3分でわかる浜松ホトニクス
「光」に全振りしたニッチトップ企業。
ノーベル賞実験を支えた光電子増倍管で世界シェア90%超。浜松から世界の科学を支える。
光電子増倍管(PMT)世界シェア90%超の独占企業
事業ポートフォリオ
光半導体(フォトダイオード等)が最大セグメント。電子管(光電子増倍管)、画像計測機器、レーザーの4事業で「光を作る・検出する・計測する」をカバー。
3つのキーワードで理解する
ノーベル賞を支える「光の会社」
カミオカンデのニュートリノ検出(小柴昌俊氏・2002年)、ヒッグス粒子発見(2013年)——これらのノーベル賞実験に使われた光検出器は全て浜松ホトニクス製。光電子増倍管(PMT)で世界シェア90%超という圧倒的な独占状態。
「光」に全振りしたニッチトップ企業
事業ドメインは「光を作る・検出する・計測する」の3つだけ。光半導体、光電子増倍管、高速カメラ、レーザー——全て「光」に関わる製品。この極端な集中戦略で、特定領域で世界首位を獲り続けている。
浜松から世界へ——研究開発比率14%の技術集団
売上の14%を研究開発に投入する、日本屈指の研究開発重視企業。浜松という地方都市に本社を置きながら、光技術の研究では世界のトップ機関と直接取引。CERN(欧州原子核研究機構)やNASAもユーザー。
身近な接点
PETスキャン
がん検診のPET装置。放射線を検出する光電子増倍管は浜松ホトニクス製がほとんど
科学の最前線
カミオカンデ・CERNの実験装置。素粒子物理学の発見を支えるのが浜松の光センサー
LiDAR
自動運転のセンサー(LiDAR)に使われる光半導体。車が周囲を認識する「目」の部品
半導体検査
半導体チップの欠陥を光で検出する装置。スマホやPCの品質を裏側で支えている
ひよぺん対話
浜松ホトニクスって全然聞いたことないんだけど...
一般的な知名度は低いけど、科学者の間では知らない人がいないレベルの超有名企業だよ。光電子増倍管で世界シェア90%超——事実上の独占企業。ノーベル賞の実験装置に「浜松ホトニクス」の名前が出てくるくらい。
浜松って...東京で働けないの?
本社・工場・研究所は全て浜松市周辺。東京勤務はほぼない。これは正直に言わないとね。ただ浜松は新幹線で東京1.5時間、名古屋30分のアクセス。車社会で家賃も安いから、生活コストは東京の半分以下。年収745万円でも実質的にはかなり豊かだよ。
研究開発重視って、理系じゃないと入れないよね?
確かに採用は理系が圧倒的に多い。特に物理・電子工学・光学の修士以上が主力。ただ営業や管理部門で文系も少数採用してるよ。浜松ホトニクスの営業はCERNやNASAの研究者と技術的な会話をする超ハイレベルな技術営業だから、理系的な素養は求められるけどね。
売上2,000億円って大きい会社なの?小さい会社なの?
メーカーとしては中堅規模。トヨタの100分の1以下だよ。でも「光」という超ニッチな領域で世界首位なのがポイント。大企業では絶対にできない「一人ひとりが最前線で技術に関わる」環境がある。大企業の歯車になりたくない技術者には最高の職場。