👔 日揮の働く環境とキャリアパス
プロジェクトマネジャー(PM)への道筋、海外駐在のリアル、文系のキャリア。日揮で働くことの実態を就活生目線でまとめた。
キャリアステップ
ディシプリン研修とOJT
- 入社後は配属されたディシプリン(配管・機械・電気・計装・プロセス・構造等)の専門研修からスタート
- 国内プロジェクト(製薬・化学・環境施設等)でOJT。上司に同行して現場立会い・図面チェックを経験
- 事務系はコントラクティング・調達・PMOの基礎をOJTで習得
- 英語研修と並行して進み、TOEIC 700〜800点を目安としたレベルアップを図る
- 海外案件のサポート業務(議事録・資料作成)から海外チームとの接点が生まれる
海外プロジェクトへの参加
- 海外プロジェクトのエンジニアリングチームに配属。LNG・石油精製・水素等の大型案件に参加
- 現地常駐(数ヶ月〜数年単位)を経験するケースが多い。カタール・オーストラリア・アフリカ等
- 担当ディシプリンの設計業務を自律的に遂行。海外機器メーカーとの英語折衝が日常になる
- 事務系は調達バイヤーとして海外ベンダーと価格・納期交渉、またはコスト管理担当として活躍
- 早い人はこの段階でチームリーダー(数名のメンバーをまとめる役割)を任されることも
シニアエンジニア・プロジェクトエンジニア
- ディシプリンエンジニアからシニアエンジニアへ昇格。若手の指導と技術品質の担保を担う
- プロジェクトエンジニア(PE)として複数ディシプリンを横断的に管理するロールも
- 大型プロジェクトの入札フェーズ(見積作成・技術提案)に参加し、受注活動にも関わる
- 文系出身者がPMOリードや調達リードとしてサブPM的な役割を担うケースも増える
- 社内横断のナレッジ共有・標準化活動(技術委員会への参加等)にも関わる
プロジェクトマネジャー・部門管理職
- プロジェクトマネジャー(PM)として数百〜数千億円規模のプロジェクトを統括
- クライアント(石油メジャー・資源国国営会社)との最高意思決定を担う会議に出席
- 複数国籍・数百〜数千人規模のプロジェクトチームをリード
- 技術部門の管理職(ディビジョンマネジャー)として部門戦略・人材育成を担うルートも
- 受注責任を持つ営業・ビジネス開発部門のリーダーとしてのキャリアも選択可能
研修・育成制度
ディシプリン別OJT研修
配管・機械・電気・計装・プロセス・構造等、専門分野ごとの実務OJT。先輩エンジニアとペアになり、実際のプロジェクト業務を通じてスキルを習得。座学ではなく「現場で覚える」スタイル。
英語研修(海外プロジェクト参加前)
海外プロジェクトへの参加前に集中英語研修あり。ビジネス英語・技術英語・交渉英語のプログラムを提供。TOEIC スコア向上支援と英会話レッスンを組み合わせた実践型研修。
PM育成プログラム
シニアエンジニア・リードエンジニア向けに、プロジェクトマネジメントの判断力・リーダーシップを鍛える研修。財務・コスト管理・リスク管理・クライアントコミュニケーション等を体系的に学ぶ。
資格取得支援制度
技術士(化学・機械・電気等)・PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)・TOEIC等の資格取得費用補助あり。取得奨励金制度も設けており、自己研鑽を後押し。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 海外でのキャリアを積みたい・世界を舞台に働きたい
- 大規模なインフラプロジェクトを動かす仕事がしたい
- エネルギー・脱炭素・インフラ分野の社会課題に取り組みたい
- 変化に強く、未知の環境でも楽しめる適応力がある
- 英語を使うことに抵抗がない(または強く伸ばしたい)
- 理工系学部出身(技術系職種の場合。文系は調達・契約・PMOで活躍)
- 長期的な専門性を積み上げる職人気質の働き方が合っている
向いていない人
- 海外赴任・長期現地常駐は絶対に嫌
- 毎日定時に帰り、ルーティン業務をこなしたい
- 国内中心のキャリアを希望
- 短期間で結果を出す「スピード感」を最優先にしたい
- 転勤なし・安定した生活環境を優先したい
- 文系で語学に苦手意識がある(英語必須のため克服が前提になる)
ひよぺん対話
プロジェクトマネジャー(PM)ってどのくらいで目指せるの?かっこよさそうで憧れるけど
実力次第だけど、早い人で15〜20年目前後というイメージ。数百〜数千億円規模のプロジェクトを統括するポジションだから、それなりの経験と実績が必要。ただ「将来PMになりたい」という意識を早く持つことが大事で、キャリア面談でPMを目指す意思を示せば、それを意識した配置をしてもらいやすい環境ではあるよ。
文系出身でもPMになれるの?理系じゃないと無理かなって思ってて
珍しくはないよ。調達・コントラクティング畑からPMになるケースは実際にある。PMの仕事はプロジェクト全体のコスト・スケジュール・リスク・クライアント折衝を管理することだから、技術の細部より「全体を俯瞰してマネジメントする力」が求められる。文系でも数字に強くてリーダーシップがあれば十分なれるよ。
海外駐在の手当って実際どのくらいもらえるの?
駐在国・プロジェクトの危険度・生活コストによって差があるけど、一般的に日本の給与に加えて現地生活手当・住居補助・帰国旅費が出る。中東(カタール・UAE)だと税金がゼロの国もあって手取りが増えるケース多い。アフリカ等のハードシップ地域はさらに上乗せがある。「海外に行くと損をする」という心配は基本的に不要で、むしろ貯蓄しやすい環境になることが多いよ。
残業ってどのくらい?プロジェクト型の仕事は忙しそうで不安
平均で月27時間というデータがある。業界水準と比べると「そこまで多くない」ほうだよ。ただしこれは平均値で、プロジェクトの繁忙期(特にエンジニアリングのピーク期や引渡し直前)は月40〜50時間になることもある。逆に受注待ちのオフピーク期は残業ほぼゼロということも。プロジェクト型の仕事なので、波があるのは覚悟が必要。
離職率2.9%って低いよね。なんで辞めない人が多いの?
「ここでしかできない仕事」を感じる人が多いのが一番の理由だと思う。世界最大級のLNGプロジェクトに関わる経験は、他の会社では積めない。あとは平均年収930万円という水準の高さ、海外赴任中の手当、専門性が深まることで市場価値が上がる感覚、も理由に挙げられてる。辞める人は「海外赴任が想定より長かった」「体力的・精神的に海外生活が合わなかった」というケースが多い。