3分でわかるA.T. カーニー
「戦略を語るだけでなく、実行する」——MBBに次ぐ戦略コンサルファーム。製造業・オペレーション領域で独自の地位を確立
1926年創業、マッキンゼーからの分離で誕生した「実行型」戦略コンサル
3つのキーワードで理解する
実行まで踏み込む戦略コンサル
MBB(マッキンゼー・BCG・ベイン)が「戦略の提言」で終わることが多いのに対し、カーニーは「戦略を実際に動かすところまで伴走する」のが特徴。特にサプライチェーンや調達の領域では、現場に入り込んで数字で成果を出す「ハンズオン型」のコンサルティングが強み。
製造業・消費財に強い
カーニーは元々マッキンゼーから分離した「オペレーション特化」のファーム。製造業、消費財、小売のクライアントが多く、「工場の生産性を30%改善する」ような泥臭いプロジェクトも得意。戦略だけでなくオペレーション改善で実際のP&Lインパクトを出すことにこだわる。
MBBに次ぐ第4の戦略ファーム
グローバルの戦略コンサルランキングではMBBに次ぐTier 1.5〜Tier 2の位置づけ。日本法人は約330名と少数精鋭で、MBBよりも「一人ひとりの顔が見える」アットホームな雰囲気。その分、新卒でも早くから大きな責任を任される。
ひよぺん対話
カーニーってマッキンゼーやBCGと何が違うの?
一番の違いは「実行力」だね。MBBは「こうすべきです」という戦略レポートを渡して終わることが多い。カーニーは「こうすべきです、じゃあ一緒にやりましょう」と現場に入り込む。特に調達コスト削減やサプライチェーン最適化では、実際に工場に行って改善活動を伴走する。だから「コンサルは絵に描いた餅」という批判が当てはまりにくい。ただし、ブランド力ではMBBに劣るのも事実。面接で「なぜMBBではなくカーニー?」は必ず聞かれるから準備しておこう。
年収はMBBと比べてどう?
新卒の初年度年収は約600〜660万円で、MBBの700〜750万円と比べるとやや低め。ただし昇進すれば差は縮まるし、マネージャー(入社5〜7年目)で1,500〜2,000万円はMBBと遜色ないレベル。カーニーの特徴は少数精鋭ゆえの昇進スピード——MBBよりも早くプロジェクトリーダーを任されるケースが多い。「年収の数字」だけでなく「どんな経験を積めるか」で選ぶべきだよ。
選考ってどんな感じ?やっぱりケース面接?
ケース面接は必須。カーニーの特徴的なところは「ケースの中でも実行寄りの問いが出る」こと。「この会社の成長戦略は?」だけでなく「調達コストを20%下げるにはどうする?」みたいなオペレーション系のお題も出る。対策としては一般的なケース面接対策に加えて、サプライチェーンや製造業の基礎知識を入れておくと差がつくよ。選考フローはES → Webテスト → ケース面接(2〜3回)→ パートナー面接が一般的。
文系でもいける?理系じゃないとオペレーション系は厳しい?
文系でも全然いけるよ。カーニーの新卒採用は文系理系を問わないし、オペレーション案件でも求められるのは「現場の数字を読み解く力」と「関係者を巻き込む力」であって、工学の専門知識じゃない。ただし「数字に強いこと」は必須——Excelで大量のデータを分析することが日常だから。コンサルは全般的に論理的思考力がベースだけど、カーニーの場合は「泥臭く現場に入れるか」「数字で成果を出すことにコミットできるか」が特に見られるポイントだね。