数字で見るサイバーエージェント
ESや面接で使える数字、給与・待遇の実態、採用データをまとめた。「初任給月42万円って本当?」「28期連続増収ってどのくらいすごい?」が分かるように、身近なものとの比較も入れている。
知っておきたい10の数字
給与・待遇(公開情報ベース)
採用ページや有価証券報告書などの公開情報に基づく目安。職種・等級・成果によって個人差が大きいので参考程度に。
| 平均年収 | 914万円(平均年齢33.8歳、FY2025有価証券報告書ベース) |
| 初任給(ビジネス・クリエイターコース) | 月額42万円(年俸504万円) |
| 初任給(エンジニアコース 通常) | 年俸504万円〜 |
| 初任給(エンジニア エキスパート認定) | 年俸720万円〜(新卒でも可能) |
| 年収イメージ | 1年目: 504〜720万 / 3年目: 600〜900万 / 5年目: 700〜1,200万 / 10年目: 1,000〜1,800万 |
| 賞与 | 年俸制に含まれる。業績連動のインセンティブあり |
| 福利厚生 | フレックス、リモート可、育休・産休、CA8(8年勤続でリフレッシュ休暇)、各種社内制度 |
※ 平均年収914万円は全社員平均(管理職含む)。若手の実際の年収は上記のモデルケースを参照。成果による昇給スピードが速い点がCAの特徴。
採用データ(公開情報ベース)
| 2024年新卒採用人数 | 287名(男性161名 / 女性126名) |
| コース別採用 | ビジネスコース、エンジニアコース、クリエイターコース(コース別選考) |
| 文理比率 | 文系195名 / 理系92名(ビジネス/クリエイター系に文系多く、エンジニアに理系多い) |
| 男女比 | 男性 56% : 女性 44%(ITベンチャーとしては女性比率が高い方) |
| 採用大学 | 早慶・MARCH・関関同立・旧帝大が中心。文系学歴フィルターは比較的緩いと言われ、実力勝負の要素が強い |
| 選考フロー(ビジネスコース例) | ES → Webテスト → グループディスカッション → 面接(複数回)→ 最終面接 → 内定 |
| 就職難易度 | Web系ベンチャーでは最難関クラス。特にビジネスコースは人気が高く倍率も高い |
| インターン | 夏・秋・冬に複数実施。参加者から早期選考・内定直結のケースが多い |
※ 採用データは年度によって変動する。最新情報は公式採用サイト(www.cyberagent.co.jp/careers/)を確認。
配属先の規模感(セグメント別売上)
CAの売上をセグメント別に見ると、配属先のイメージが掴める。
デジタル広告運用・DSP・アドテク・クリエイティブ。最大セグメント、CAの収益の柱。
ABEMA、Ameba、WINTICKET、アニメIP。2025年に10年目で黒字化達成した注目セグメント。
Cygames中心。ウマ娘・グラブル・プリコネなどの大型ヒットタイトル。ヒット次第でボラティリティ大。
CAキャピタル、CAJJプログラムによる子会社育成。若手抜擢の仕組みのベース。
ひよぺん対話
初任給月42万円って本当?全コース同じなの?
本当。CAの採用ページに公式に書かれている。ビジネス・クリエイター・エンジニアコースすべて月額42万円(年俸504万円)が基本。さらにエンジニアコースでは「エキスパート認定」という制度があって、技術力の高い新卒には年俸720万円〜でスタートする道が用意されている。これは日本の新卒採用でもトップクラスの高水準。比較すると、NTTデータ約350〜400万円、電通約320万円、野村総研約400万円(初年度)に対してCAは504万円〜。初年度で100万円以上の差がつく。ただし、「高い初任給 = 楽な仕事」ではなく、むしろ「早期から数字責任を負う代わりに高い報酬」というトレードオフ。1年目から担当クライアントを持って成果を出すプレッシャーがあることは覚悟しておこう。
平均年収914万円って聞くけど、若手でも貰えるの?30代でどのくらい?
