3分でわかるファナック
スマホの金属フレーム、車のエンジン、お菓子の箱詰め——
目には見えないけど、あらゆる「モノづくり」の裏側にいる工場自動化の世界王者
CNC世界シェア50% × 営業利益率20%
事業ポートフォリオ — 4つの柱で工場を動かす
FA(CNC=頭脳)+ ロボット(手足)+ ロボマシン(小型加工機)+ サービスの4事業。工場の「考える・動く・作る・守る」をすべてカバーする世界唯一の企業。
3つのキーワードで理解する
CNC世界シェア50% — 工場の「頭脳」を握る
CNC(コンピュータ数値制御)装置とは、工作機械を精密に動かす「頭脳」。自動車のエンジン部品、スマホの金属フレーム、飛行機の部品——精密な金属加工にはほぼ必ずCNCが必要。ファナックはこの分野で世界シェア約50%、国内シェア約70%を占める。世界中の工場がファナックの技術で動いていると言っても過言ではない。
産業用ロボット100万台 — 「黄色いロボット」が世界の工場に
ファナックの産業用ロボットは累計出荷台数100万台超で世界首位。テーマカラーの黄色が目印で、自動車工場の溶接ライン、電子機器の組立ライン、食品工場の包装ラインなど、あらゆる製造現場で稼働中。最近は人と一緒に作業する協働ロボットや物流向けロボットにも展開を広げている。
営業利益率20% — 製造業では異例の「高収益体質」
普通のメーカーの営業利益率は5〜10%だが、ファナックは約20%を維持。秘密は「壊れない製品」を作って修理コストを下げ、同時にサービス・メンテナンスで長期的に稼ぐビジネスモデル。しかも本社は山梨の山奥で地代が安く、工場も自社ロボットで自動化。この高収益が平均年収1,164万円という破格の待遇を支えている。
身近な接点 — ファナックはここにいる
金属筐体の削り出しにファナックのロボドリルが使われている
エンジン部品・ボディの溶接にファナックのロボットとCNCが活躍
工場の箱詰め・包装ラインにファナックのロボットが稼働
半導体製造装置の精密加工にファナックのCNC技術が不可欠
ひよぺん対話
ファナックって全然聞いたことないんだけど...
それが普通。BtoB(企業向け)の会社だから、一般消費者が名前を聞く機会はほとんどない。でも実はあなたの生活のあらゆるところにファナックの技術がある。スマホの金属フレームはファナックのロボドリルで削り出されてるし、乗ってる車のエンジン部品もファナックのCNCで加工されてる。お菓子の箱詰めもファナックのロボット。「知っている人だけが得する」穴場企業の典型だよ。
平均年収1,164万円ってマジ?メーカーでそんなにもらえるの?
マジ。しかもこれは持株会社ではなく事業会社そのものの数字。キリンHDやアサヒGHDの1,000万円超は少数精鋭のHDの数字だけど、ファナックは単体4,793人の平均がこの年収。営業利益率20%の高収益が社員に還元されてる。しかも山梨県の忍野村に本社があるから生活コストが安い。東京で年収800万の人より実質的な豊かさは上だよ。
山梨の山奥って...東京で働きたいんだけど...
ここがファナック最大の分かれ道。本社は富士山の麓、忍野村の森の中。最寄駅はなく、基本的に車通勤。東京オフィスもあるけど、研究・開発・製造の中心は山梨。「山梨の大自然の中で世界最先端の技術を開発する」ことにワクワクするか、「東京じゃなきゃ無理」と思うか——ここで志望者がふるいにかけられる。逆に言えば、この立地を受け入れられる人にとっては、年収1,164万円+低生活コスト+世界トップシェアの技術という最高の環境だよ。
文系でもいける?ロボットの会社って理系だらけのイメージ...
確かに採用の8割は理系。でも文系枠は確実にある。主に営業(国内・海外)、経理、人事、法務のポジション。特に海外営業はファナックの売上の6割以上が海外だから需要が大きい。ただし文系でも製品の技術的な理解は必須。CNCやロボットが何をする機械か、面接で説明できるレベルの知識は準備しておこう。