📊 数字で見るJSR
ESや面接で使える数字と、気になる年収・採用データ。非上場化後のJSRの財務実態を整理。
知っておきたい数字
事業別売上構成(FY2024概算・推定)
約2,228億円(推定)。ArFフォトレジストNo.1。コア営業利益率23%以上の高収益事業
約1,215億円(推定)。SBR・BR等のタイヤ向けゴム。戦略的売却・分離の方向性あり
約607億円(推定)。医療診断材料等。第3の柱として育成中の成長分野
給与・待遇
| 平均年収 | 829万円(有価証券報告書最終年度・就活サイト各種データより) |
| 初任給(高専卒) | 209,900円/月(2025年度) |
| 初任給(学部卒) | 248,000円/月(2025年度) |
| 初任給(修士了) | 278,000円/月(2025年度) |
| 初任給(博士了) | 307,000円/月(2025年度) |
| 賞与 | 年2回(業績連動) |
| 福利厚生 | 独身寮(東京港区・三重等)、持株会、財形、社会人博士支援制度 |
| 主な勤務地 | 東京(本社・港区)・茨城(研究所)・三重(四日市工場)・台湾・韓国等 |
採用データ
| 採用コース | 技術系(化学・材料・物理・電気)、事務系(営業・マーケティング・管理) |
| 文理比率 | 技術系(化学・材料系)が圧倒的多数。文系は技術営業・マーケで採用 |
| 博士採用 | 積極的(初任給307,000円。化学系の博士人材を優遇) |
| 海外比率 | 研究・営業とも英語活用の機会が多い。台湾・韓国・米国への出張・赴任あり |
| 選考の特徴 | 化学系の研究経験・実験スキルを重視。大学での研究内容を詳しく聞かれる |
業績推移(直近3期・非上場後は推定含む)
| FY2022(3月期) | FY2023(3月期) | FY2024(3月期) | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 約4,284億円 | 約4,064億円 | 約4,050億円 |
| 営業利益(概算) | 約300〜400億円 | 約300〜400億円 | 公開情報限定 |
| 半導体材料利益率 | 23%以上を維持 | 23%以上を維持 | 23%以上を維持(公式目標) |
化学系メーカー4社の就職先比較
| JSR | 信越化学 | 東京応化工業(TOK) | 住友化学 | |
|---|---|---|---|---|
| 主力製品 | フォトレジスト・エラストマー | 半導体シリコン・PVC | フォトレジスト特化 | 石化・農薬・医薬・半導体 |
| 平均年収 | 829万円 | 約1,100〜1,200万円 | 約700万円台 | 約700〜800万円台 |
| 半導体向け強み | ArFフォトレジストNo.1 | シリコンウェーハNo.1 | フォトレジスト(ArF 2〜3位) | レジスト・洗浄液等 |
| 上場/非上場 | 非上場(JIC傘下) | 東証プライム上場 | 東証プライム上場 | 東証プライム上場 |
| 特徴 | 国策・EUV先行・高年収 | 超高収益・超安定・最高年収 | フォトレジスト純粋専業 | 多角化・農薬も強い |
ひよぺん対話
年収829万円って化学メーカーとして高い?
化学メーカーとして最高水準クラス。信越化学(1,100〜1,200万円)には及ばないが、住友化学(700〜800万円台)・三菱ケミカル(700万円台)より高い。「化学系就職先で年収を重視するなら、JSRは最上位に近い選択肢」といえる。初任給(修士了27万8,000円)も化学業界では高水準。非上場化後も従業員待遇は変わらないとされており、むしろJIC傘下での安定投資環境から改善の余地もある。
非上場だから財務情報が見えなくなった?どうやって会社の健全性を判断する?
確かに詳細な財務データは非公開になっている部分がある。ただしJICは政策投資機関として一定の透明性を保つ責任があり、主要な業績数字は公表されている。就活生としては「半導体材料の市場成長性(AIブームで需要増)」「フォトレジストNo.1の参入障壁」「JICの国策的な支援」という定性的な根拠で健全性を判断する方法が現実的。完全な財務データが見えない分、「業界・事業モデルのロジック」で評価する習慣が身につく、という逆の学びもある。
合成ゴム事業が売却されたら、そこに配属された社員はどうなるの?
事業売却の場合、通常は「事業ごと新しい会社(または買い手企業)に移管」されるケースが多い。急に職を失うわけではなく、働き続けられることが多い。ただし「JSR社員」ではなくなる可能性はある。この不確実性を避けたいなら、選考段階で「合成ゴム・エラストマー事業への配属の可能性はどの程度か」「フォトレジスト事業希望は通るか」を確認することが重要。志望する事業を面接・ESで明確にして、リスクを事前に低減しよう。