ハウス食品グループの仕事内容を知る
バーモントカレーを守り、ギャバンのスパイスで本格化し、CoCo壱番屋で食べてもらう——カレーのバリューチェーンを担う仕事を、プロジェクト事例で解説。
プロジェクト事例で見る仕事
バーモントカレーの「令和リブランディング」
60年以上続くロングセラー商品のブランドリニューアル。若年層への訴求力が低下しつつある中、パッケージデザインの刷新・SNSマーケティング・コラボ施策(ゲーム・映画等)を組み合わせて新たなファン層を開拓するプロジェクト。「懐かしさ×新しさ」のバランスが難しいリブランディングの典型例。
「スパイスカレールウ」新カテゴリー創出プロジェクト
既存の「まろやかカレールウ」から一歩進み、スパイスの複雑な風味を家庭でも手軽に出せる「スパイスカレールウ」新カテゴリーの開発。ギャバンのスパイス技術と、ハウス食品のルウ製造技術を組み合わせたグループシナジーの具現化。消費者の「本格カレー志向」を捉える商品開発。
米国でのカレールウ市場開拓
米国では日本食ブームを追い風に、スーパーの「アジアフード」コーナーへのカレールウ拡販を推進。現地の食習慣に合わせた「早くて簡単」な訴求と、SNS上での「JAPANESE CURRY」の認知拡大を組み合わせた戦略。日本食好きの米国人へのアプローチと、日系スーパー向けの業務用展開を並行して進める。
カレー・シチューの「季節棚」展開と秋冬商戦強化
カレー・シチューは秋冬に売上が集中する季節性の高い商品。量販店のバイヤーへの「秋冬商戦の棚拡大提案」は営業の最重要プロジェクト。POS データ・レシピトレンド・競合動向を分析し、シーズン前に先手を打つ棚割り提案を実施。
事業領域
カレー・シチュー・調味料事業
スーパー・量販店・コンビニ・業務用(飲食店・給食)グループの基幹事業。バーモントカレー・ジャワカレー・こくまろカレー・シチューミックスなど家庭用カレー・シチューで国内シェア約60%。
ハウスカレーは日本人の食生活に深く根付いており、景気に左右されにくい安定事業。一方で少子化・食の多様化で国内市場は成熟しており、新たな消費シーンの開拓(共働き世帯・1人前カレー等)が課題。若手の営業・マーケティングはこの事業に配属されることが多い。
スパイス・香辛料事業(ギャバン)
飲食店・ホテル・食品メーカー(業務用)、家庭用スーパーGABAN(ギャバン)ブランドでスパイス・ハーブ・調合スパイスを展開。プロの料理人向けの業務用スパイスで業界トップクラスのシェアを持つ。
ハウス食品のカレールウとギャバンのスパイスはグループシナジーがあり、「本格スパイスカレー」の商品開発で協力関係がある。スパイスの健康効果(免疫・抗菌等)への注目も追い風。
カレー外食事業(壱番屋/CoCo壱番屋)
一般消費者(外食)・フランチャイズオーナー2015年にハウス食品グループが子会社化した壱番屋(CoCo壱番屋)が展開するカレーチェーン。国内外で1,400店以上を展開し、フランチャイズビジネスで運営。
カレーの辛さ・トッピングをカスタマイズできる「自分だけのカレー」が特徴。カレールウのメーカーがカレーレストランを持つことで、消費者接点を持ちながら食トレンドをリアルタイムで把握できるメリットも。
ひよぺん対話
入社したら最初はどんな仕事するの?バーモントカレーのCMを作る仕事?
CMの制作は広告代理店が担うことが多いから、直接作るわけじゃないよ。入社後の最初の配属は:
文系は営業スタートが基本。スーパーのバイヤーに「バーモントカレーをこの棚位置で展開しましょう」「秋冬の試食販促をこの規模でやりましょう」と提案する仕事。データを使った提案型営業だよ。
マーケティングは3〜5年の営業経験後が一般的なルート。ただし「ブランドプランナー制度」で若手の意見が反映されやすい文化があるから、営業時代からアイデアを出す機会はある。
CoCo壱番屋で働くこともできるの?
CoCo壱(壱番屋)はハウス食品グループの子会社で別会社だから、ハウス食品(事業会社)に入ってもCoCo壱番屋に自動的に配属はされない。
ただしグループ内での異動制度はある。ハウス食品からグループ会社(壱番屋等)に出向・転籍するケースはある。また、ハウス食品の外食事業推進部門でCoCo壱番屋との連携を担う仕事(食材・カレールウの供給、共同マーケティング等)に関わることはできるよ。
海外の仕事はある?キッコーマンみたいにグローバルじゃない気がするけど...
キッコーマン(海外73%)と比べるとハウス食品は海外比率がまだ低い(10%台)。ただ逆に言うと「これから海外展開を本格化する」段階にある企業だから、「海外事業を一から育てたい」という人には面白い環境。
実際に米国・中国・東南アジアで現地展開しており、現地法人のスタッフとして若手が駐在するポジションも増えている。「完成した海外事業を学ぶ」より「成長途上の海外事業を自分で作る」経験ができる、という差別化ポイントもあるよ。