数字で見るfreee
面接やESで使えるfreeeの主要数字を一覧で整理。ARR・売上・SaaS指標・年収・採用データをチェック。
知っておきたい数字
SaaS主要指標
| SaaS ARR | 344億円(前年比+30%超) |
| 有料課金ユーザー企業数 | 約50万社 |
| ARR成長率 | +30%超(3期連続30%以上を維持) |
| NRR(売上維持率) | 110%超(既存顧客の単価が毎年上昇) |
| チャーンレート | 低水準(公開値なし。SaaS平均以下と推定) |
※ NRR(Net Revenue Retention)が100%超=既存顧客だけでも売上が伸びている状態。SaaS企業の健全性を示す。
事業別売上構成
freee会計・人事労務・申告・販売管理など。月額課金のSaaS収益が大部分を占める。
プロフェッショナルサービス、API連携収益等。
※ freeeは事業セグメントを細分化していないため、SaaS全体を「プラットフォーム事業」として計上。
給与・待遇
| 平均年収 | 717万円(有価証券報告書ベース) |
| 平均年齢 | 約33歳 |
| 初任給(全職種共通) | 32万円/月(固定残業45h含む) |
| 賞与 | 業績連動。ストックオプション付与の可能性あり |
| 退職金 | なし(月給に反映) |
| リモートワーク | ハイブリッド型(出社+リモート) |
| 残業 | 月22時間程度(裁量労働制あり) |
| 服装 | 自由 |
採用データ
| 新卒採用人数 | 約20〜30名/年(エンジニア+ビジネス職) |
| 中途比率 | 90%以上が中途採用。新卒は少数精鋭 |
| エンジニア比率 | 全社員の約50%がエンジニア |
| 採用大学 | 大学名より技術力・カルチャーフィットを重視 |
| 選考 | 書類→面接複数回→コーディングテスト(エンジニア) |
業績推移(直近3期・6月期決算)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 189億円 | 255億円 | 333億円 |
| 営業利益 | -75億円 | -30億円 | +18.9億円 |
| SaaS ARR | 210億円 | 263億円 | 344億円 |
| 従業員数 | 約1,400人 | 約1,700人 | 約1,900人 |
※ FY2025で通期黒字化を達成。営業利益は調整後(株式報酬費用等を除く)ベース。
クラウド会計業界内比較
| freee | マネーフォワード | 弥生 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 333億円 | 504億円 | 非公開(非上場) |
| SaaS ARR | 344億円 | 363億円 | — |
| シェア(法人) | 32.3% | 19.2% | — |
| シェア(個人) | 24.0% | 14.3% | 55.4% |
| 平均年収 | 717万円 | 723万円 | 非公開 |
| 従業員数 | 約1,900人 | 約2,840人 | 約1,000人(推定) |
| 黒字化 | 2025/6月期 | 2025/11月期 | 黒字(安定) |
| 特徴 | 簿記不要のUI | 多角展開 | シェアNo.1 |
ひよぺん対話
ARRって何?売上と何が違うの?
ARR(Annual Recurring Revenue=年間経常収益)はSaaS企業を評価する最重要指標だよ。「今の月額課金を12ヶ月分に換算したら年間いくらか」という数字。売上高には一時的な収益(導入支援費等)も含まれるけど、ARRは毎月継続的に入ってくる収益だけをカウントする。freeeのARR 344億円は「来年も確実に344億円以上は入ってくる」ということを意味していて、SaaS企業の体力を測る一番のバロメーターだね。面接でこの指標を語れると「SaaSビジネスを理解している」とアピールできるよ。
初任給32万って高いけど、固定残業45時間込みでしょ?
その通り。固定残業45時間分が含まれている。45時間って聞くと「えっ、そんなに残業するの?」って思うよね。実際の平均残業は月22時間程度だから、固定残業代は「見せかけの高年収」というより「一定の残業を想定した月給設定」という解釈が正しい。45時間を超えた分はもちろん追加支給される。ちなみに退職金制度がないので、その分を月給に上乗せしている面もある。手取りの「今」は高いけど、退職金の「将来」はない——これがSaaS企業の給与構造だよ。
マネーフォワードと数字で比べるとどっちが上?
面白い比較だね。売上高はマネーフォワード(504億円)>freee(333億円)。SaaS ARRはfreee(344億円)≒マネーフォワード(363億円)でほぼ互角。従業員数はマネーフォワード(2,840人)>freee(1,900人)で、マネーフォワードのほうが大きい。平均年収はfreee(717万円)≒マネーフォワード(723万円)でほぼ同じ。黒字化は両社とも2025年に達成。数字だけ見ると「規模はマネーフォワード、SaaSの純度はfreee」という感じ。freeeのほうがSaaS以外の売上が少なく、プロダクト特化型であることが分かる。
新卒数十名しか採らないって、かなり狭き門だよね...
そうだね。大塚商会(340名)やNTTデータ(500名)と比べると10分の1以下。SaaS企業は大量採用→大量配属ではなく、少数精鋭で即戦力を求める傾向がある。ただし、新卒の採用が少ない分中途採用は活発。freeeの従業員1,900人のうち、新卒入社は少数派で大部分は中途。面接ではfreeeのミッションへの共感と、SaaSビジネスへの理解を具体的に語れるかが勝負だよ。