💼 仕事内容を知る
自動車からアフリカまで——豊田通商の6つの事業領域と、入社後に実際に動かすプロジェクトを解説する。
具体的なプロジェクト事例
アフリカでのトヨタ車販売ネットワーク構築
CFAO(アフリカ本部)を通じ、サブサハラアフリカ各国にトヨタ車のディーラー網・整備拠点を展開。現地政府との交渉、関税・規制対応、アフターサービス体制の構築まで一気通貫で担う。現地スタッフのマネジメントや文化的適応が重要。
リチウム・コバルト鉱山の権益確保とEVサプライチェーン構築
EV普及に伴う電池材料需要の急増に対応し、南米・アフリカ・豪州の鉱山に出資。採掘から精製・加工・トヨタへの安定供給まで「川上から川下まで」のサプライチェーンを作る。相手国政府・鉱山会社・トヨタ・デンソー等との多者間交渉が伴う。
再生可能エネルギー発電所の開発・運営
太陽光・風力・バイオマス発電所の開発・建設・運営に参画。用地取得から設計・施工管理・電力会社との売電契約・資金調達まで、プロジェクト全体を統括。日本・東南アジア・アフリカで複数案件を並行して進める。
アフリカでの医薬品流通・ヘルスケアインフラ構築
CFAOの医薬品流通部門を通じて、アフリカ各国の病院・薬局への医薬品安定供給を支援。現地の流通インフラが未整備な国も多く、コールドチェーン(冷蔵輸送)の構築や現地代理店のマネジメントが課題。グローバル製薬メーカーとのパートナーシップも重要。
6つの事業領域
自動車・モビリティ事業
トヨタグループ・海外ディーラー・自動車ユーザー- トヨタ・レクサス車の海外販売・物流・通関
- アフリカ・中東・アジアでの販売金融・保険
- EV充電インフラ・カーシェア・MaaSへの投資
- 中古車・リースビジネスの展開
金属・電池材料事業
トヨタ・デンソー・電池メーカー・鉄鋼メーカー- 鉄鋼・ステンレス・アルミ等の調達・販売・加工
- リチウム・コバルト・ニッケル等の電池材料権益確保
- スクラップ・リサイクル金属の流通
- 稀少金属(レアメタル)の権益投資
機械・エネルギー事業
電力会社・製造業・政府機関- 産業機械・工作機械の調達・販売
- 再生可能エネルギー(太陽光・風力・バイオマス)への投資
- LNG・電力トレーディング
- プラント・インフラ建設の仲介
化学品・エレクトロニクス事業
化学メーカー・半導体メーカー・電子部品メーカー- 化学品・樹脂・塗料の調達・販売
- 半導体材料・電子部品のサプライチェーン管理
- 自動車向け電子部品の調達代行
- フィルム・ディスプレイ材料の流通
食料・生活産業事業
食品メーカー・小売・アフリカ現地企業- 穀物・油脂・砂糖・水産物の輸出入
- 農業資材・肥料の供給
- アフリカでの食品流通ネットワーク
- 日用品・消費財のアフリカ流通
アフリカ本部(CFAO)
アフリカ54カ国の法人・個人・政府機関- 自動車販売(トヨタ車・他ブランド)
- 医薬品・医療機器の流通
- 食品・消費財の小売・流通
- エネルギー・インフラ投資
アフリカ本部の純利益795億円(FY2025)はグループ最大。「アフリカの豊田通商」として現地に根付いた存在。
ひよぺん対話
商社に入ったら実際どんな仕事するの?デスクワークばかり?
豊田通商の場合、海外に出る機会が相対的に多いのが特徴。
入社1〜3年目:本社(名古屋または東京)で担当セグメントの基礎業務。貿易書類・契約管理・顧客折衝のデスクワーク中心。
3〜5年目以降:海外赴任の可能性が高くなる。特にアフリカ・中東・東南アジアへの派遣事例が多い。現地の販売会社・合弁会社に出向し、現地スタッフをまとめて事業を動かす体験ができる。
デスクワークもあるけど、「商社マンとしての真骨頂は現地で事業を動かすこと」。アフリカ担当になれば「他の商社には行けない場所で仕事する」体験ができる。
文系でも理系でも入れるの?どちらが有利?
豊田通商は文理バランスよく採用している。
・文系: 営業・トレーディング・事業企画・ファイナンス系。語学力・コミュニケーション力が評価される。アフリカ・中東のビジネス経験・インターン経験があると有利
・理系: 化学品・エレクトロニクス・機械・エネルギー担当は理系が歓迎。電池材料や再エネ分野では化学・電気系の知識が直接活きる
ただし「総合職全体としては文系が多め」という傾向。理系でも文系寄りのキャリアを歩む人も多い。
英語力は必須。TOEICより実践的なコミュニケーション力を重視する傾向がある。