3分でわかるジェイテクト
電動パワーステアリング世界No.1。光洋精工×豊田工機の合流で生まれた精密部品の巨人
2006年に光洋精工と豊田工機が合併。トヨタグループのステアリング・軸受の専門家
誕生の歴史——2社の合流
光洋精工(EPS・ベアリング)+豊田工機(工作機械)が2006年に合併してジェイテクト誕生。それぞれの技術強みを組み合わせ、自動車部品×精密加工機械という独自の事業体制を構築。
3つのキーワードで理解する
世界初のEPSを生んだ「ステアリングの元祖」
1988年、光洋精工(現ジェイテクトの前身)が世界で初めて電動パワーステアリング(EPS)を量産化。それまでの油圧式ステアリングを電動モーターに置き換えることで、燃費改善・軽量化・自動運転への対応を可能にした革命的な技術。現在もEPSの世界シェアはNo.1(約25%)。ジェイテクトがステアリングシステムを作っていなければ、今の「電動化された車の操舵」は存在しなかったかもしれない。
トヨタグループの「かじ取り役+軸受役」
ジェイテクトの最大顧客はトヨタグループで、売上の約6〜7割がトヨタ向けとされる。EPS(ステアリング)で「車のかじ取り」を担い、ベアリング(軸受)で「あらゆる回転部分」を支える——「トヨタ車の動きを根底で支える2つの役割」を担う精密部品メーカー。ただしトヨタだけでなく、世界の主要自動車メーカー(BMW・ホンダ・日産等)にもEPSを供給している。
電動化・自動運転でジェイテクトの技術価値は上がる
EPSは電動化・自動運転に不可欠な技術。EVには電動ステアリングが必須で、自動運転には「電気信号だけでハンドルを動かすステアバイワイヤ(SBW)」が将来必要になる。「ステアバイワイヤ=EPSの進化形」であり、ジェイテクトがこの技術の最前線にいる。「EV化で自動車部品が不要になる」ではなく、「電動化でジェイテクトの技術がさらに重要になる」という成長ロジックが明確。
身近な接点
車のハンドル(EPS)
軽い力でハンドルが切れる「電動アシスト」。世界の車の約25%にジェイテクト製EPSが入っている
車輪の回転を支えるベアリング
ハブユニット軸受(車輪とサスペンションの結節部)など、あらゆる自動車の回転部品に採用
工作機械(精密加工を支える機械)
自動車部品・航空機部品の精密加工に使われる研削盤・マシニングセンタを製造
4WDシステムの部品
LSD(リミテッドスリップデフ)や4WDカップリングなど駆動力を路面に伝える駆動部品
ひよぺん対話
ジェイテクトって聞いたことなかった。何を作っている会社?
一言でいうと「車のハンドルを動かすシステムを作っている会社」。具体的には電動パワーステアリング(EPS)——ハンドルを軽く切れるようにするあのモーターアシストの仕組みを作っている。これが世界シェアNo.1。それ以外にもベアリング(回転部品の軸受)・工作機械も手がけている。2006年に光洋精工と豊田工機が合併して生まれた会社で、EPSの原点は光洋精工が1988年に世界で初めて量産したことに遡るよ。
トヨタグループの会社?でも独立してる?
トヨタグループに属しているが、東証プライムに上場している独立企業。最大顧客はトヨタで売上の6〜7割がトヨタグループ向けとされるが、BMW・ホンダ・日産・フォードにも部品を供給している。「トヨタに言われたことをやる」というよりも、「EPSとベアリングという特定技術では世界No.1・No.3クラスの実力を持つ専門家」として、トヨタとも対等に技術議論できる立場。
自動運転やEV化が進んだらジェイテクトの仕事ってどうなるの?
EPSにとってEV化・自動運転化はむしろ追い風。理由:
①EVには電動ステアリングが必須(機械式・油圧式は使えない)
②自動運転には「ドライバーなしでもハンドルを制御できる」ステアバイワイヤが必要
③ステアバイワイヤはEPSの進化形——ジェイテクトが開発の最前線にいる
「電動化でエンジンが不要になる」という話はよく聞くけど、ジェイテクトのEPSは電動化でさらに不可欠になる技術。これを面接で言えると差がつく。