3分でわかるADKホールディングス

電通・博報堂に次ぐ業界3位の広告代理店。「ドラえもん・ワンピース」のアニメIPという独自強みと、非上場×KRAFTON連携で変貌中の会社。

約3,500億円 売上高(FY2024推定)
約3,800人 連結従業員数
業界3位 国内広告代理店(電通・博報堂に次ぐ)

広告代理店3位 × アニメIPのライツビジネスで独自路線 × ベインキャピタル傘下・非上場

グループ構成

中核事業
📊
ADKマーケティング・ソリューションズ
総合広告会社(中核事業)<br/>テレビ・デジタル・プロモーション統合
売上の主力
🎌
ADKエモーションズ
アニメ・エンタメIP事業<br/>ドラえもん・ワンピース等の版権管理
独自強み
🎨
ADKクリエイティブ・ワン
クリエイティブ制作専門<br/>CM・映像・コピーライティング
制作部門
🎮
KRAFTONと連携
韓国ゲーム企業が資本参加(2024年)<br/>ゲームIP×エンタメビジネスの融合
新成長軸

2019年から持株会社体制。ADKマーケティング・ソリューションズが広告事業の中核。ADKエモーションズがアニメ・エンタメIPの独自強みを担う。2024年にKRAFTON(韓国ゲーム企業)が資本参加し、ゲームIP連携が新成長軸に。

3つのキーワードで理解する

1

「広告代理店3位」というポジション——電通・博報堂にない「身軽さ」と「個性」

電通(売上1.4兆円)、博報堂DY(約8,800億円)に次ぐ3位(約3,500億円)。「万年3位」と言われてきたが、2018年のベインキャピタルによる非上場化で一変。株主の目を気にせず長期投資できる体制に移行し、アニメIP・エンタメビジネスへの特化戦略を推進している。「電通より小さいけど、電通にはできないこと」をやる——それがADKの戦略。

2

「ドラえもんとワンピース」——アニメIPという日本最強の資産

ADKの独自強みはアニメ・エンタメIPのライツビジネス。旭通信社時代から「8マン(1963年)」「ドラえもん」「ワンピース」など数多くのアニメ制作に関わってきた。版権管理・海外展開・マーチャンダイジング(グッズ展開)などの収益化ノウハウは電通・博報堂にはない独自資産。アニメの世界的人気が高まる中、この強みは一層際立つ。

3

非上場×KRAFTONの資本参加——「新しいADK」を作る変革期

2018年にベインキャピタルがTOBで非上場化。「上場廃止=終わり」ではなく、むしろ長期的な変革を選んだ。さらに2024年には韓国ゲーム大手KRAFTON(バトルグラウンド開発元)が資本参加。ゲームIPとアニメIPの融合という新たなビジネスを構想中。変革の途中にある会社だからこそ、入社後の成長機会は大きい。

身近な接点 — ADKに触れている瞬間

📺 テレビCM

アニメ・食品・日用品メーカーのCMの裏にADKが関わっていることが多い

🎌 ドラえもん・ワンピース

アニメのグッズ・版権・海外展開を管理しているのがADKエモーションズ

🎮 ゲームIP広告

KRAFTONとの連携でゲームIPのプロモーションにも関与

🛍️ キャラクターグッズ

コンビニ・スーパーのコラボ商品——そのIPライセンス交渉もADKの仕事

ひよぺん対話

ひよこ

ADKって「業界3位」でしょ?電通・博報堂と何が違うの?

ペンギン

まず大前提として「3位」の意味を理解して欲しい。日本の広告市場7.7兆円で電通は約2割・博報堂は約1割——これだけで2社合計3割。残りの7割をその他多数が争う世界で、ADKは3,500億円規模という確固たる地位を持っている。

電通・博報堂との最大の違いは「アニメ・エンタメIPというニッチで最強の強み」。電通は「何でもできる総合力」、博報堂は「生活者発想のクリエイティブ力」、ADKは「日本のポップカルチャー(アニメ・マンガ)の版権ビジネス」。三者三様の戦略で共存している。

ひよこ

非上場って就活生からすると選びにくくない?

ペンギン

確かに「株式公開されてないから安定感が不安」と思う気持ちは分かる。でも非上場の実態はむしろポジティブ。上場企業は四半期ごとに株主への業績説明が必要で、短期利益を優先しがち。ADKはベインキャピタル傘下で「長期視点の経営ができる」——アニメIPやゲームIPの育成には時間がかかるから、この体制が合っている。

ただし「株式上場企業への就職を重視する就活生」には刺さりにくいのも事実。「非上場=潰れやすい」は全くの誤解(売上3,500億円の会社が簡単に潰れない)けど、IRが公開されないため財務の透明性は低い——就活生としてはそこを理解した上で選ぶこと。

ひよこ

文系でもいける?どんな仕事があるの?

ペンギン

広告代理店なので文系が主流。主な職種はADKマーケティング・ソリューションズへの配属になる。クライアントの課題を解決するためのマーケティング企画(アカウントエグゼクティブ:AE)、広告クリエイティブを作るクリエイティブ職、テレビ・デジタル等のメディア担当などがある。

ADKエモーションズへの配属もあり、こちらはアニメIPの版権管理・海外展開・タイアップ企画という特殊なスキルを身につけられる。「アニメが好き」「エンタメビジネスをやりたい」という人にとっては唯一無二の環境。新卒採用数は年間約125人(2024年度)と広告業界でも多い方で、入りやすい部類だよ。

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