数字で見る東京メトロ
営業利益率21%、時価総額1兆円超——IPOで見えるようになった数字で東京メトロの実力を読み解く。
知っておきたい数字
4,078億円
連結営業収益(FY2025)
前期比+4.8%
869億円
営業利益(FY2025)
営業利益率21.3%
約1.3兆円
時価総額
2024年10月IPO
752万人/日
平均乗降客数
9路線180駅
約9,700人
単体従業員数
連結約11,600人
1.5%
離職率
5年平均・業界最低水準
事業セグメント別売上
鉄道事業 87%
約3,500億円——9路線180駅の運賃収入が中核
不動産事業 7%
約280億円——駅直結ビル・私募REIT(成長中)
流通・広告事業 6%
約250億円——駅ナカ商業・交通広告
業績推移(直近3期)
| FY2023 | FY2024 | FY2025 | |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 3,600億円 | 3,892億円 | 4,078億円 |
| 営業利益 | 627億円 | 763億円 | 869億円 |
| 営業利益率 | 17.4% | 19.6% | 21.3% |
給与・待遇
| 平均年収 | 795万円(平均年齢39.5歳) |
| 初任給(総合職・大卒) | 月額268,800円 |
| 初任給(総合職・修士了) | 月額272,000円 |
| 初任給(エキスパート職・大卒) | 月額240,800円 |
| 賞与 | 年2回 |
| 離職率 | 1.5%(5年平均) |
| 勤務地 | 東京都内(転勤なし) |
採用データ
| 新卒採用数(2024年度) | 166人 |
| 総合職(事務系+技術系+デジタル系) | 約20人 |
| エキスパート職(駅務・乗務・技術系) | 約140人 |
| 推定倍率(総合職) | 100倍以上 |
| 選考プロセス | ES → 適性検査 → 面接2〜3回 |
首都圏鉄道会社比較
| 東京メトロ | JR東日本 | 東急 | |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 4,078億円 | 約2.6兆円 | 約1.1兆円 |
| 営業利益率 | 21.3% | 約10% | 約8% |
| 平均年収 | 795万円 | 約720万円 | 約740万円 |
| 新卒採用数 | 約166人 | 約1,500人 | 約150人 |
| 非運輸比率 | 約13% | 約40% | 約65% |
| エリア | 都心地下鉄 | 関東+東北+新幹線 | 渋谷〜神奈川 |
ひよぺん対話
営業利益率21%ってすごいの?
鉄道業界ではダントツのトップ。比較すると——
・東京メトロ: 21.3%
・JR東日本: 約10%
・東急: 約8%
・JR東海: 約35%(新幹線は別格)
JR東海の新幹線を除けば、鉄道事業で利益率21%は異常値と言えるほど高い。理由は「都心の通勤路線だけに特化」しているから。地方の赤字路線がなく、乗客密度が高い。「選択と集中」の結果だよ。
年収795万円って鉄道会社としてどう?
鉄道会社の中では上位クラス——
・東京メトロ: 795万円
・JR東日本: 約720万円
・東急: 約740万円
・JR東海: 約750万円
・都営地下鉄(東京都職員): 約700万円
ただし総合職とエキスパート職で差がある。総合職は30代で800万円以上が見込めるが、エキスパート職は少し低め。それでも離職率1.5%が示す通り、「給与×安定性×福利厚生」の総合力で満足度は高い。
4,078億円の売上ってどのくらい?
身近な数字で比較すると——
・東急の鉄道事業(約1,500億円)の約2.7倍
・日本マクドナルドの売上(約3,800億円)より少し大きい
・東京メトロの1日の売上は約11億円。毎日11億円が改札を通って入ってくる
・時価総額は約1兆3,000億円。楽天グループ(約1.5兆円)に近い規模
「知名度の割に規模が大きい」のが東京メトロの特徴。毎日使っている人も多いのに、企業として見ると意外と大きいことに驚くよ。