働く環境とキャリアパス

第一生命の総合職(基幹職)は、国内営業→専門部署→海外 or 経営のステップで成長する。G型(全国転勤)かR型(地域限定)かで、キャリアの幅が変わる。

キャリアステップ

1〜3年目

現場経験期:保険ビジネスの基本を学ぶ

  • 支社での法人営業(企業向け団体保険・年金の提案)or 本社の企画・管理部門に配属
  • 支社配属の場合、全国転勤あり(G型の場合)。首都圏希望でも大阪・名古屋・福岡等の可能性
  • 生命保険募集人、FP(ファイナンシャルプランナー)等の資格取得が必須
  • 年収の目安:450〜550万円(初任給G型335,560円+賞与)
  • 「保険のことは何も知らない」状態から入るのが普通。研修で基礎から学ぶ
4〜7年目

専門性構築期:キャリアの方向性が見える

  • 本社の専門部署(海外事業・資産運用・商品開発・DX・経営企画等)に異動するケースが増える
  • 海外駐在の選抜が始まる。プロテクティブ(米国)、TAL(豪州)、ベトナム等への派遣
  • アクチュアリー志望者はこの時期に資格試験に集中(合格まで5〜10年かかる超難関)
  • 年収の目安:650〜900万円(海外駐在時は手当込みで1,200〜1,500万円)
  • MBA留学・海外研修の選抜もこの時期。語学力+国内実績が問われる
8〜15年目

管理職期:組織を率いるリーダーへ

  • 課長・マネージャーとしてチームを率いる立場に
  • 海外子会社の経営幹部として駐在するケースも(プロテクティブの部長級等)
  • 法人営業では大企業の人事部門との関係構築がミッション。数十億〜数百億円の企業年金案件
  • 年収の目安:1,000〜1,400万円
  • ホールディングス(持株会社)への出向でグループ経営に携わる人も
16年目〜

経営層期:グループ経営 or 専門職の極み

  • 部長・執行役員として事業部門を統括。グループ全体の経営戦略に関与
  • 海外子会社の社長・取締役として経営を指揮するポジションも
  • アクチュアリーはチーフアクチュアリー(保険計理人)として専門職の頂点へ
  • 年収の目安:1,500〜3,000万円(執行役員以上)
  • 第一生命HDのCxO(CEO・CFO・CRO等)は外部プロフェッショナル人材の登用も増加中

研修・育成制度

📚

新入社員研修(約3ヶ月)

入社直後に集合研修で保険の基礎知識・ビジネスマナー・財務会計を学ぶ。生保未経験で入社するのが前提なので、ゼロから教えてもらえる。同期との絆が深まる期間。

🌏

グローバル人材育成プログラム

海外MBA留学(ハーバード・LBS等)、海外トレーニー(プロテクティブ・TAL等への短期派遣)、語学研修プログラム。「海外で働きたい」人にとって充実した制度。選抜制。

📊

アクチュアリー育成支援

日本アクチュアリー会の資格試験(1次5科目+2次2科目)の勉強時間確保と費用補助。合格まで平均7〜10年の超難関だが、合格すれば生保業界のどこでも通用する専門資格。

💼

DL College(社内大学)

経営学・マーケティング・データサイエンス・リーダーシップ等の選択式研修プログラム。自分のキャリア志向に合わせてスキルアップできる。外部講師(コンサル出身者等)も登壇。

🔄

ジョブチャレンジ制度(社内公募)

希望する部署・ポジションに自ら手を挙げて異動できる社内公募制度。海外事業部門・資産運用・DX等の人気部署は毎年募集がある。「配属ガチャ」を自力で修正できる仕組み。

