山崎製パンの仕事内容を知る

ランチパックを開発し、工場でパンを作り、デイリーヤマザキで売る。「パンの一生」に関わる仕事の全貌。

プロジェクト事例で見る仕事

商品開発 ランチパックシリーズ

ランチパック新フレーバーの年間ロードマップ開発

ランチパックは年間50種類以上の新フレーバーを投入し続けるブランド。食トレンド調査→コンセプト企画→試作・官能評価→パッケージデザイン→コンビニ・スーパーへの提案というサイクルを毎月回す。コラボ商品(有名店・アニメ等)の企画も主要業務。発売40周年超のブランドを「古さを感じさせずに新鮮に保つ」マーケティング力が求められる。

👤 若手の関わり方 若手マーケターはフレーバーの候補選定・消費者調査の設計・試食評価会の運営を担当
製パン営業 大手コンビニ・スーパー向け

コンビニPB(プライベートブランド)パンの共同開発・量産

大手コンビニのPBパン(ローソン・ファミマ等)を山崎製パンが製造受託するプロジェクト。コンビニ側の商品要件・価格帯・製造量に合わせて、山崎の工場ラインを設計。品質・コスト・納期を三位一体で管理する大規模B2B案件。1アイテムで数十万個/日の生産になるケースも。

👤 若手の関わり方 若手営業は先方の商品開発担当との窓口になり、試作品の評価・スケジュール管理・価格交渉のサポートを担う
生産技術 製パン工場

製パンラインの自動化・省人化プロジェクト

製パン工場の人手不足・人件費増に対応するため、成型・包装ラインへのロボット導入と自動化を推進。工場の生産効率を上げながら、品質基準(焼き色・重量・形状)をAIカメラで管理する仕組みを整備。製造現場のDXが急ピッチで進行中。

👤 若手の関わり方 工学系の若手は機械メーカーとの仕様調整、ライン設計、導入後のトラブルシューティングを担当。工場内で動き回る仕事
デイリーヤマザキ 全国展開・直営コンビニ

デイリーヤマザキ店舗の業績改善支援

デイリーヤマザキのFC加盟店(全国約1,700店)の売上向上を支援するスーパーバイザー業務。店舗の品揃え最適化・発注指導・接客研修・棚割り改善を担当。コンビニ業界の知識と製パンの製造知識を両方持てる珍しいキャリアポジション。

👤 若手の関わり方 若手は複数店舗を担当するSV(スーパーバイザー)として店舗を巡回し、オーナーへの改善提案を行う

事業領域

🍞

食品事業(製パン・菓子)

スーパー・コンビニ・ドラッグストア・業務用(飲食店・学校給食)

山崎製パンの売上の約9割以上を占める主力事業。食パン(ダブルソフト・ロイヤルブレッド)、菓子パン(ランチパック・ネオロール)、惣菜パン(調理パン)が三本柱。

全国28の製パン工場・生地事業所から毎日製造。コンビニ・スーパーへの納品は毎日配送が基本で、物流ネットワークの整備が競争力の源泉。

若手文系はスーパー・コンビニ本部への営業マーケティング(ブランド管理・新商品企画)に配属。若手理系は生産技術(工場自動化)か品質管理が多い。

売上構成
93%以上(食品事業全体)
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和洋菓子・ベーカリーカフェ事業

百貨店・駅ビル・ショッピングモール・一般消費者

不二家(ペコちゃん・ミルキー)、ヴィ・ド・フランス(ベーカリーカフェ)、中村屋(和菓子)などのブランドを展開。製パン事業とは異なるショップ・レストラン型のビジネス

不二家はケーキ・スイーツのチェーンで全国約300店舗、ヴィ・ド・フランスはカフェ併設ベーカリーで駅ビル・SC中心に展開。和菓子の中村屋は老舗ブランドでデパ地下が主戦場。

売上構成
食品事業内の一部
🏪

流通事業(デイリーヤマザキ)

個人消費者・コンビニFC加盟店オーナー

コンビニ「デイリーヤマザキ」「ヤマザキショップ」を全国展開。山崎製パンが直接運営するコンビニは「自社製品の試験場」でもあり、店舗データが商品開発や物流効率化に活用される。

規模はセブン・ローソン・ファミマに比べると小さいが、「製パンメーカーが持つコンビニ」という独自性がある。山崎製パン本社の採用でデイリーヤマザキのSV(スーパーバイザー)ポジションに就く場合もある。

売上構成
約900億円

ひよぺん対話

ひよこ

入社したらすぐに工場勤務になるの?文系は?

ペンギン

文系は基本的に営業またはスーパーバイザー(SV)からスタート。スーパー・コンビニのバイヤーに「ランチパックのこの棚置いてください」と提案する営業か、デイリーヤマザキの店舗を巡回してオーナーをサポートするSV職。

理系・工学系は製パン工場の生産技術か品質管理からスタートが多い。全員が工場研修(数週間)を経験するけど、継続的に工場勤務になるのは主に生産技術系。文系が工場に配属されることは少ない(ゼロではないが例外的)。

ひよこ

マーケティングやりたいんだけど、ランチパックのブランドを担当できる?

ペンギン

ランチパックのブランド担当はマーケティング部門のエース級ポジションで、若手がすぐ担当するのは難しい。まずは営業で3〜5年経験を積んでから、マーケティング部門への異動というパターンが一般的。

ただし山崎製パンは採用人数が371名と多いので、同期が多く競争も激しい。マーケティングに行きたいなら「営業で数字を出して手を挙げる」というアクションが大事。社内公募制度があるかどうかは選考中に確認しておくといいよ。

ひよこ

「デイリーヤマザキのSV」と「製パン営業」はどっちが向いてる?

ペンギン

大雑把に言うと——

製パン営業:スーパー・コンビニの本部バイヤーとのB2B交渉。大きな商談・数字のプレッシャーがあるが、1件の契約の影響力が大きい。「売上を数字で追いたい人」向け。

デイリーヤマザキSV:個人オーナー(FC加盟店)との関係構築。毎日違う店舗を訪問し、店の課題を発見して改善提案する。「人と丁寧に関わる仕事がしたい人」「地域密着が好きな人」向け。

どちらも全国転勤ありで、クルマ移動が多い。「食への情熱」と「体を動かすことへの抵抗のなさ」がある人の方が長続きする。

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