💼 浜松ホトニクスの仕事内容を知る
「光」に特化した会社で入社したらどんな仕事をするのか。ノーベル賞実験のPMT開発から自動運転のLiDARセンサーまで、プロジェクト事例で見ていこう。
プロジェクト事例で知る仕事内容
次世代ニュートリノ検出器「ハイパーカミオカンデ」用PMT開発
ハイパーカミオカンデ(2027年稼働予定)に搭載する約2万本の大口径光電子増倍管を開発・製造。直径50cmのPMTで、水中を通過するニュートリノの微弱な光を検出する。世界の素粒子物理学を支える一大プロジェクト。
LiDAR用SPAD(単一光子アバランシェダイオード)の開発
自動運転のLiDARセンサーに搭載するSPAD(単一光子レベルの光を検出するダイオード)の開発。1光子の微弱な反射光を検出して距離を計測する。自動運転の「目」を支える基盤技術。
NKT Photonics製ファイバーレーザーの日本市場導入
2023年に買収したデンマークのNKT Photonics社の高出力ファイバーレーザーを日本の産業顧客に導入。半導体加工・医療・研究向けのハイエンドレーザーを提案・サポート。
事業領域の全体像
光半導体事業
自動運転メーカー・医療機器メーカー・半導体検査装置メーカーフォトダイオード、イメージセンサー、LED、レーザーダイオード。光を「電気に変える」「電気を光に変える」デバイスを開発・製造。自動運転LiDAR、医療用センサー、通信用光デバイスに幅広く供給。
配属される職種:半導体プロセス開発、デバイス設計、アプリケーション開発、技術営業
電子管事業
CERN・NASA・研究機関・PET装置メーカー光電子増倍管(PMT)で世界シェア90%超。カミオカンデ、CERN、ICeCubeなど世界の巨大科学実験に光検出器を供給。医療用PET装置のシンチレーション検出にも不可欠。
配属される職種:真空管設計、物理シミュレーション、品質管理、海外技術営業
画像計測機器事業
研究機関・半導体メーカー・自動車メーカー高速カメラ、ストリークカメラ(ピコ秒単位の超高速現象を撮影)、画像処理装置。半導体検査、衝突実験、生命科学の観察に使われる。
配属される職種:光学設計、画像処理アルゴリズム開発、カメラシステム設計
レーザー事業
半導体メーカー・研究機関・医療機器メーカー産業用レーザー光源、レーザー加工装置。NKT Photonics買収でファイバーレーザー技術を獲得し、産業用レーザー市場でのプレゼンス強化を目指す。
配属される職種:レーザー光学設計、アプリケーション開発、海外営業
ひよぺん対話
入社したらいきなり研究開発?
理系なら配属先の研究所や工場で、先輩の指導のもと実験・開発に参加する。浜松ホトニクスは規模が中堅だから、1年目から自分の研究テーマを持てることも多い。大企業では数年間下積みがある場合もあるけど、ここでは早期に裁量が与えられるよ。
CERNやNASAと仕事できるの?マジ?
マジだよ。PMTの世界シェア90%超だから、世界中の物理学実験から注文が来る。技術営業ならCERNの物理学者と直接打ち合わせする機会もある。浜松という地方都市にいながら、仕事相手は世界のトップ科学者。このギャップが浜松ホトニクスの面白さ。
文系の仕事はあるの?
正直文系の採用枠は非常に少ない。営業や管理部門で一部あるけど、技術理解が前提の仕事が多い。理系の学生にとっての「隠れた宝石」企業だと思った方がいいね。