3分でわかるゲオホールディングス
DVDレンタルの会社?いや、それは昔の話。
セカンドストリート1,000店・中古スマホ市場トップ——
リユースの主役に変身した企業
古着・中古スマホ市場の成長を背景に、DVDレンタルから大転換を完成させた
事業ポートフォリオ
セカンドストリート(古着・中古品)・ゲオ(レンタル・ゲーム販売)・ゲオモバイル(中古スマホ)の3本柱。売上4,276億円(2025年3月期)。リユース事業が全体の4割超を占め、急速に主役が交代している。
3つのキーワードで理解する
「オワコンではない」——DVDからセカストへの大転換
「ゲオってDVDレンタルの会社では?」と思う人は多いが、実態はもうレンタルがメインではない。ネットフリックスなどのストリーミング普及でDVDレンタル市場が縮小するのをいち早く察知し、中古品買取・販売(リユース)事業へ重心を移した。セカンドストリート(通称セカスト)は国内外1,000店超に成長しており、これがゲオHDの現在の主役。「時代遅れの企業」ではなく「既存事業の縮小を予見して次の成長事業に乗り換えた会社」として見ると、経営の面白さが分かる。
古着・中古市場のグローバル化——セカストが世界へ
環境意識の高まりとZ世代の「古着はカッコいい」という価値観の変化が、中古衣料市場を急拡大させている。米国・台湾・マレーシア・タイへの海外展開で、日本発の中古リユースモデルを世界に広げようとしている。2025年4月に国内外合計1,000店舗を突破し、さらなる拡大を計画中。「古着=ダサい」の時代は終わり、「古着=サステナブルでクール」という認識が市場を押し上げている。
中古スマホ市場トップ——ゲオモバイルの急拡大
新品スマートフォンの高騰(フラッグシップモデルが15万円超の時代)を受け、中古スマートフォンの需要が急拡大している。ゲオの「ゲオモバイル」は中古スマホ市場でシェアトップを維持し、2026年3月期に800店舗を目標として急出店中。リユースの文脈でセカストとゲオモバイルの2本柱が成長エンジンになっている。
身近な接点——あなたはすでに体験している
ナイキのヴィンテージスニーカーやブランドバッグが定価より安く買えるリユースショップ。「古着=サステナブル」の流れで若年層の来店が増えている。
新品iPhoneが高すぎて中古を検討する人の選択肢筆頭。国内中古スマホ市場でシェアトップ。買取価格の高さで売り手側からも支持されている。
中古ゲームソフトの買取・販売で長年のブランド認知。DVDレンタルの役割は縮小しているが、ゲームソフトの取扱いで来店客が維持されている。
環境意識の高まりで中古品購入が「かっこいい」選択肢に。Z世代の「循環型消費」の価値観がゲオグループのリユース事業成長を後押し。
ひよぺん対話
ゲオってオワコンじゃないの?DVDレンタルって終わってない?
ゲオのDVDレンタルは確かに縮小しているけど、「ゲオ=DVDレンタル」という認識が古い。いまのゲオHDの主役はセカンドストリート(古着・中古品)とゲオモバイル(中古スマホ)。売上4,276億円のうちリユース事業が4割超を占め、セカストは国内外1,000店超という規模に成長した。「DVDが終わってる」のはその通りだけど、「次の成長事業を自分で作った」会社がゲオHDの正体。就職先として見たとき、この変革を内側から体験できるのはかなり面白い環境だよ。
セカンドストリート(セカスト)って古着屋でしょ?それがゲオグループ?
そう。セカストはゲオHDの傘下。ゲオのゲームレンタル事業が縮小する中で、セカストを中核事業に育て上げたという経緯がある。古着・ブランド品・雑貨を買取して販売するリユースチェーンで、「安くて掘り出し物がある」「サステナブルで罪悪感なく買える」という価値観にZ世代がハマっている。海外でも米国・台湾・マレーシアへ展開中で、「日本発のリユースモデルを世界へ」というフェーズに入っている。面接で「セカストの成長要因」を説明できると企業研究度が高いと思われるよ。
2025年の業績で営業利益が33%減ってかなりヤバくない?
確かに2025年3月期は営業利益が前期比33%減の112億円でしんどい数字だった。理由は①新品ゲーム需要の一巡(前期にNintendo Switchの大型タイトルが重なった反動)、②新規出店・人件費増加によるコスト増。セカスト・ゲオモバイルへの積極投資がコスト増に直結した。ただし2026年3月期は売上4,700億円・営業利益115億円で増収増益に回帰する見通し。「投資フェーズの一時的な利益低下」と見るか「構造的な問題」と見るかが、この会社を理解するポイントになる。