップブランド。SNSで話題の「リップモンスター」はKATEの製品

ひよぺん対話

ひよこ

花王って洗剤の会社でしょ?就活で人気なの?

ペンギン

そう、洗剤の会社。でも就活では就職人気ランキング常連のトップ10に入る超人気企業だよ。理由は「研究開発力が高い」「日用品で社会に貢献できる」「給料も悪くない」の3拍子。倍率は事務系で68〜100倍、採用は年143名程度。かなり狭き門。

ひよこ

P&Gとかユニリーバと何が違うの?

ペンギン

3つの大きな違いがある:

ケミカル事業: P&G・ユニリーバは消費財専業だけど、花王は売上の25%がBtoB。技術の幅が広い
日本市場での圧倒的シェア: 洗剤・入浴剤・紙おむつで国内トップシェアを複数持つ
研究開発型メーカー: 基礎研究→製品化の一気通貫が花王の武器。P&Gはマーケティング力、花王は研究開発力

外資はマーケティング志向、花王は「技術で勝つ」志向。

ひよこ

文系でも入れる?理系のイメージが強いんだけど...

ペンギン

入れる。ただし事務系は年30〜40名程度で超狭き門(倍率100倍超とも)。営業・マーケティング・経営企画・法務・人事・財務などの職種がある。理系は研究職・生産技術職・ビジネスプロセスエンジニアがあって、こちらは年100名程度。花王の事務系は「日本最難関の就職先の一つ」と言っていい。

ひよこ

33期連続増配が途切れたって聞いたけど、大丈夫?

ペンギン

2023年に構造改革(ブランド整理・コスト削減)を断行した影響で増配記録は途切れた。でもその改革が効いて2024年は営業利益2.4倍の大幅増益。「痛みを伴う改革をやり切れる会社」という評価に変わった。面接では「増配記録が途切れても改革をやり切った経営判断力」を語れると好印象。

ひよこ

勤務地はどこ?

ペンギン

本社は東京(日本橋)。研究所は和歌山・栃木・東京。工場は和歌山・栃木・川崎・酒田(山形)など。事務系は東京勤務が多いけど、営業は全国に拠点がある。研究職は和歌山研究所に配属されるケースも多い——これが合うかどうかは事前に考えておいた方がいいよ。