👔 働く環境とキャリアパス——TBS

日曜劇場の制作現場から赤坂再開発の事業開発まで。テレビ局の中で最も「仕事の幅」が広いTBSのキャリアを正直に解説する。

キャリアステップ

1〜3年目

AD / 若手記者——ドラマの王様の現場で鍛えられる

  • 入社後の集合研修→ 配属先でOJT。「まずは現場を知れ」がTBSの文化
  • 制作配属のADは日曜劇場・金曜ドラマ等の制作チームに入り、ロケ・撮影・編集の全工程を体験
  • 報道配属はJNN系列局への出向から始まるケースが多い。地方で取材の基礎を叩き込まれる
  • 2〜3年でディレクターに昇格するのが目安。ここが最初の関門
4〜7年目

ディレクター / 主任——日曜劇場の演出を任される

  • 制作: コーナーの演出→エピソードの演出へ。日曜劇場の1エピソードを演出するのはディレクターとしてのハイライト
  • 報道: 専門部に配属。政治部・社会部で「自分の取材領域」を持つ
  • 営業: 主要スポンサーの担当として、ドラマの強さを武器に営業を展開
  • 部署異動で制作→編成、報道→デジタルなど、キャリアの幅を広げる人もいる
8〜15年目

プロデューサー / デスク——番組を「率いる」立場に

  • 制作: プロデューサーとして日曜劇場・金曜ドラマの企画・キャスティング・予算管理を統括
  • 報道: デスクとして『news23』『報道特集』の構成を決定
  • 事業開発: 赤坂再開発プロジェクトや新規事業の立案に関わるポジションも
  • 管理職としてチームマネジメントの責任を担う
16年目〜

局長 / 役員——テレビ局と事業グループの経営

  • 局長: 制作局・報道局・営業局などの組織トップ
  • 執行役員: TBSテレビ / TBSホールディングスの経営判断に参画
  • TBSはライフスタイル事業・不動産事業も持つため、「テレビ局の経営」を超えた事業経営に携われる
  • TBS出身者の転職・独立はドラマプロデューサー、映画制作、コンテンツ企業が多い

研修・育成制度

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新入社員研修

約1ヶ月の集合研修。テレビ局の仕組み、放送倫理、番組制作実習を学ぶ。同期でミニ番組を制作するグループワークが恒例。

🤝

OJT

配属後は先輩社員がマンツーマンで指導。日曜劇場の現場でOJTを受けられるのはTBSならでは。「見て覚える」徒弟制の文化が残る。

🎓

研修プログラム

映像制作、デジタルマーケティング、経営・マネジメント研修など。社外セミナーへの参加補助制度もある。

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部署異動

3〜5年ごとの部署異動がTBSの文化。制作→営業→編成→事業開発と多角的な経験を積む。不動産やライフスタイル事業への異動もゼロではない。

向いている人 / 向いていない人

向いている人

  • 「ドラマが好き」の一歩先にいる人——日曜劇場に関わりたいなら、「なぜTBSのドラマが面白いのか」を構造的に語れることが大事
  • 「本気で面白いもの」を追求したい人——『水曜日のダウンタウン』のような独自性のある企画は、「常識を疑う」思考から生まれる
  • 多角的な事業に興味がある人——テレビだけじゃなく、不動産・化粧品・学習塾…TBSの事業の幅広さに魅力を感じる人
  • チームで成果を出せる人——テレビは究極のチームワーク。特にドラマ制作は数十人〜100人規模のプロジェクト
  • 体力がある人——制作・報道は深夜・早朝・週末の勤務が日常。体力は絶対条件
⚠️

向いていない人

  • ワークライフバランス最優先の人——ドラマの撮影中は週6日稼働が基本。「決まった時間に帰りたい」人には厳しい
  • 安定・ルーティン志向の人——テレビの仕事は「毎日違う」のが特徴。予定通りにいかないことが当たり前
  • テレビに興味がない人——当たり前だけど「テレビを見ない」「テレビの未来に興味がない」人は入社しても辛い
  • 指示待ちタイプの人——テレビ局は「自分から動く」文化。受け身では何も始まらない

ひよぺん対話

ひよこ

TBSの残業ってどのくらい?日曜劇場の制作は地獄?

ペンギン

日曜劇場の制作チームは撮影期間中は週6日稼働が基本。ロケが入れば早朝4時集合もあるし、編集は深夜に及ぶこともある。月80〜100時間の残業も珍しくない。ただし撮影が終われば休めるし、クール間の休暇は取りやすい。一方で営業・編成は月30〜50時間程度で比較的安定。「ドラマを作りたい」という情熱がないと耐えられない環境だけど、「自分が作ったドラマで日曜の夜に日本中が盛り上がる」体験は何物にも代えがたい。

ひよこ

不動産部門に配属されることってあるの?

ペンギン

新卒でいきなり不動産部門は少ないけど、ゼロではない。TBSホールディングスの不動産・事業開発部門はテレビ局出身者と不動産業界からの中途が混在している。新卒としてはまず制作・報道・営業で「テレビの仕事」を覚え、その後異動で事業開発に移るのが現実的なルート。赤坂エンタテインメント・シティの完成(2028年)に向けて事業開発のポジションは増えているから、「テレビ×不動産に興味がある」と面接で語るのはTBSならではの差別化ポイントになるよ。

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