向いている人 / 向いていない人

向いている人

  • 海外で働きたい——大手生保で最も海外駐在のチャンスが多い。6カ国のグループ会社がある
  • スケールの大きい仕事をしたい——70兆円の資産運用、数千億円のM&A、4万人の営業組織
  • 安定しながらチャレンジもしたい——生保の安定収益基盤+株式会社化による攻めの経営
  • 長期的なキャリアを描きたい——社内異動が多く、営業→資産運用→海外→経営企画と幅広いキャリアが可能
  • 「保険」に興味がなくても大丈夫な人——資産運用、海外M&A、DX、非保険事業と、保険以外の仕事も多い
⚠️

向いていない人

  • すぐに高年収を求める——初年度450〜550万円は商社・外資コンサルより低い。中長期で追いつくパターン
  • 転勤が絶対に嫌——G型は全国転勤あり。R型なら回避できるが、キャリアの選択肢が狭まる
  • 意思決定のスピードを重視——大企業ゆえの稟議・根回し文化は残っている
  • 「営業」を一切やりたくない——最初の数年は営業経験を積む可能性が高い
  • 少数精鋭のベンチャー気質を求める——6万人グループの大組織。歯車感は否めない

ひよぺん対話

ひよこ

正直、配属ガチャはあるの? 支社の営業にずっといたらどうしよう...

ペンギン

配属ガチャはある。正直に言う。特に最初の配属は、希望が通るかどうかは運の要素もある。

ただし、第一生命にはいくつかの「修正手段」がある:

🔄ジョブチャレンジ制度:年1回の社内公募。希望部署に自ら応募できる。実績として「支社営業→海外事業部」「支社→資産運用部」等の異動実績がある。

🎯キャリア面談:年2回の上司との面談で希望を伝える。「3年後に海外事業部門に行きたい」と明言し続けることが重要。

📝資格取得:アクチュアリー試験に合格すれば、ほぼ確実に数理部門に異動。語学力(TOEIC900点超等)も海外配属の大きな武器。

「ガチャで外れたら終わり」ではなく、「ガチャ後に自分で修正できるか」が大事。最初の3年は修行期間と割り切って、自分の市場価値を上げる努力を続けた人が希望のキャリアを掴んでいる。

ひよこ

転勤ってどのくらいあるの? 東京で働きたいんだけど...

ペンギン

ここが職種選択の最大の分岐点

🏙️G型(全国転勤あり)
・初任給:335,560円(高い)
・2〜3年ごとに全国転勤の可能性。東京→大阪→名古屋→海外…は普通
・管理職・海外駐在への道が広い
・年収はR型より10〜20%高い

🏠R型(地域限定)
・初任給:291,780円(G型より約4.4万円低い)
・転居を伴う転勤なし。首都圏・関西等のエリア内で勤務
・管理職にもなれるが、海外駐在や一部の幹部ポストはG型が優先

東京で働きたいならR型(首都圏)が安全。ただし「海外に行きたい」「経営層を目指したい」ならG型一択。

ちなみに入社後にG型→R型、R型→G型への転換制度もある。ライフステージに合わせて変更できるのは第一生命の良いところ。結婚・子育てでR型に、子どもの独立後にG型に戻す人もいる。

ひよこ

ワークライフバランスってどう? 激務なイメージはある?

ペンギン

生保は金融業界の中では比較的WLBが良い方。ただし部署による差が大きい。

部署別の残業イメージ
・支社の法人営業:月20〜30時間。繁忙期(年度末)は増えるが、外資コンサル等とは比較にならない
・本社の企画・管理:月20〜40時間。決算期や予算策定期は忙しい
・海外事業部門:月30〜50時間。時差対応で夜のミーティングも。海外駐在時はさらに忙しい
・資産運用部門:月20〜30時間。マーケットのタイミングに左右される

有給取得率は約70〜80%で金融大手としては標準的。「プレミアムフライデー」や「連続休暇制度」も形だけでなく実際に取得を推奨している。

メガバンクの法人RMや商社の海外駐在と比べると、確実にWLBは良い。「稼ぎたいが人生は仕事だけじゃない」という人には合っている環境。

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