3分でわかるUBE

EV時代の電池材料と最先端のポリイミドフィルム——旧宇部興産が「化学専業メーカー」として生まれ変わった。

約4,900億円 売上高(FY2025)
約7,600人 連結従業員数
電池材料 EV時代の成長エンジン

2022年に宇部興産→UBEに社名変更・化学専業への構造転換

事業ポートフォリオ — 化学に集中する体制

注力領域
⚗️
化学事業
ナイロン原料・ポリイミド<br/>電池材料・ファインケミカル
売上の中核事業
🏗️
UBE三菱セメント
セメント・生コン<br/>(2022年に分社化)
建材事業の独立会社
🔧
UBEマシナリー
射出成形機・プレス機<br/>(2022年に分社化)
機械事業の独立会社

2022年の社名変更と同時に建材(セメント)と機械を分社化。現在のUBEは化学事業に特化した純粋な化学メーカー。電池材料・ポリイミドなど高付加価値領域に集中投資している。

3つのキーワードで理解する

1

EVの心臓部を支える——電池材料で第二の創業

電気自動車に欠かせないリチウムイオン電池。その内部で使われるセパレーター(安全膜)と電解液を作るのがUBE。2022年の社名変更を機に、「化学専業メーカー」として電池材料に全力投資。ガソリン車からEVへの移行が進む今、最もホットな素材企業の一つ。

2

スマホの中に「ユーピレックス」——世界の電子機器を支える高機能フィルム

軽い・薄い・熱に強い——これらを全部満たす素材がUBEのポリイミドフィルム「ユーピレックス」。スマートフォンのフレキシブル基板、折りたたみスマホの画面、5G通信部品に採用。「化学メーカーが最先端エレクトロニクスを支えている」という典型例。

3

旧宇部興産からの変革——100年企業の「第三創業」

1897年に炭鉱会社として創業し、石炭→セメント→化学と事業を転換してきた会社が2022年に「UBE」に社名変更。建材・機械を切り離し、化学に集中する大胆な構造改革。「100年の歴史を持ちながら、今まさに変化の真っ只中」という稀有な企業。

身近な接点 — UBEの化学品に触れている瞬間

🚗 EVのバッテリー

テスラ・トヨタ等のEVに搭載されるリチウムイオン電池。UBEのセパレーターが安全を守る

📱 折りたたみスマホ

Galaxy FoldやPixel Foldの折りたたみ部分にUBEのポリイミドフィルムが使われる

🏠 身の回りのナイロン

ナイロン衣類・カバン・釣り糸の原料カプロラクタムを長年供給(現在は構造改革中)

✈️ 航空宇宙部品

ポリイミドは耐熱性が高く、人工衛星・宇宙船の部品にも採用されている

ひよぺん対話

ひよこ

UBEって聞いたことなかったけど、旧宇部興産なの?社名変えた理由は?

ペンギン

2022年に「宇部興産」から「UBE」に変えたんだ。理由は「宇部(地名)」「興産(旧来の事業)」というイメージを刷新したかったから

宇部興産って名前だと山口県の会社で、セメント・石炭のイメージが強い。でも今のUBEは電池材料・ポリイミドなどの先端化学品に舵を切っている。社名変更はその意思表示。実際に建材(セメント)は「UBE三菱セメント」に分社化し、機械も「UBEマシナリー」として切り離して、化学専業企業として出発したんだよ。

ひよこ

電池材料って具体的に何を作ってるの?

ペンギン

リチウムイオン電池の中には主要な部品が3つある——正極・負極・セパレーター。UBEが作るのはこのセパレーターと電解液(電池の"血液")

セパレーターって何かというと、電池の中でプラスとマイナスを物理的に隔てる薄い膜。これがないと電池がショートして最悪爆発する。だから「安全性の要」。UBEはドライプロセスで均一な孔を持つセパレーターを作る技術を持っていて、品質の高さで差別化している。EV普及でこの市場は急拡大中。

ひよこ

化学メーカーって就活で人気なの?

ペンギン

化学メーカーはBtoBなので知名度は低めだけど、就活では堅実で人気。理由は——

安定性: 素材は景気変動の影響を受けるが、長期的な需要は安定。製薬や食品より派手ではないが潰れにくい
年収: UBEの平均年収は約756万円で化学業界では標準的
グローバル感: 欧州・アジアに生産拠点。海外赴任のチャンスあり

ただし「変革期の企業」でもある。旧来のナイロン事業を縮小しながら電池材料に投資する。変化の中でキャリアを積みたい人には面白い環境かもしれない。

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