📊 数字で見るTHK
売上3,528億円・LMガイド世界50%シェア・採用文理半々——「世界の精密機械の縁の下の力持ち」の実力を数字で確認する。
知っておきたい数字
セグメント別売上構成(FY2024・12月期・推定)
工作機械・半導体装置・ロボット・産業機械向け直動部品。主力事業
自動車サスペンション・ステアリング向け球面軸受・ロッドエンド
ロボット関節・半導体装置・医療機器向け精密軸受。高利益率
モジュール製品・電動シリンダー等。成長中
※ IFRS基準。セグメント別公開データは「産業機器・輸送機器・その他」の区分のみ。比率は同社開示資料および業績説明会資料より推定。
給与・待遇
| 平均年収 | 608万円(有価証券報告書、2024年12月期) |
| 初任給(学部・高専専攻科卒) | 月260,000円(2025年実績) |
| 初任給(修士卒) | 月282,000円(2025年実績) |
| 初任給(博士了) | 月318,000円(2025年実績) |
| 賞与 | 年2回(業績連動) |
| 主な勤務地 | 東京都品川区(本社)、埼玉・岐阜(工場・R&D) |
| 住宅 | 社宅・独身寮(品川区ほか) |
※ 平均年収は有価証券報告書(2024年12月期)単体従業員4,076名の平均。
採用データ
| 新卒採用数(2025年卒) | 約48名(技術系22名・営業管理系26名) |
| 文理比 | 理系約46%・文系約54%(営業管理系多い) |
| 採用倍率(推定) | 約20〜30倍 |
| 主な採用学科 | 機械・材料・電気・化学・情報(理系)、経営・外国語(文系) |
働き方データ
| 平均残業時間 | 月15〜20時間程度 |
| 主な勤務地 | 東京都品川区(本社)、埼玉・岐阜・海外子会社 |
| 従業員数(単体) | 4,076名(2024年12月末) |
| 従業員数(連結) | 13,268名(2024年12月末) |
業績推移(直近3期・12月期・IFRS)
| FY2022 | FY2023 | FY2024 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,584億円 | 3,521億円 | 3,528億円 |
| 営業利益 | 362億円 | 237億円 | 173億円 |
| 営業利益率 | 10.1% | 6.7% | 4.9% |
※ FY2022がピーク。FY2023-24は半導体・一般産業の設備投資低迷で収益性が低下。FY2025(12月期)は純利益72.4%増と回復基調。
精密直動部品主要企業比較
| THK | NSK(日本精工) | JTEKT | |
|---|---|---|---|
| 主力製品 | LMガイド・ボールねじ | 転がり軸受・ステアリング | 軸受・工作機械・ステアリング |
| 売上高 | 3,528億円 | 約8,400億円 | 約1.7兆円 |
| LMガイドシェア | 世界50%・国内70% | 2位(THK追随) | 非主力 |
| 平均年収 | 608万円 | 約700万円 | 約700万円 |
| 本社 | 東京都品川区 | 東京都渋谷区 | 大阪府大阪市 |
※ NSK・JTEKTは各社の有価証券報告書より推定。
ひよぺん対話
営業利益が前年比27%減って大丈夫?
短期的には厳しい数字。FY2024の営業利益173億円(前年比▲26.8%)は半導体・一般産業の設備投資低迷が直撃した影響。ただしFY2025(12月期)は回復の見込みで、純利益が72.4%増という数字も出ている。THKのビジネスは設備投資サイクルに連動するため、不況期と好況期で業績が大きく振れる。長期トレンドとして「半導体・ロボット市場の拡大」は続くから、中長期は問題ない。
年収608万円って安くない?東京本社なのに…
正直に言うと、東京品川本社勤務としては低め。同じグローバルニッチトップのシスメックス(913万円)・ファナック(1,164万円)と比べると差がある。THKは製造業として設備投資が重く、利益率が低いことが年収に反映されている。ただし「精密部品の専門技術」「東京品川本社」「安定した長期雇用」を評価軸にすれば、それなりに満足している社員も多い。
採用規模は?文系でも入れる?
年間採用は約50名(技術系22名・営業管理系26名・2025年卒実績)。文系は約半数の26名が採用されており、技術営業・マーケティング・管理系が中心。文理比がほぼ半々なのはTHKの特徴。理系は機械・材料・電気・化学系が主。採用倍率は推定20〜30倍程度。規模が小さい分だけ「LMガイドへの熱意」を前面に出した志望動機が差別化になる。