東京ガスの仕事内容を知る
「入社したらどんな仕事をするのか」——ガスの製造・供給から、法人向けエネルギーソリューション、電力販売、海外LNG事業まで具体的に解説します。
プロジェクト事例で知る仕事のリアル
大型オフィスビルのコージェネレーション導入
大手デベロッパーの新築オフィスビルにガスコージェネレーションシステム(熱電併給)を提案・導入。ガスで発電しながら排熱を冷暖房に活用し、CO2排出量を30%削減。設計から施工、運用保守までワンストップで提供。
電力小売「ずっとも電気」の販売拡大
電力自由化を機に参入した電力小売事業。ガスとのセット割引で顧客を獲得し、300万件超の電力顧客を達成。マーケティング・プラン設計・カスタマーサービスの全体を手掛ける。
米国シェールガス権益の開発・運営
米国テキサス州のBarnett Shaleなどでシェールガスの開発・生産権益を保有。LNGのバリューチェーン上流に進出し、調達の安定化とトレーディング収益を狙う。
ガス導管ネットワークの保守・安全管理
首都圏に張り巡らされた約66,000kmのガス導管の建設・保守・点検。ガス漏れ対応は24時間365日体制。地震時の緊急遮断システムの運用も含む。「安全・安心」を支えるインフラの要。
事業領域の全体像
エネルギー・ソリューション
家庭・法人・公共施設東京ガスの売上の約90%を占める最大セグメント。都市ガスの製造・販売、LNG販売・トレーディング、電力販売、法人向けエンジニアリングソリューションが含まれる。家庭向けはガス・電気のセット販売、法人向けはコージェネレーション・地域冷暖房・省エネ提案。
ネットワーク
首都圏全域東京ガスネットワーク(子会社)が担当。約66,000kmのガス導管の建設・保守・安全管理。2022年のガス事業法改正で導管部門が法的分離され、独立した事業体として運営。地震対策・老朽管の更新・スマートメーターの導入が主要テーマ。
海外事業
各国のエネルギー企業・政府米国シェールガス権益、豪州のLNG事業、東南アジアのエネルギーインフラ投資など。LNGバリューチェーンの上流から中流までをカバーし、調達の多様化と収益拡大を図る。2025年3月期の海外セグメント売上高は2,354億円(前期比+29.9%)で急成長中。
都市ビジネス(不動産)
企業テナント・住宅購入者旧ガス施設跡地を活用した不動産開発。新宿パークタワー(パークハイアット東京が入居)が代表例。エネルギー×まちづくりの融合を目指し、スマートシティ構想にも参画。
ひよぺん対話
東京ガスの営業って何を売るの?ガスの契約を取りに行く飛び込み営業?
飛び込み営業のイメージとは全然違う。東京ガスの営業は大きく2種類ある。
家庭向け営業:ガス+電気のセット販売、ガス機器(給湯器・コンロ)の提案、リフォーム提案。ただしこれは東京ガスリビングライン(グループ会社)が主に担当。
法人向け営業:大手デベロッパー、工場、商業施設にコージェネレーション(熱電併給)や地域冷暖房システムを提案する仕事。1案件で数億〜数十億円規模の提案になることもある。ビルの設計段階から入り、エネルギー効率の最適化を提案する。これは「エネルギーのコンサルティング営業」と呼べる仕事だよ。
技術系と事務系で仕事は全然違う?
かなり違う。技術系は導管の設計・施工管理、ガス製造プラントの運転・保守、コージェネシステムの設計など「モノを作る」仕事がメイン。事務系は法人営業、マーケティング、経営企画、海外事業開発など「ビジネスを作る」仕事。ただし技術系でも入社数年後に企画やマーケティングに異動するケースはあるし、事務系でもガスの基礎知識は入社後に学ぶ。「理系じゃないと仕事にならない」ということはないよ。
海外の仕事もできるの?
できるけど、ポジションは限られる。海外事業部門は東京ガスの中でも精鋭が集まる部門で、米国・豪州・東南アジアのLNG権益管理やエネルギーインフラ投資を担当する。英語力+財務分析力が求められる。入社後すぐに海外に行けるわけではないけど、国内で実績を積んでから海外に出るルートはある。2025年3月期の海外売上は2,354億円で前年比30%増と急成長しているから、今後ポジションは増えるはずだよ。