3分でわかるジョーシン(上新電機)

関西・中部の「地元の家電屋」、
しかし大阪日本橋は全国のホビーファンが集う聖地——
家電+ホビーという独自の強みを持つ量販チェーン

4,033億円 売上高(2025年3月期)
215店舗 国内店舗数(2025年3月期)
691億円 EC売上高(EC化率17.1%)

1948年大阪創業。関西・中部・北陸215店舗。ガンプラ・プラモデルファンの聖地「スーパーキッズランド」

3つのキーワードで理解する

1

「家電量販+ホビー専門」——ジョーシンだけの強みの組み合わせ

家電量販店はヤマダ・ビックカメラ・エディオンなど全国チェーンとの競争が激しい。その中でジョーシンが差別化できているのが「ホビー・プラモデル・フィギュア・ゲームの圧倒的品揃え」。大阪日本橋にある「ジョーシン スーパーキッズランド」は全国のホビーファンが聖地として訪れる存在で、プラモデル・レゴ・鉄道模型・フィギュアの品揃えは業界屈指。「家電はヤマダでもいいけど、ホビーはジョーシン」という独自の顧客層が地元関西・中部での強力な地盤を形成している。

2

関西・中部圏地盤の密着型経営——「地元の家電屋」としての強さ

ジョーシンの215店舗は関西・中部・北陸エリアに集中している。ヤマダ電機が全国画一的な大型店を展開するのに対し、ジョーシンは「地元の商圏に密着した中型〜大型店」で特定エリアに濃密な出店を行う。関西では「白物家電を買うならジョーシン」という認知が高く、地域密着型のサービス(設置・配送・アフターサービス)で来店客の信頼を築いている。地元密着の競争力は全国チェーンが簡単には模倣できない。

3

EC化率17.1%——オムニチャネル戦略で実店舗とECを融合

2025年3月期のEC売上高は691億円(EC化率17.1%)と成長している。「店舗で確認してECで注文」「ECで注文して店舗で受け取り(クリック&コレクト)」というオムニチャネル体験の整備が進んでいる。家電量販のEC化ではAmazonや楽天との競争が激しいが、ジョーシンは「実店舗の設置・アフターサービスの安心感」とECの利便性を組み合わせることで差別化を図る。

身近な接点——実はこれもジョーシン

🏪
ジョーシン店舗——関西なら必ずある「地元の家電屋」

関西・中部エリアでは「家電を買うならジョーシン」という認知が高い。設置・アフターサービスも含めたトータルサポートで地域住民の信頼を獲得している。

🤖
スーパーキッズランド大阪日本橋本店——ホビーの聖地

プラモデル・フィギュア・鉄道模型・ゲームの品揃えが全国随一。全国からホビーファンが訪れる「お目当ての商品があればジョーシンに行け」という存在感。

🎮
ゲームソフト・ゲーム機の専門コーナー

新作ゲームソフトの発売日に並ぶ列でジョーシンが必ず候補になる。ゲーマー層へのアプローチで他の量販店と差別化。関西ゲームファンにとっての定番購買先。

💻
joshin.co.jp——EC通販でも全国対応

実店舗が少ない地域でもECで購入可能。EC売上691億円(EC化率17.1%)。家電・ホビー・ゲームをカバーしたオンラインショップ。

ひよぺん対話

ひよこ

ジョーシンって関西でしか聞かないけど、どんな会社なの?

ペンギン

正式名称は上新電機株式会社、店舗ブランド名が「ジョーシン(Joshin)」。1948年に大阪で創業した家電量販チェーンで、関西・中部・北陸エリアに215店舗を展開している。ヤマダ・ビックカメラのような全国チェーンとは違い、「特定地域に集中して密着する地盤型」の戦略を取っている。特徴的なのは「ホビー・ゲーム・プラモデルの品揃えの強さ」で、大阪日本橋のスーパーキッズランドは全国随一のホビー聖地として有名。売上高4,033億円はヤマダ・ヨドバシ・ビックカメラより小さいが、関西・中部でのブランド力は圧倒的だよ。

ひよこ

ホビーに強いって言うけど、それって就職先として何がいいの?

ペンギン

ホビー・ゲームへの強みは「ヤマダや量販大手との差別化軸」として重要。プラモデル・フィギュア・鉄道模型のマニア層は根強く、「ジョーシンにしかない品揃え」が指名来店を生む。就職先として見ると、「家電の知識+ホビーへの情熱を活かせる唯一の量販店」という位置づけ。ヤマダに就職してもホビーを仕事にはできないが、ジョーシンなら「大阪日本橋のスーパーキッズランドでガンプラを売る仕事」「新作プラモデルのバイヤー」というキャリアが現実にある。趣味を仕事に直結させたい人には強い動機になるよ。

ひよこ

2025年3月期に営業利益55%減ってヤバくない?大丈夫?

ペンギン

数字だけ見るとかなりインパクトがある。営業利益36.9億円(前年比55.9%減)は確かに厳しい。主な理由は①Nintendo Switch・ゲームソフトの大型タイトル需要の一巡(前年の特需反動)と②白物家電・薄型テレビの市場縮小。あと仕入れコスト・物流費の上昇も響いた。ただし「構造的な問題」ではなく「特需反動+一時的なコスト増」という面が大きい。2026年3月期以降の新型ゲーム機(Nintendo Switch 2)需要回復が業績改善の鍵になる。長期的な財務基盤は健全で、倒産リスクのある水準ではないよ。

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