仕事内容を知る
DICに入ったらどんな仕事をするのか。営業・研究開発・製造技術、3つのキャリアパスを具体的なプロジェクト事例で解説する。
プロジェクト事例
食品メーカー向け新パッケージインキの提案
大手食品メーカーのパッケージリニューアルに合わせ、環境規制に対応した低マイグレーションインキ(食品安全基準を満たす特殊インキ)を提案・採用させるプロジェクト。顧客の品質基準・規制要件を理解し、技術部門と連携しながら最適な処方を選定する。
AIサーバー向け熱伝導材料の開発
AI演算用GPUの発熱を抑える放熱材料の新処方を開発するプロジェクト。世界中の半導体メーカーが求める性能要件をクリアするため、有機合成・材料設計・評価を繰り返す。採用されれば数百億円規模の事業に直結する。
製造ラインの生産性改善
工場の製造プロセスをデータ分析し、歩留まり改善・コスト削減を実現するプロジェクト。IoTセンサーで製造データを収集し、品質のバラつきを減らす最適条件を導く。
3つの職域
営業・マーケティング
食品メーカー・印刷会社・電子機器メーカー・自動車メーカーなど- 素材提案営業: 顧客の製品設計者・調達担当者に最適な化学素材を提案
- グローバル営業: Sun Chemicalを通じた欧米顧客との取引、アジア市場開拓
- 技術営業: 理系出身者が多く、材料の特性を理解した上で提案する専門性の高い営業
- マーケティング: 新製品の市場投入計画、競合分析、価格戦略
研究・技術開発
顧客共同開発・基盤研究・プロセス開発- 材料研究: 有機合成・高分子化学・分析化学を駆使した新素材開発
- 応用開発: 顧客の要求仕様に合わせた素材処方の最適化
- 技術サービス: 顧客先のトラブルシューティング・技術支援
- 知財: 特許出願・管理、技術ライセンス交渉
製造・品質管理
国内外の製造拠点(日本・アジア・欧米)- 製造管理: 化学プラントの安定稼働・コスト管理・生産計画
- 品質保証: ISO規格対応・顧客品質要求への対応・品質データ分析
- 安全・環境: 化学工場特有の安全管理、環境規制への適合
- 設備管理・DX: 製造ラインの設備投資計画・デジタル化推進
ひよぺん対話
化学メーカーって、大学で化学を勉強してないと入れないの?
理系優勢は正直あるよ。研究開発職は化学・材料系の理系院卒が多い。でも営業・マーケ・管理系は文系も積極採用している。特に海外営業は語学力や交渉力が重要で、文系出身者が活躍している。DICは海外売上比率が高いので、グローバルなビジネス経験を積みたい文系にも選択肢はある。
研究職ってずっと実験してるイメージ。実際は?
最初の数年は確かに実験中心。でもキャリアが進むと顧客との共同開発や技術営業的な役割も増えていく。「この材料をどう売るか」を考えるマーケティング視点も求められるようになる。純粋な研究一本でいきたい人には、基盤研究のポジションもあるけど、応用開発は顧客との距離が近くてビジネス感覚が養われやすいよ。
転勤や海外赴任はある?
国内転勤はある。工場(千葉・埼玉・鹿島など)と東京本社の間での移動が多い。海外赴任は、グローバルポジションを希望すれば欧米・アジアに行けるチャンスがある。ただ希望すれば必ず行けるというわけではなく、英語力と実績が評価された人が海外ポジションに推薦される感じ。全社員が海外に行くわけではないよ。