数字で見る東芝
ESや面接で使える数字を完全整理。V字回復中の3.51兆円企業を、数字で正しく理解する。
知っておきたい数字
事業セグメント別売上
約1.1兆円——原子力・火力・再エネ・水素・送変電
約8,800億円——鉄道・上下水道・ビル・セキュリティ
約8,800億円——パワー半導体・HDD(AI需要で好調)
約3,500億円——IoT・量子暗号・AI画像認識
約3,500億円——POSレジ・複合機(東芝テック)
業績推移(直近3期)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3兆3,617億円 | 3兆2,845億円 | 3兆5,139億円 |
| 営業利益 | 1,264億円 | 398億円 | 1,985億円 |
| 営業利益率 | 3.8% | 1.2% | 5.6% |
| 純利益 | 1,267億円 | △748億円 | 2,790億円 |
給与・待遇
| 平均年収 | 約900万円(推定・非公開化後は開示限定的) |
| 初任給(学部卒) | 月額約235,000円 |
| 初任給(修士了) | 月額約294,000円 |
| 賞与 | 年2回 |
| 有給休暇 | 初年度18日、翌年以降24日 |
| 勤務地 | 本社:港区芝浦。事業所:川崎・横浜・府中等 |
採用データ
| 新卒採用数 | 約300人以上(東芝グループ合同) |
| 技術職比率 | 約70〜80% |
| 事務職比率 | 約20〜30% |
| 選考プロセス | ES → 適性検査 → 面接2〜3回 |
| 主な採用大学 | 東大・京大・東工大・早稲田・慶應・東北大・北海道大 |
| 備考 | 2025年4月に東芝インフラシステムズが東芝本体に統合 |
総合電機メーカー比較
| 東芝 | 日立 | 三菱電機 | パナソニック | |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.51兆円 | 約10兆円 | 5.3兆円 | 8.5兆円 |
| 営業利益率 | 5.6% | 約10% | 約8% | 約5% |
| 平均年収 | 約900万円 | 約920万円 | 約830万円 | 約780万円 |
| 上場 | 非公開 | プライム | プライム | プライム |
| 独自の強み | 原子力・量子暗号 | IT×OT(Lumada) | FA・宇宙・防衛 | EV電池 |
ひよぺん対話
年収900万円ってメーカーとしてはどのくらい?
総合電機メーカーとしてはトップクラス。比較すると——
・東芝: 約900万円
・日立: 約920万円
・三菱電機: 約830万円
・パナソニック: 約780万円
日立とほぼ同水準。「不正会計で業績が悪いから年収も低い」と思われがちだけど、年収は高いまま維持されている。特にエネルギー・原子力部門のエンジニアは専門性が高いため、市場価値を維持するための処遇になっている。
ただし非上場なので株式報酬はない点は日立との差。
3.51兆円の売上ってどのくらい?昔はもっとデカかったんでしょ?
鋭い質問。ピーク時(2014年頃)の東芝の売上は約6.7兆円あった。そこから——
・半導体メモリ事業(キオクシア)を売却 → 約2兆円分が消えた
・家電事業を売却 → さらに縮小
・原子力事業の巨額損失
で3.51兆円まで縮んだ。ただしこれは「不要なものを切り落として筋肉質になった」とも言える。実際に営業利益率は——
・FY2024: 1.2%(赤字すれすれ)
・FY2025: 5.6%(V字回復)
・FY2027目標: 10%
売上は小さくなったけど、利益を出せる体質に変わりつつある。
非公開だから情報が少なくて不安...ESでどう書けばいい?
確かに上場企業ほどIR情報が開示されていないけど、統合報告書や決算説明資料は引き続き公開されている。ESで使えるポイントは——
・売上3.51兆円、営業利益率5.6%でV字回復中
・連結従業員9.5万人、150年の歴史
・原子力・量子暗号で日本唯一の技術
・HDD好調でAI時代の恩恵を受けている
「非公開だから情報が少ない」をネガティブに捉えるのではなく、「非公開だからこそ長期改革に集中できる環境」とポジティブに転換するのがコツだよ。