3分でわかる学研ホールディングス
「学研教室」「学研の図鑑」——日本人なら誰もが知るブランド。でも今の学研は教育×医療福祉の複合グループとして過去最高売上を更新している。
教育 × 出版 × 医療福祉 × デジタル化 — 少子化を乗り越えるグループ戦略
学研グループの事業構造
学研HDは持株会社。傘下に教育・出版・医療福祉の事業会社を持ち、少子化リスクを医療福祉の成長で補っている。就活では『どの事業会社に入るか』が重要。
3つのキーワードで理解する
「学研教室」だけじゃない——教育×医療福祉の複合グループ
「学研」と聞いて思い浮かべるのは学習塾や参考書かもしれないが、今の学研HDは教育・出版・医療福祉の3本柱で構成されている。売上の約35%が医療福祉(介護・保育・医療機関の運営)で、少子化で縮む教育市場をカバーしている。「子どもから高齢者まで、一生のパートナー」という事業構造。
過去最高売上1,991億円——医療福祉とデジタルが牽引
2025年9月期売上高1,991億円は過去最高を更新。けん引役は医療福祉施設の拡大と、桐原書店の連結化、ベトナムでの教育事業(DTP社子会社化)。学研教室単体の売上は横ばいだが、グループ全体としては着実な成長軌道。
17,800教室・会員31万人——地域密着の学習塾ネットワーク
学研教室は全国に約17,800教室を持ち、会員数は約31万人。フランチャイズ形式で地域の先生が運営する「近所の学習塾」モデル。公文式・英語塾・東進ハイスクールとは異なる、「基礎学力の底上げ」に特化した少人数指導が強み。
身近な接点 — 学研グループとの関わり
子どもの頃に通っていた人も多い。全国の商店街・住宅街にある地域密着の学習教室
「学研の図鑑LIVE」「ドラえもん学習まんが」は書店の定番。学習参考書は累計数億冊以上
全国に展開する有料老人ホーム。おじいちゃん・おばあちゃんがお世話になっているかも
GIGAスクール対応のタブレット教材。子どもが学校で使っているデジタル教科書に学研コンテンツが使われている場合も
ひよぺん対話
学研って塾の会社だよね?他に何やってるの?
学研教室のイメージが強いけど、実は売上の半分以上が教育以外なんだよ。
大きく分けると3本柱——
・教育事業(学研教室・デジタル教材等): 約400〜500億円
・出版・コンテンツ事業: 約600億円
・医療福祉事業(介護・保育・医療): 約700億円
少子化で子どもの数が減るから、「教育だけではジリ貧になる」と判断して、20年かけて介護・医療にシフトしてきた。いまや「教育の学研」から「教育×医療福祉の学研」に変わってる。
じゃあ就活で学研に入ると、どんな仕事するの?
入る事業会社によって全然違う。学研HDはグループの持株会社で、実際に働くのはグループ子会社になる。
・教育事業(学研): 教材開発、学研教室の加盟教室支援・営業、デジタルコンテンツ制作
・出版(学研): 書籍編集、デジタルコンテンツのプランニング、マーケティング
・医療福祉(ベストライフ等): 介護施設の施設長・ケアマネジャー・看護師(専門職が多い)
文系の就活生が多く目指すのは教育事業や出版部門。「教育に関わりたい」「本を作りたい」という動機で来る人が多いよ。
少子化なのに学研って大丈夫?
学研がすごいのは少子化を見越してリスク分散してること。
・学研教室の会員数は横ばい〜微減だけど、医療福祉事業が毎年拡大
・売上1,991億円で過去最高を更新(2025年9月期)
・高齢化社会で介護需要は逆風どころか追い風
懸念点としては、医療福祉は人材確保が厳しい(介護士不足)こと。あと教育のデジタル化で紙の参考書・ドリルの需要が縮む可能性もある。でも今のところは「ちゃんと成長している会社」と見ていい。