数字で見る第一生命

ESや面接で使える定量的な事実を整理した。FY2025純利益4,296億円(過去最高)、初任給335,560円(金融最高水準)——公開情報ベースで。

知っておきたい数字

4,296億円
連結純利益(FY2025・過去最高)
前期比34%増。株高・金利上昇の追い風
335,560
初任給・G型(金融最高水準)
勤務手当含む。R型は291,780円
約60,800
グループ連結従業員数
+生涯設計デザイナー約4万人
約70兆円
総資産
国内最大級の機関投資家
30%超
海外利益比率(国内生保最高)
中期計画で40%を目標
6カ国
海外展開国数
米国・豪州・ベトナム・インド・NZ・カンボジア

セグメント別 利益構成(FY2025実績ベース)

第一生命HDの利益構造は国内生保が中核(50%)、海外が成長ドライバー(30%)。第一フロンティア生命の貯蓄性商品も重要な収益源。

国内生命保険(第一生命) 約50%

グループ中核。個人保険・団体保険の引受利益+資産運用益。約4万人の生涯設計デザイナーが全国で営業。

海外生命保険(Protective・TAL等) 約30%

米国プロテクティブ生命(中核)、豪州TAL、ベトナム・インド等。買収を重ねて成長中。利益比率40%が目標。

第一フロンティア生命(貯蓄性商品) 約12%

銀行窓販の外貨建て年金・変額年金保険。金利環境に業績が左右されやすいが、高利回り商品で人気。

資産運用・その他 約8%

アセットマネジメント事業、ネオファースト生命(医療保険)、ベネフィット・ワン(福利厚生)等。

※セグメント構成はFY2025実績ベースの概算。グループ修正利益ベース。

年収モデル(年次別の実態)

年次年齢役職年収目安備考
1年目22新入社員450〜550万円初任給G型335,560円+賞与
3年目25若手550〜650万円支社営業 or 本社企画
5年目27中堅手前650〜800万円本部異動 or 海外研修
8年目30主任級800〜1,000万円海外駐在時は1,200〜1,500万円
10年目32課長級1,000〜1,200万円法人営業 or 専門部署リーダー
15年目37次長級1,200〜1,500万円全社平均553万円を大きく上回る
20年目42部長級1,500〜2,000万円事業部長 or 海外子会社幹部
25年目〜47〜役員級2,000〜4,000万円執行役員、グループ会社社長

※社宅・住宅補助、退職金(勤続30年で2,500〜3,000万円)、企業年金は年収に含まれない「隠れ報酬」。

給与・待遇データ

項目内容
初任給(G型・大卒)335,560円(勤務手当含む)
初任給(G型・院卒)348,290円(勤務手当含む)
初任給(R型・大卒)291,780円(勤務手当含む)
初任給(業務職A型・大卒)268,740円
全社平均年収約553万円(営業職員含む全体平均)
総合職平均年収約715万円(推定)
賞与年2回(6月・12月)
退職金確定給付年金+確定拠出年金

生保4社 定量比較

指標日本生命第一生命HD明治安田住友生命
経営形態相互会社株式会社(上場)相互会社相互会社
利益指標(FY2025)基礎利益1.1兆円純利益4,296億円基礎利益約5,000億円基礎利益約3,500億円
総資産約90兆円約70兆円約45兆円約40兆円
連結従業員数約76,000人約60,800人約47,000人約43,000人
初任給(大卒・総合)270,710円335,560円295,300円277,160円
海外利益比率約10〜15%30%超約15%約10%
海外展開豪MLC・米コアブリッジ出資6カ国(Protective・TAL等)米StanCorp米シメトラ
特徴国内最大・王者グローバル・上場日本最古・団体No.1Vitality・健康増進

※利益指標は各社の経営形態に応じて基礎利益 or 純利益を使用。FY2025実績ベースの概算。基礎利益と純利益は算出方法が異なるため単純比較はできない点に注意。

業績推移(直近3期)

指標FY2023FY2024FY2025
経常収益約8.5兆円約11.0兆円約9.9兆円
経常利益約4,000億円約5,390億円約7,190億円
当期純利益約2,760億円約3,200億円4,296億円
総資産約60兆円約65兆円約70兆円

※FY2025は2025年3月期。株高・金利上昇による運用益拡大が主因。3期連続増益。

ひよぺん対話

ひよこ

生保の年収ってぶっちゃけどのくらい? 平均553万円って低くない?

ペンギン

553万円は営業職員(生涯設計デザイナー)を含む全社員の平均だから、総合職(基幹職)だけで見ると全然違うよ。リアルな年収モデルはこう:

💰1年目:450〜550万円(初任給G型335,560円+賞与)
💰3年目:550〜650万円
💰5年目:650〜800万円
💰8年目:800〜1,000万円(海外駐在時は1,200〜1,500万円)
💰10年目(課長級):1,000〜1,200万円
💰15年目(次長級):1,200〜1,500万円
💰20年目(部長級):1,500〜2,000万円

総合職の平均年収は約715万円(30代前半で800〜1,000万円レベル)。メガバンク(MUFG 856万円は一般職含む全体平均)と同水準。

⚠️注意:第一生命の有報ベースの平均年収は持株会社(少数精鋭の経営企画等)の数字で約1,000万円超。これは新卒が入る第一生命保険の年収ではない。面接で年収を語るなら「総合職で30代後半1,000万円前後」が正確。

ひよこ

第一生命の採用難易度ってどのくらい?

ペンギン

大手生保の中では「入りやすい」と「入りにくい」の中間。数字で見ると:

📊第一生命の採用データ(推定)
・基幹総合職(G型+R型):約100〜150名
・基幹業務職:約100〜200名
・合計(総合職系):約200〜350名
・倍率:推定50〜80倍
・学歴分布:早慶・東大・京大・一橋で約50〜60%、MARCH・関関同立も多い
・男女比:総合職は男性55%・女性45%(業務職は女性中心)
・文理比:文系70%・理系30%

メガバンクに比べると採用人数は少ないが、「保険会社は人気がない」という先入観のおかげで倍率が抑えられているのが実態。「銀行はダメだったけど生保は受かった」パターンもある。

面接では「生保の仕事を理解しているか」が合否を分ける。「なぜ銀行でなく生保?」「なぜ第一生命?」を明確に答えられるかが勝負。

ひよこ

生保4社の年収って差があるの?

ペンギン

総合職の年収は4社ともほぼ同水準だけど、初任給では差がある:

💰初任給比較(2025年度・大卒・総合職全国型)
・第一生命(G型):335,560円(金融最高水準、勤務手当含む)
・明治安田生命:295,300円
・住友生命:277,160円
・日本生命:270,710円

第一生命が圧倒的に高いように見えるけど、「勤務手当」(みなし残業代相当)が含まれていることに注意。基本給ベースだと差は縮まる。

💰30代後半の年収(総合職)
・4社とも900〜1,200万円のレンジ
・海外駐在:1,200〜1,500万円
・アクチュアリー:1,000〜1,500万円

つまり年収で生保を選ぶ意味はあまりない。選択軸は「海外展開の規模」「経営形態(株式会社 vs 相互会社)」「社風」で決めるべき。

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