💼 仕事内容を知る
路線計画からレベニューマネジメント、空港DXまで——「飛行機を飛ばす」ビジネスの裏側でJALの総合職はこう働く。
プロジェクト事例 — 若手はこう関わる
新規就航路線の収益シミュレーション
「成田→ダラス線を飛ばすべきか?」を需要データ・競合状況・機材繰り・空港スロットから分析し、経営層に提案。1路線の年間売上は数十億円規模。就航が決まればダイヤ編成・運賃設計・マーケティングまで一気通貫で担当。
インバウンド需要に対応した訪日プロモーション
訪日外国人旅行者の増加に合わせ、海外のOTA(オンライン旅行代理店)との提携や現地でのプロモーション施策を企画・実行。ターゲット国ごとに価格戦略・広告クリエイティブを最適化し、搭乗率アップを図る。
旅客ハンドリングのDX推進プロジェクト
羽田空港のチェックインから搭乗までのプロセスをセルフサービス化・自動化。顔認証ゲートの導入、モバイル搭乗券の普及率向上、手荷物の自動タグ付けなど。1日数万人が通過する空港のオペレーション効率を10%改善する大規模プロジェクト。
レベニューマネジメント(運賃最適化)
航空券の価格をリアルタイムで最適化する仕事。同じ便でも残席数・予約ペース・競合運賃・曜日によって価格が変動する。AIモデルと人間の判断を組み合わせ、1便あたりの収益を最大化。「空席のまま飛ぶ=利益ゼロ」だからこの仕事は超重要。
事業領域マップ
国際線旅客事業
ビジネス旅客・観光旅客・訪日外国人北米・欧州・東南アジア・オセアニアなど世界約60都市に就航。ビジネスクラス「JAL SUITE」の評価は世界トップ級で、プレミアム旅客の取り込みに注力。ワンワールドアライアンス加盟によりブリティッシュ・エアウェイズやカンタスとのコードシェアで世界を網羅。
国内線旅客事業
ビジネス旅客・観光旅客・帰省客国内約50都市に就航し、ANAとほぼ同規模のネットワーク。羽田発着枠はANAとほぼ互角。JTA(沖縄)・JAC(離島)・RAC(琉球)などグループ航空会社と連携し、地方路線のネットワーク維持にも責任を負う。
ZIPAIR Tokyo(LCC)
価格重視の若者・バックパッカー・帰省需要2020年設立の中長距離LCC。成田発でホノルル・LA・バンコク・ソウル・マニラ等に就航。フルサービスの半額以下の運賃でありながら、座席指定・預け荷物・機内食はオプション購入。ANAのPeach Aviationに対抗するJALのLCC戦略の柱。
マイレージ・非航空事業
JALカード会員・提携企業・旅行代理店JALマイレージバンク(会員3,000万人超)とJALカードが収益の柱。マイルは航空券だけでなく、クレジットカード利用・ショッピング・ホテル予約でも付与。飛行機に乗らなくても稼げる「マイル経済圏」がJALの隠れた収益源。貨物・郵便事業も旅客機のベリー(貨物室)を活用。
ひよぺん対話
総合職(業務企画職)って、何する仕事なの?
JALの総合職は「業務企画職」と呼ばれ、大きく2つに分かれる。①地上職(オペレーション・事務系): 路線計画、収益管理、マーケティング、空港運営、法務、経理、人事など。②技術職: 航空機の整備計画、エンジニアリング。どちらも「飛行機を飛ばす」ためのビジネス全体を動かす仕事。CAやグランドスタッフとは別枠の採用だよ。配属は入社後に決まるけど、最初の3年間は空港勤務が基本。ここで航空事業の基礎を叩き込まれる。
レベニューマネジメントって面白そう!数学が要る?
航空業界の花形職種の一つだよ。同じ便の隣の席でも、予約タイミングで3万円と15万円の差がある——この価格を決める仕事。データ分析とAI予測モデルを使うけど、最終判断は人間。たとえば「来週のこの便、台風が来そうだからキャンセル率が上がるはず→今の予約ペースでも値下げしない」みたいな判断。数学よりも「数字を読む力」と「市場感覚」が大事。文系出身のレベニューマネージャーも多いよ。
CAじゃなくて総合職を選ぶメリットって何?
率直に言うと、年収と異動の幅。CAの平均年収は約500〜600万円だけど、総合職は平均949万円。管理職になれば1,200万円超も見える。キャリアの幅も全然違って、総合職は路線計画→マーケ→空港→海外駐在→経営企画とジョブローテーションがある。CAは基本的にフライトが仕事。もちろんCAにはCAの素晴らしさがあるし、「お客様の笑顔を直接見たい」ならCAのほうが向いてる。でも「航空ビジネスを動かしたい」なら総合職一択。