重要な前提として、これは平均年齢33.8歳での全社員平均。若手1年目がいきなり914万円貰えるわけじゃない。モデルケースで言うと、1年目504万円(ビジネス・クリエイター)か720万円〜(エンジニアエキスパート)、3年目で600〜900万円、5年目で700〜1,200万円、10年目で1,000〜1,800万円くらい。ここで注意すべきは「平均値より中央値の方が低い可能性」——CAは成果連動の幅が大きいので、トップパフォーマーは20代で1,500万円超の一方、平均的な社員は30代で700〜900万円というのが実態に近い。それでも同年代の大手SIerやメーカーより高水準であることは間違いない。NRIの1,322万円(平均39.9歳)と比べると額面では少ないけど、若い社員の比率が圧倒的に高いCAの914万円は実質的にもっとすごい——CAが同じ平均年齢なら1,400〜1,500万円規模になる計算だよ。
就職難易度ってどのくらい?学歴フィルターある?
Web系ベンチャーの中では最難関クラスで、特にビジネスコースは人気企業ランキング常連。学歴フィルターについては「完全にある」とは言い切れないけど、早慶・MARCH・関関同立・旧帝大あたりが採用の中心なのは事実。ただしCAは実力・経験重視の傾向が強い——大学のレベルだけでなく、「学生時代に何をしたか」「数字で語れる成果があるか」「なぜCAか」が強く問われる。具体的には、ビジネスコンテスト入賞、サークルで大きなイベント企画、インターンでの実績、自分で作ったサービスなど、「動いた経験」がアピールポイントになる。エンジニアコースはさらに実力勝負で、ポートフォリオ・GitHub・競プロ実績があれば学歴関係なく評価される。「学歴は良くないけど諦めない方がいい」会社の典型例。選考ルートとしては夏インターンで頭角を現して早期内定するのが最強ルートだよ。
残業時間は月30〜40時間くらいって聞いたけど、これは本当?ブラックじゃない?
OpenWorkなどの口コミでは平均残業時間 月30〜40時間程度、有休取得率は60%前後と言われていて、これはSIer業界で言うと中堅レベル。NTTデータ(月25〜30時間)よりは多く、NRI(月40〜50時間)よりは少ない。「ブラック」と言うほどではないけど、部署・プロジェクト次第で波があるのは事実。特に忙しいのは広告事業の大型キャンペーン時、ゲーム事業のリリース直前、ABEMA大型番組配信前など。逆に平常時はフレックス・リモートが使えて自由度が高い。CA全体の働き方として重要なのは「時間より密度」を重視する文化で、ダラダラ残業するより集中して成果を出すことが評価される。昔あった「徹夜で仕事」的な体育会系カルチャーはかなり薄れていて、最近は育児・介護などの事情にも配慮されている。ただし、数字を出すプレッシャーは常にあるので、「時間は短いけど精神的にはハード」という見方もできるね。
配属ガチャある?ビジネスコースでもABEMAとかゲームに行けるの?
CAは職種別採用だから「ビジネスコースで入ったのにエンジニア配属」みたいな極端なガチャはない。ただし同じビジネスコース内でも「広告営業/ABEMA/ゲーム/経営企画/コーポレート」など幅広い配属先があって、どこに行くかは会社判断の部分が大きい。希望は聞いてくれるけど、100%通るとは限らない。配属で一番多いのは広告事業(売上の55%を占める最大セグメント)で、ビジネスコース新卒の多くはここからスタートする。ABEMAやゲーム事業に行きたい場合は、面接で明確に希望を伝えて、なぜその領域が良いかを論理的に説明すること。「ABEMAのこの番組が好きで、その裏側を作りたい」「Cygamesの制作文化に共感している」など、具体的なエピソードがあると希望が通りやすい。また、入社後3〜5年で社内公募や異動があるから、最初の配属が全てを決めるわけじゃない。逆に、広告事業で結果を出した人がCAJJプログラムで新規事業を立ち上げるルートもあって、「どこに配属されても伸びれば次のチャンスがある」のがCAの人事制度の特徴だよ。